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身近な漢方 -不安神経症 ヒステリー-

社会生活が複雑になり、人々は環境からストレスを受け、心因的に負担が増えています。
そして社会環境への適応がうまくできなくなった状態が神経症です。
神経症になると身体的には、自律神経失調症状が出現して、心悸亢進(動悸)、頭痛、手のふるえ、息苦しい、嘔気、食欲不振、下痢、便秘、めまい、冷汗等があり、精神的には、不安、不眠、焦燥、抑うつ等がみられます。
これら症状によって、心気症、不安神経症、ヒステリー、強迫神経症、等に分けられます。神経症とヒステリーは、かなり病態が異なるものですが、漢方で治療する場合は、現代医学的な厳密な診断によって両者を区別する必要はありません。

体格・体質代表的な処方と症状

実 証






中間証




虚 証

  • 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)・・・体力があり、イライラして怒りっぽく、眠れない、便秘、のぼせが強い。
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・のぼせ気味でイライラして怒りっぽい。
  • 柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)・・・体力が中等度以上で、精神不安、不眠、怒りやすい、驚きやすい。
  • 抑肝散(よっかんさん)・・・神経過敏で興奮しやすく、怒りやすい、イライラして眠れない。
  • 四逆散(しぎゃくさん)・・・抑うつ傾向が強く、不安感があり、イライラする。
  • 苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)・・・腹部から胸に何かが突き上がってきて苦しい、ヒステリー症状に応用される。
  • 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)・・・体力が低下した人で神経過敏、不安、不眠を訴え、生あくび多い。
  • 帰脾湯(きひとう)・・・顔色が悪く、貧血傾向でクヨクヨと取り越し苦労、動悸がある。

お問い合わせはこちらまで
072-277-6495

更新日:2010/01/27


身近な漢方 -口内炎-

口内炎には急性と慢性に分かれます。原因は義歯など歯牙の問題、飲食物などの温熱的・化学的刺激、口腔の清浄不備と全身症状の分症などが原因で発症する疾患で、知覚過敏、自発痛、灼熱感などの症状を伴っています。

治療は全身疾患(例えばベーチェット病など)他に原因のある場合は原因治療を行いますが、ベーチェット病に伴うものはその治療は困難です。一般の口内炎は、すぐに治癒する場合は別にして、少々程度の強いものや再発をくり返すものでも漢方が奏効することが多い疾患です。

体格・体質代表的な処方と症状

実 証




中間証






虚 証

  • 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)・・・便秘があり、みぞおちがつかえる、イライラタイプに多い。
  • 葛根黄連黄ゴン湯(かっこんおうれんおうごんとう)・・・頚の後ろが張り、汗をかきやすい。
  • 涼膈散(りょうかくさん)・・・痛みが強く、再発をくり返す。
  • 清熱補気湯(せいねつほきとう)・・・口舌乾燥し、つるつるになり、発熱口渇するもの。
  • 温清飲(うんせいいん)・・・冷えのぼせや皮膚がカサカサしているタイプに多い。
  • 甘草湯(かんぞうとう)・・・痛みが激しく食事もできない時に頓服として用いる。
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・皮膚及び粘膜の炎症や荒れによく用いられる。
  • 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)・・・アレルギー体質で腹部をくすぐったがるタイプに用いられる。
  • 甘草瀉心湯(かんぞうじゃしんとう)・・・平素胃が弱く、下痢や神経症状を伴うタイプに用いられる。
  • 黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)・・・再発しやすく、口・唇にも潰瘍が広がる場合。

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更新日:2009/12/25


身近な漢方 -小児虚弱体質-

虚弱体質という名称は正式の医学用語にはありませんが、実際には虚弱な子供はよくみられます。

症状は年齢によって異なり、乳児期では気質が弱く、ゼロゼロがあり感冒にかかりやすい、また、皮膚がかぶれやすくジクジクする。胃腸が弱く、下痢や便秘をしやすいなどの症状がみられ、体質的には滲出性体質、アレルギー体質といわれます。
幼児期では乳児期の気管や皮膚の弱さが残り、また扁桃腺炎やリンパ腺炎、感冒、中耳炎をよく起こします。
学童期には朝起きにくく、頭痛、腹痛をくりかえす子や、めまい、立ちくらみ、車に酔いやすいなどの自律神経失調症状(起立性調節障害と言われます)が目立ってきます。疲れやすく、時には化膿性疾患−麦粒腫(ばくりゅうしゅ=ものもらい)霰粒腫(さんりゅうしゅ)などをくりかえす子供もみられます。

