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「脳を守る漢方薬」 第一章 ボケがここまでわかってきた

日本人の死因の「隠れ一位」は、血管の病気

 脳血管性痴呆の原因となる血管の疾患全般について見ていくことにしましょう。その前に、注意しておかなくてはならないことがあります。
 プロローグで日本人の三大死因に触れましたが、わが国の死因の第一位は、1935年から50年までの16年間は「結核」でした。続いて51年から80年までの30年間は「脳血管障害」が第一位です。そして、81年から現在までの死因の第一位は「ガン」となっています。この場合のガンとは、胃ガンや肺ガンなどといった特定の臓器ガンのことではなく、全身のどこかにガンがあると診断されて死んだ人の総数です。同様に結核の場合も肺結核だけでなく、腸結核や肝臓結核などのすべての結核を合わせ、結核による死亡としています。
 ところが脳血管障害の場合は、脳出血や脳梗塞のような脳の血管の病気だけに限っているのです。心臓や腎臓の血管疾患による死亡は、どういうわけか含まれていません。すなわち、歴代の死因の第一位とされてきた「結核」や「ガン」と「脳血管障害」とでは、それぞれ分類法がまったく異なっているのです。
 仮に、全身のいずれかの部分に結核やガンがある場合を一括して「結核」「ガン」と分類するのがよいとします。そうすると、脳血管障害は全身の血管疾患の一部にすぎないので、心筋梗塞のような心臓の血管疾患や、腎硬化症のような腎臓の血管疾患もすべて合わせなくてはなりません。そして、分類としては「全身の血管疾患による死亡」としなければならないはずです。

 1995年における三大死因を見てみると、第一位はガンになっています。第二位は脳血管障害で、第三位は心疾患なのです。ところが心疾患というのは、ほとんどの場合、心臓の血管障害が原因となっています。
 現在の死因の分類は、全身のどこかのガンと診断されて死んだ人の数をガンによる死亡としていますので、比較するためには、やはり全身の血管疾患による死亡を一つにまとめなくてはおかしなことになります。そうすると、死因の第二位である脳血管障害と第三位の心臓疾患を加えて血管疾患とするだけでも、その死亡数はガンを上回ってしまいます。すなわち、わが国の死因の第一位は血管疾患ということになります。
 さらに、結核が死因の第一位だった1935年に戻って比較してみましょう。ここでは全結核という分類をしていますので、やはり、全血管疾患という分類を行なって比較することにいみがあります。その結果、脳血管障害と心疾患を合わせた死亡数は結核より多いことになります。そうなると、わが国の死因の第一位は、1935年から現在まで、なんと60年以上にわたり「血管疾患」がトップを占めていたということになります。このことが、じつはわが国の老年期痴呆の患者のうち、最も高い比率を占めているのが「脳血管性痴呆」であるということの裏付けにもなっているのです。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。


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