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「脳を守る漢方薬」 プロローグ -ボケずに100歳まで生きるために

老化の敵・活性酸素

 さきほど、老化のスピードは遅らせることができると述べました。長い間謎のベールに隠されていた自然老化現象のメカニズムが、この10年の間に、優れた科学者たちの力で明らかにされつつあります。その一つが、そこに「活性酸素」と呼ばれる「悪魔の酸素」が私たちの体を、時間の経過とともに少しずつ分子細胞レベルで酸化し、破壊していくことがわかってきたことです。活性酸素による細胞の分子レベルでの永続的な破壊こそが、自然老化現象の秘密の鍵だったのです。
 誰もが知っていることですが、私たちは酸素がなければ生きていけません。しかし、その重要な酸素が体内に入ると、自動的に、ほんの少しずつ「悪魔の酸素=活性酸素」に変換してしまうのです。さらに、私たちを取り巻くストレス、たとえば紫外線や排気ガスなどの環境ストレス、喫煙や過労などのストレス、あるいは人間関係などの社会的・心理的ストレスが加わると、この活性酸素の発生量がさらに増え、分子レベルでの細胞破壊が加速することになります。そして、ついには私たちの体の構成単位である「細胞死」が起こることになるのです。
 この活性酸素は、むろん脳とも無縁ではありません。むしろ脳こそは、活性酸素の最大の標的といっていいでしょう。脳の自然老化現象の裏側では、「悪魔の酸素=活性酸素」による脳細胞の分子レベルでの細胞破壊が起こっています。分子レベルでの細胞破壊が進行すれば、やがては脳の構成単位である「脳細胞死(脳の神経細胞の死滅)」が起こることになるのです。痴呆症、ことにアルツハイマー病とは、この脳細胞死が加速度的に、急速に起こる病気です。したがって痴呆症を防ぐには、いかにこの活性酸素の攻撃から脳を守るかが問題になってきます。ここでも漢方薬は威力を発揮するのですが、詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」の第4章を御一読ください。

 東洋医学の古典に「医食同源」という言葉が出てきます。薬と食物を区別しないで、そのときの健康状態に合わせて食物、薬草、生薬、漢方薬を摂取することで体調を整え、健康を維持、増進して病気を未然に防ぐという考え方です。
 誰もが罹患する危険のある成人病は、私たちの悪い生活習慣に密接に関係して発病することから、最近では、「生活習慣病」と言われています。が、じつは、痴呆症の発病にも生活習慣が関係しているのです。そこであらためて見直したいのが「医食同源」ということになります。
 私は、この本の中で、脳を始めとする体の老化を防ぐための、三つの東洋医学的手法を提唱したいと思います。これらの手法を的確に用いることによって、生命の存続をつかさどっている中枢システムをコントロールできることを、数々の科学的データをもとに説明するつもりです。この中枢システムは、私たちの体を統率する脳の基本的システムと、脳からからの命令を受けて駆動する生体防御機構との相関によって成り立っていますが、私はこれを「ハイヤー・ナーバス・システム」、略して「HNシステム」と名づけています。「HNシステム」をうまくコントロールできれば、「老化を遅らせる」という人類の夢の一つが、夢ではなくなるはずです。そして、それを可能にするのが東洋医学の方法論であると確信しています。 


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。


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