漢方には適切な処方を選ぶことにより、虚弱な子供を丈夫にする効果があります。

体格・体質代表的な処方と症状


実 証


虚 証

  • 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)・・・扁桃腺がはれて、よく高熱をだすタイプ。
  • 抑肝散(よっかんさん)・・・ちょっとしたことでおこりだす利かん気なタイプ。
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)・・・のぼせやすく、鼻出血を起こすこともある。腹部をさわるとくすぐったがる。
  • 六君子湯(りっくんしとう)・・・食が細い、食欲はあるが食卓に向うと食べられない。
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)・・・疲れやすく、頭から上に汗をかきやすい。
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう)・・・お腹が弱くすぐ下痢をする。顔色が悪く疲れやすい。夜尿症や夜泣きをする子供にも適している。
  • 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)・・・のぼせやすく、汗をかきやすい。蚊にさされたあとなどジュクジュクする。
  • 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)・・・皮膚もお腹も弱い。下痢をする。

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更新日:2009/10/27


身近な漢方 -打撲症・むちうち症-

本症は、発症してすぐには、さしたる症状がなくも、時間がたってから様々な後遺症があらわれることが少なくありません。
そして後遺症の方が重大である場合も多いものです。

打撲症は内出血を伴うことが多く、季節の変わり目に痛んだり、腫れたり…という症状を残すことが多いのですが、漢方ではこの打撲によって生じる体の変調をお血(おけつ…血液とリンパのうっ滞)と考え、それを改善する駆お血剤を使用します。

早期に駆お血剤を服用すると、打撲時による痛みや内出血を改善し、予後、後遺症を未然に防ぐことが出来ます。
又、むちうち症も早期に駆お血剤を服用すること(により、後遺症が全く出現しない事などはよく経験することです)が大切ですが、項背部のこりやこわばりが残った時や、全身の筋肉や関節の痛みがある場合も、適応する薬方を選ぶことにより、改善されやすくなります。

体格・体質代表的な処方と症状


実 証


中間証

  • 葛根湯(かっこんとう)・・・項背部のこりやこわばりがあるとき
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)・・・むちうちの初期に用いることが多い。のぼせ、便秘がある
  • 通導散(つうどうさん)・・・打撲の初期に用いる。のぼせ、便秘がある
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・・・上記の処方よりは、やや中間症に用いられる
  • 桂枝二越婢一加朮附湯(けいしにえっぴいちかじゅつぶとう)・・・全身の筋肉や関節の痛む時に用いられる
  • 治打撲一方(ちだぼくいっぽう)・・・打撲、むちうちの専用薬方である
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・突発的打撲や事故などで、精神の強度の動揺にに用いられる
  • 桂枝去桂加茯苓朮湯(けいしきょけいかぶくりょうじゅつとう)・・・頚のうしろがこり、尿の出が悪い場合、汗の出る気配がない時

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更新日:2009/08/26


身近な漢方 -皮膚そう痒症(皮膚のかゆみ)-

本症は、湿疹やジンマシンなど原因となる皮膚の疾患がないのに、かゆい状態があるものをいいます。
かゆみの程度は軽く皮膚を叩いてがまんできる程度のものから、激しいかゆみのために夜も眠ることが出来ないという激しいものまで様々ですが、皮膚が枯燥(こそう…乾燥している状態)していること以外には、これといった明らかな異常は認められない状態をいいます。

なお、全身性の疾患や薬の副作用でかゆみを生じることもありますから、注意が必要です。
本症は適方を服用すると比較的早く治るもので、早ければ2週間〜4ヵ月位で、軽快又は治癒するのが平均的です。
尚、各処方はアトピー性皮膚炎にも応用することも多いです。

