「不定愁訴」という言葉をご存知でしょうか?
頭重・肩こり・腰痛・いらいら・疲労感・冷え・不眠など漠然とした不快感を伴う自覚症状を訴えても、からだとの異常の関連がはっきりしないものの事を言います。
また、不定愁訴には漢方が効くと良く言われることがあります。
その理由は『体質改善を含む、体全体をよく診られる薬』だからです。
西洋の薬では、頭痛には頭痛薬、風邪には喉・鼻水の薬といったように、
1つ1つに対する症状治療に強い傾向があります。
一方で漢方の場合はその人の体全体を診てタイプに合った薬を処方するため、
効果がピンポイントにはなりません。
そのことからさまざまな症状が出る不定愁訴にも、
多様に対応できる漢方がよいと言われています。
つらい症状を訴えても「検査で異常がないので大丈夫ですよ」「自律神経失調症でしょう」などと言われてしまった事はありませんか?
不定愁訴は万病の源、進行すると様々な具体的な身体疾患を引き起こします。
現代医薬でなかなか症状が解消しなかったり、一度は治っても症状が繰り返される時は、漢方薬を活用するのも1つの方法といえます。
更新日: 2016/03/07 |