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気管支ぜんそくは、東西どちらの医学によっても治療のむずかしい疾患の一つです。 近年は西洋医学では抗アレルギー剤、気管支拡張剤、ステロイド剤の吸入の普及により、発作を軽減することは比較的可能になっています。 漢方薬は発作を止めるだけでなく、気管支の攣縮(れんしゅく・・・刺激を受けた筋肉が興奮して収縮する状態)を起しやすいような身体のひずみをも治して根治につなげるように働きます。 現在、日本におけるぜんそくの漢方治療は漢方薬のみで行う(小児には特に有効)場合と、西洋薬との併用療法を行う場合があります。 併用する理由としては、西洋薬の優れた点と漢方薬の優れた点を組み合せるという考え方で両者は、相反することなく、相互補完の型で運用することが可能です。 | 体格・体質 | 代表的な処方と症状 |
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実 証 ↑ ↓ 中間証 ↑ ↓ 虚証 | - 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)・・・呼吸困難があり、発作中に汗をかく
- 神秘湯(しんぴとう)・・・咳と喘鳴呼吸困難が激しく、起坐呼吸となる
- 柴朴湯(さいぼくとう)・・・肩がこり、のどがつまる感じがあり、喘鳴、せきがある
緩解期に用いられることもある - 五虎湯(ごことう)・・・麻杏甘石湯証でさらに咳が激しい、小児に用いられることが多い
- 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)・・・呼吸困難がはげしく、ときに咳を伴い、うすい泡のような痰が出る。小児に用いられることが多い
- 越婢加半夏湯(えっぴかはんげとう)・・・激しく咳きこんで苦しがり、最後に吐く
- 甘草麻黄湯(かんぞうまおうとう)・・・発作時に頓服的に用いてもよい
- 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)・・・体力が落ちこんだ人のぜんそくで呼吸困難、喘咳がひどく、顔色が悪い
- 麻黄細辛附子湯(まおうさいしんぶしとう)・・・体力がひどく落ちこみ、冷えがある人のぜんそくに用いられる。背中を寒がる傾向がある。
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