そんなこと、ありませんか?
そういう時に「水が足りない!」と、水をがぶがぶ沢山飲んでしまっていませんか?
ご注意ください。口の渇きと体の渇きは別物です。
言い換えると、体に水が溜まっている時にも、口には渇きが出る場合もあるのです。
水が溜まっているのに摂りすぎてしまうと、余計に水が溜まり、さらに口が渇く悪循環に陥ってしまいます。
だからといって、水分不足で喉が渇いている時に我慢すると脱水を起こしてしまうし…
どう区別すれば良いのでしょう?
まずは、口に水を含んで軽くうがいをしてみて下さい。
それでもまだ水が飲みたいですか?
水をあまり飲まなくても渇きが気にならなくなるようなら、あなたの体には水が溜まっているかもしれません。
(※ジュースなど味のついたものは、喉が渇いていなくても美味しくてがぶがぶ飲んでしまうので渇きの確認に使うのは控えましょう)
余分な水が体に溜まっていると、肌がくすみ、むくみが出やすくなり、口の中もむくむので口内炎もできやすくなります。また、溜まってしまった余分な水分はめまいや冷え、関節の痛みも呼んできます。
水分補給は大切ですが、一度に摂りすぎず小分けに少しずつ摂るようにしましょう。
漢方薬では、必要な水分は奪わず体に溜まった余分な水を排出させるような働きのものを用いたり、唇が荒れてしまっている時には、「紫根」という、やけどの時にも肉芽形成してくれる修復能力の高い生薬入りのリップクリームもお勧めです。
季節の変わり目は、気温差などで体に疲れや水がたまりやすくなります。
特に女性の方は環境の変化に敏感で体が堪えやすいので、軽い運動、身体を温める食事を取り入れてゆったりお過ごしください。