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「脳を守る漢方薬」 第3章 老化の原因は「活性酸素」だった

私たちの体には「生体防御システム」が備わっている

 先ほど、恐ろしい活性酸素に対抗すべく、私たち人間には生まれつきその体内に「防御システム」が備わっていると述べました。たとえば発生率ナンバー1のスーパーオキシド・ラジカルに対しては、SODと呼ばれる誘導酵素が効力を発揮し、この悪魔の酸素をほぼ完璧に消去します。また、ビタミンCやビタミンE、カタラーゼなど種々の「スカベンジャー」が活性酸素・ヒドロペルオキシドの消去に有効なものも、防御システムの一環です。スカベンジャーとは「清掃者」を意味します。
 以上のことから、活性酸素の猛威から身を守る、つまり老化を防ぎ、痴呆症にならないためには、体内の活性酸素防御システム(抗酸化・防御システム)をより強固なものにすればよいという結論が導かれそうです。まさにそのとおりなのです。
 では、どのようにすればこの防御システムを高めることができるのか-まさにその点こそ、この本の最大のテーマなのですが、内容は次の章までお待ちください。その前に、ここでは、私たちに備わっている、あらゆる疾患に対する防御システム全般についてお話しておきたいと思います。
 私は、この生体防御システムを、その作用メカニズムにより4つに区分し、それぞれ「中枢神経防御システム」「自律神経防御システム」「内分泌防御システム」「免疫防御システム」と呼んでいます。

 第一のシステム、「中枢神経防御システム」とは、脳と脊髄を中心にして全身に広がっている情報伝達ネットワークを使って、ある意味において意識的(随意的)に生体を守るシステムです。つまり、生活環境のなかで起こるさまざまな現象を正確に認知し、生体にとって危険と判断されるものから意識的に生体を防御するシステムです。たとえば、ガラスの破片が散らばっているところは避けて歩くとか、真夏の直射日光は避けるとか、ハチが飛んできたら逃げるなど、過去の経験や学習から的確に判断して、意識的に身を守るシステムのことです。
 このシステムは「中枢神経系」と「末梢神経系」の2つの情報ネットワークを使って意識的に生体を防御しますが、脳と脊髄からなる中枢神経系は、送られる情報を集積、統合し、過去の記憶などを参考に判断して最終指令を出すところで、すべてのシステムのなかで最上位に位置する最高指令本部になります。そして、この中枢神経系のしもべとなり、外界と全身のあらゆる部位からの情報を本部に忠実かつ迅速に伝え、こんどは逆に、本部からの指令を全身に忠実かつ効果的に伝える連絡網となっているのが末梢神経系ということになります。

 神経防御システムは、電気的信号(活動電位)による伝導と科学的信号(化学伝達物質)による伝達の2つで駆動する仕組みになっていますが、その情報伝達速度は速く、毎秒1メートルほどになっています。つまり、神経防御システムとは、瞬時にして情報が集まり、統合され、全身に広がる命令機構を支配することによって生体を守るシステムと考えられます。
 また、生体内には、脳と脊髄以外にも、神経細胞が集塊として多く存在する部位があります。これを神経節と呼んでいますが、神経節の細胞は知覚や内臓、血管などの不随意的な働きを制御することがおもな働きになっていて、この神経系を自律神経と呼んでいます。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。


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