脂漏性湿疹は、日常よくみられる疾患です。
頭部、眉毛部、鼻や口の周りなどに紅斑と落屑(表皮の表面細胞がフケのように落ちること)がみられる疾患で(頭部に出現した場合は脱毛も伴います)、原因は皮脂成分の一つであるトリグリセライドが常在菌のリパーゼにより分解されて刺激性の遊離脂肪酸になり、炎症が起こると言われています。
乳幼児と成人とでは症状や経過が全く異なります。
乳児湿疹は顔面に広く紅斑があり、頭部にも黄色い脂性の痂皮(かさぶた)が付着している場合もあります。乳児は皮脂腺の発達が未成熟のためもあり、スキンケアのみでかなり改善することが多いです。治りにくい時は漢方を用います。
成人型はステロイドや抗真菌剤の外用で一時的によくなっても再発を繰り返し、慢性に経過することが少なくない疾患です。漢方ではその人の体力、体質(陰陽虚実)とともに、患部そのものの特徴的症状を見きわめ、薬方を決定することが大切と考えられています。用いられる薬方は抗アレルギー作用、消炎作用、滋潤作用(皮膚の乾燥を防ぐ)を有しています。
| 体格・体質 | 代表的な処方と症状 |
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実 証 |
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