体格・体質代表的な処方と症状
実 証


中間証


虚証
  • 消風散(しょうふうさん)・・・かゆみが激しい、分泌物がある。
  • 茵陳蒿湯(いんちんこうとう)・・・夜間にかゆみが激しい、便秘傾向がある。
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)・・・のどが渇く、身体が熱く感じる。
  • 白虎加桂枝湯(びゃっこかけいしとう)・・・白虎加人参湯にのぼせが加わったタイプ。
  • 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)・・・皮膚に何の異常もないが、かゆみが激しい。
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・顔がほてり、出血傾向がある。
  • 温清飲(うんせいいん)・・・皮膚が渋紙色であることが多い、乾燥がひどい。
  • 当帰飲子(とうきいんし)・・・皮膚が乾燥して、かゆみが激しい、老人性皮膚 痒症に特に有効。
  • 真武湯(しんぶとう)・・・体力がなく、寒がりで冷え症である、頑固なかゆみがある、クラッとするめまいを伴うことが多い。

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更新日:2009/07/28


身近な漢方 -気管支ぜんそく-

気管支ぜんそくは、東西どちらの医学によっても治療のむずかしい疾患の一つです。

近年は西洋医学では抗アレルギー剤、気管支拡張剤、ステロイド剤の吸入の普及により、発作を軽減することは比較的可能になっています。

漢方薬は発作を止めるだけでなく、気管支の攣縮(れんしゅく・・・刺激を受けた筋肉が興奮して収縮する状態)を起しやすいような身体のひずみをも治して根治につなげるように働きます。

現在、日本におけるぜんそくの漢方治療は漢方薬のみで行う(小児には特に有効)場合と、西洋薬との併用療法を行う場合があります。
併用する理由としては、西洋薬の優れた点と漢方薬の優れた点を組み合せるという考え方で両者は、相反することなく、相互補完の型で運用することが可能です。

体格・体質代表的な処方と症状
実 証


中間証


虚証
  • 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)・・・呼吸困難があり、発作中に汗をかく
  • 神秘湯(しんぴとう)・・・咳と喘鳴呼吸困難が激しく、起坐呼吸となる
  • 柴朴湯(さいぼくとう)・・・肩がこり、のどがつまる感じがあり、喘鳴、せきがある
    緩解期に用いられることもある
  • 五虎湯(ごことう)・・・麻杏甘石湯証でさらに咳が激しい、小児に用いられることが多い
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)・・・呼吸困難がはげしく、ときに咳を伴い、うすい泡のような痰が出る。小児に用いられることが多い
  • 越婢加半夏湯(えっぴかはんげとう)・・・激しく咳きこんで苦しがり、最後に吐く
  • 甘草麻黄湯(かんぞうまおうとう)・・・発作時に頓服的に用いてもよい
  • 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)・・・体力が落ちこんだ人のぜんそくで呼吸困難、喘咳がひどく、顔色が悪い
  • 麻黄細辛附子湯(まおうさいしんぶしとう)・・・体力がひどく落ちこみ、冷えがある人のぜんそくに用いられる。背中を寒がる傾向がある。

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更新日:2009/06/15


身近な漢方 -メニエル症候群-

メニエル病は内耳の障害によって起こる特定の疾患を指しますが、ここではもう少し幅広く考え、めまいを主訴とする一連の症候群を、メニエル症候群として扱いたいと思います。

狭義のメニエル病に限らず、めまいは現代医学的には大変治しにくい症状の一つに数えられていますが、漢方では水毒(水分のバランス)によってもたらされる症状の一つと考え、水分を調整することにより、かなりの成績をあげています。しかし、メニエル病ともなると、漢方にとっても短時日では軽快しない場合も少なくありません。

めまいは大きく三つのタイプに分けられ、適応する漢方が異なります。

 (1)天井や周囲がグルグル回る回転性めまいのタイプ。
 (2)急に立ち上がったり顔の角度をかえると一瞬目の前が暗くなる・・・いわゆる立ちくらみのタイプ。
 (3)歩いている時突然クラッとする、まっすぐ歩いているつもりでも、ひとりでに曲がってしまうタイプ。

