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「脳を守る漢方薬」 第一章 ボケがここまでわかってきた

食生活の変化がもたらしたもの

 脳血管障害の内訳をみると、脳出血などの脳の血管が破れるタイプは減少傾向にありますが、脳梗塞などの脳の血管が詰まるタイプは逆に増加の一途をたどっています。出血タイプの場合は死亡するケースも多いのですが
出血が局所的な場合は、梗塞タイプと同様に脳細胞の壊死により、痴呆を発症することになります。
 脳血管障害が長期間にわたって死因の上位を占めていたのは、欧米にはない日本の疾病構造の特徴が原因となっています。第二次世界大戦以前の日本食は、タンパク質が極端に不足していたために脳の血管がもろくなっていました。さらに、食塩を多く摂る食生活のため、血圧の高い人が多く、脳出血などの脳の血管が破れるタイプの脳血管障害が多発していたのです。
 戦後の日本は、あらゆる面において欧米化されることになりました。食生活も例外ではありません。日本の食卓に肉や卵、牛乳など、良質のタンパク質を含む食品が多くなりました。卵を例に挙げれば、現在の日本では、国民の一人一人が毎日一個ずつ卵を食べている計算になるといいますが、おかげで日本人の脳の血管は弾力性に富み、破れにくくなったといわれています。
 また、冷蔵庫の普及によって新鮮な野菜がいつでも食べられるようになり、漬物などの塩蔵品をとる頻度が減り、高血圧の予防につながりました。こうした食生活の欧米化が、脳出血などの脳の血管が破れるタイプの疾患を激減させたものと考えられます。
 しかし食生活の欧米化は、よい面だけでなく、日本人の疾病構造の欧米化を推し進めることにもなりました。肉や卵でタンパク質を摂れば、同時に脂肪も摂ることになります。そして、脂肪の取りすぎによる高脂血症や高インスリン血症が原因で、動脈硬化が進行してしまったのです。
 1960年以降の30年間で、日本人の脂肪摂取量は約四倍に跳ねあがりました。つまり、このような生活習慣の変化によって増えてきたのが脳梗塞であり、心筋梗塞、虚血性疾患なのです。そして、これらの病気が引き金になって脳血管性痴呆が多発するという構造になっています。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。


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