しかし、実際には(1)と(3)の両方の自覚症状をもつ場合も多いことから、表の下記のように兼用で用いることもあります。

体格・体質代表的な処方と症状
中間証

虚証
  • 五苓散(ごれいさん)・・・のどが渇き、水をよく飲むが尿の出が悪い。
  • 沢瀉湯(たくしゃとう)・・・回転性のめまいで、発作的に天井がグルグル回り吐く。
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅくかんとう)・・・夜、急に立ち上がったり、顔を上げた時に起こるめまい。立ちくらみしやすい。
  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)・・・みぞおちがつかえやすく、ふらつく。
  • 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)・・・めまいに頭痛を伴うのが特徴。胃腸が弱い。
  • 真武湯(しんぶとう)・・・歩いている時に突然クラッとする、又は、座っていてもフラッとして地震でもあったかと錯覚するタイプのめまい。
  • 沢瀉湯と真武湯の交互服用・・・回転性のめまいの合間にクラッとする場合に多く用いられる。

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更新日:2009/05/27


身近な漢方 -浸出性中耳炎(反復性中耳炎)-

浸出性中耳炎には主に小児や老人の鼓膜腔に浸出液がたまって、難聴、耳鳴り、耳閉感などの症状が生じる疾患です。最近増加傾向にあり、原因として、細菌説、アレルギー説がありますが、十分解明されていません。
生命にかかわるわけではありませんが、小児の場合、言語の発達を遅らせる原因となることもあり、何回もくりかえしたり、治りが遅かったりすると耳に障害を起すこともあります。

西洋医学の治療では、まず抗生物質や抗アレルギー剤による薬物療法が行われます。それでも貯留液が減らない場合、鼓膜切開により外科的に液の排除を行ったり、反復例では、チューブを入れたり、アデノイド切除を行うこともあります。

漢方では、浸出性中耳炎は水毒と関連していると考えられ、利水剤が用いられ、又、慢性期に入ると柴胡剤が用いられます。浸出液は早期に減少し、また再発を防ぐ効果や、体質的に感冒にかかりにくくなるなど、体力もついてきます。

体格・体質代表的な処方と症状
中間証

虚証
  • 柴苓湯(さいれいとう)・・・頚部リンパ節炎、耳下腺炎、腎疾患などに用いられます。浸出性中耳炎には最も頻用されています。汗をかきやすい、口が渇くなども目標とされています。
  • 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)・・・扁桃炎から中耳炎を起こす場合に用いられます。
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)・・・感冒にかかるとすぐ中耳炎を起こす場合に用いられます。膿汁の出る時は桔梗を加えると治りやすい。
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)・・・アレルギー性鼻炎を伴った浸出性中耳炎に有効です。
  • 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)・・・黄耆は水毒を去る効果があり、水痘、浸出性中耳炎に有効です。
  • 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)・・・胃腸の虚弱な浸出性中耳炎に用いられます。
  • 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)・・・排膿しないで耳閉感のある慢性中耳炎に有効です。
  • 千金内托散(せんきんないたくさん)・・・上記に同じですが、より体力のない場合に用いられます。

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更新日:2009/04/07


身近な漢方 -不妊・不育症-
不妊、不育症(習慣性流産)を治す治療は、西洋医学の立場からも行なわれ、多くの実績をあげています。
が、漢方医学では、不妊、不育症に対するアプローチの仕方が西洋医学とは異なっています。

常に身体全体を総合的にとらえて、その母体作りを重視するという考え方が基本です。

例えば脾胃(今日の胃・膵臓・脾臓をさす)が弱ければ、まず脾胃を元気に、冷えがきつければ、冷えの原因から治していくという考えです。

従って、西洋医学で成功しなかった不妊、不育症の方が漢方薬を服用することによって妊娠したり、流産を繰り返していた方が無事出産を迎えることが出来るのは、しばしば経験することです。

また、本症は女性側に原因がある場合と、男性側に原因がある場合とがありますが、漢方は双方の治療が可能です。

体格・体質代表的な処方と症状
中間証

虚証
  • 折衝飲(せっしょういん)・・・月経痛がきつい
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・・・冷え・むくみがある。不妊症の基本薬であるが、不育症にも用いられる。
  • 温経湯(うんけいとう)・・・夜、床に入ると手がほてって寝苦しい。
  • 当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)・・・月経不順があり、胃腸に弱い。
  • 当帰散(とうきさん)・・・流産しやすい。不育症に用いられる。
  • 六君子湯(りっくんしとう)・・・胃が弱く食欲がない時などに胃腸を元気にし、妊娠しやすくなる。

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更新日:2006/10/25


身近な漢方 -かぜの漢方薬-
かぜは最もありふれた病気ですが、現代医学では、かぜのウイルスの治療薬はないのです。ですから二次感染を防ぐ抗生物質、対処療法としての解熱鎮痛剤、鎮咳剤、去痰剤、抗ヒスタミン剤などが使われますが、かぜそのものを治せず、胃腸障害などの副作用を伴うことも多いので、かぜの初期の乱用について問題になっています。

漢方では、すでに2000年近くも前から、かぜそのものを初期から治す処方が数多く考案されています。初期に用いるものから、こじらせてすっきりしない場合、咳のみが残る場合などの処方もあります。ただ、十分に証を見きわめ、ずばりの処方を考えないと、全く好転しないばかりか、かえって悪化することもあります。その代わりに証に合った適方ならば、かぜの初期なら服用後20〜30分で正常に戻る事も多いのです。

【考え方】
平常より体力があるタイプと疲れやすいタイプで処方が異なります。又、初期に用いられる漢方と中期に用いられる漢方とは全く異なりますので、病期を見きわめることが大切です。その他表にあるように、他の小さな症状もヒントになります。

病期虚実代表的処方と症状

初期に
用いられる
処方

実証

虚実
中間証

虚証

  • 麻黄湯(まおうとう)→頭痛、発熱、さむけがあり、身体の節々が痛い、汗が出ない
  • 葛根湯(かっこんとう)→頭痛、発熱、さむけがあり、首のうしろがこる、汗が出ない
  • 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)→頭痛、発熱、さむけがあり、のどが痛い、汗ばんでいる
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)→頭痛、発熱、さむけがあり、咳、くしゃみ、鼻水が出る
  • 升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)→頭痛がひどい
  • 参蘇飲(じんそいん)→咳が多く、嘔気がする
  • 桂枝湯(けいしとう)→頭痛、発熱、さむけがあり、鼻がぐずつく、汗ばんでいる
  • 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
    →頭痛、発熱は少なく、流れるような鼻水や、暁方の咳がある
  • 麻黄細辛附子湯(まおうさいしんぶしとう)
    →頭痛、発熱は少なく、のどが痛く、背中がゾクゾクする
中期に
用いられる
処方

実証

虚実
中間証

虚証

  • 小柴胡湯(しょうさいことう)→発熱で寒気が交互に来る。微熱の時もある。口が苦い
  • 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)→咳、痰が多い、口がかわく
  • 五虎湯(ごことう)→小児の咳に用いられる
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)→微熱がひかない、節々に軽い痛みがあることもある
  • 竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)→他の症状は消失したが、咳、痰のみが残る
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)→すっきりと治らず、しんどい
  • 桂枝厚朴杏仁湯(けいしこうぼくきょうにんとう)→他の症状は消失したが、咳、痰が残る

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更新日:2006/01/27


不眠症に漢方を
ストレスの多い現代社会では、不眠に悩んでおられる方が案外多いですね。ぐっすり気持ちよく眠れた朝は、疲れもとれ、意欲も湧きます。漢方で不眠症を治しませんか?体質によって、処方は異なります。ご相談下さい。
更新日:2005/08/28


秋の花粉症に漢方を
春のスギ、ヒノキの花粉症は有名ですが、秋も花粉症で悩んでおられる方が多くなりました。眠くならず、症状が楽になる、漢方をお勧めします。体質、体格、症状によって、処方は異なります。ご相談下さい。
更新日:2005/08/28


夏ばてに漢方を
暑かった夏も峠を越えたようですね。でも夏の間、頑張りすぎたり、冷たいものを摂りすぎたり、冷房で身体を冷やしすぎたりして、体調が優れない方、食欲が減退してしまった方に、よく効く漢方があります。症状によって処方が異なります。
ご相談下さい。
また疲れがきつい時「薬膳」をお勧めします。
生の薬用人参、クコの実、陳皮、鶏肉を1時間くらい煮込むのです。効果があります。
更新日:2005/08/28