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温清飲

皮膚炎が、何をやっても治らず、漢方を希望してきた。

 Rさんは42歳の男性、会社員。
接待や会議が多く、疲れたときに腕に赤い円形の皮膚炎ができたので、自分でステロイド軟こうを買って塗っていました。
一時はよくなったものの、両手足から腹部まで広がり、心配になり皮膚科を受診しました。
ところが、「思ったように改善しない」と漢方相談にみえました。

 やや太り気味ですが顔色は良い方です。
皮膚は四肢に紅色の点状のものから、直径2センチ程度のものまで多発し、中心部は粉がふいていました。
ひじにも縦5センチ、横3センチほどの大きい皮疹があり、腹部にもいくつかあります。
 この皮膚の状態と身体的考察から、温清飲を調合しました。
2カ月ほど続けたところ皮疹の数が少なくなり、半年後の夏には「半そでの服を着ることができた」とのことでした。

 この尋常性乾癬という病気は円形の紅色皮疹が多発するもので、ときには関節炎を併発する難治性の疾患です。
かつては、日本人には少なかった病気ですが、最近は多く見られます。

現代医学の治療により改善することも多いようですが、合成新薬の副作用の心配から投与できない人も少なくありません。

Rさんの場合も、よく効く薬はあるが、精子に異常が出るかもしれないと言われ、それでは不安だと漢方を希望してきた。とのことです。
漢方薬をすぐ飲んで、すぐに劇的な効果を期待することは難しいようですが、しかし、約3ヶ月間服用することにより、症状が軽減し、長期間、継続的に服用することで、ほとんど消失してしまうこともあります。

例えば、温清飲は、黄連解毒湯と四物湯という二つの漢方薬を合方して調合したものです。
漢方では、炎症を抑える効果の黄連解毒湯と、乾燥を抑える作用の四物湯を、うまく組み合わせ、調合することで、このような難治な皮膚疾患に有効になります。

尋常性乾癬に効く漢方薬として、温清飲をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください。


温清飲

■効能・効果
皮膚の色つやが悪く、のぼせるものに用いる:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症
■組成(含まれる生薬)
ジオウ、シャクヤク、センキュウ、トウキ、オウゴン、オウバク、オウレン、サンシシ

牛車腎気丸

 糖尿病の治療中ですが、漢方を併用して、もっとよくなりたい。

 Qさんは、62歳の男性、会社役員。
医者から厳重な食事指導と血糖降下剤の内服を指示されています。
「失明の危険もある」と指摘され、本人は真剣に節制を始めたが症状に変化がなく、
漢方を併用して、もっとよくなりたい、と言ってきました。

 検診で10年以上前から糖尿病と指摘されていましたが、
忙しさにかまけて食事療法も運動療法もしませんでした。
2年前から「両足がしびれて、つまずきそうになり、腎障害も出て両足にむくみがある」と言います。
また視力も落ちてきたとのことで、真剣な表情でした。

 そこで、牛車腎気丸を調合しました。血糖降下剤を併用し、食事と運動療法を指示して経過をみました。
 1カ月目にはしびれ感が減り、視力も少しずつ改善してきました。
その後2年ほど漢方薬を続けていました。

 牛車腎気丸は八味丸という処方に牛膝と車前子という水分代謝の改善や鎮痛に使う生薬を調合した漢方薬です。

 紀元2世紀の漢方の成書に「消渇」という病気が出ています。
のどが渇いて水分を大量にとって尿量も多いという、
これが糖尿病に相当すると考えられます。

 そして、この「消渇」の治療に用いられていた、八味丸や牛車腎気丸が、
糖尿病の合併症である、しびれやまひなど、神経障害、腎障害、網膜症などの治療や予防に有効である。
と書かれています。

 糖尿病患者さんから、漢方でよい薬はないかと相談されますが、
「漢方薬を飲んで、すぐに血糖値は下がりません」と返事するとがっかりされます。
 しかし、漢方は、糖尿病の進行を遅らせ、恐ろしい合併症の予防に効果があります。
 ですから、漢方を併用することは、非常によいことです。

糖尿病によい漢方薬として、牛車腎気丸をご紹介しましたが、
その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!


牛車腎気丸

■効能・効果
疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少、または多尿で時に口渇がある次の症状:
下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ
■組成(含まれる生薬)
ジオウ、ゴシツ、サンシュユ、サンヤク、ジャゼンシ、タクシャ、ブクリョウ、ボタンピ、ケイヒ、ブシ末

苓桂朮甘湯

 めまいがひどく、たびたび寝込むこともある。

 Pさんは48歳、女性、標準体重の主婦。
以前からめまいを繰り返し、その度に数日寝込むような状態でした。
ところが、「最近、用事が多くなり、何とか寝込まないで済むようにならないだろうか」と、漢方を相談されてきました。

 Pさんのめまいは「天井が回り、おう吐を伴うが、数日間寝込むと治る。」
また「体が揺れる感じのときもある」と言います。
前者は年に1、2回疲れたときに、後者はしばしば起こるそうです。

 中肉中背、血色はよいが舌の周囲に凹凸がはっきり付いていて、
上腹部を揺らすようにすると水の音がしました。
また朝はむくんでいることが多いそうです。

 これらの症状から、水毒体質で疲れが引き金になって回転性のめまいを起こすものと考え、苓桂朮甘湯を調合しました。

 服用後2週間目には、「体の揺れる感じが軽くなった」と言い、その後2年間継続服用していますが、
回転性のめまいを起こすこともなくなったと言うことでした。

 苓桂朮甘湯は、茯苓と朮という、水毒を治す生薬と、桂皮という、のぼせを治す生薬を組み合わせ調合したものです。

 その他のめまいも、漢方的に原因をみると、
気鬱や気の上衝(のぼせること)によるもの、
於血(血流の滞留)によるものなどがあります。

 更年期の人のめまいには、於血が関係していることが多く、加味逍遙散が有効です。
ストレスが強く気分が憂うつな人のめまいは気鬱が原因と考えられ、半夏厚朴湯が効果的です。

 突発性難聴に伴うめまいなどで早期に入院治療した方がよい場合を除けば、漢方が効果的な場合が多くあります。


めまいに効く漢方薬として、苓桂朮甘湯をご紹介しましたが、
その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!


苓桂朮甘湯

■効能・効果
めまい、ふらつきがあり、または動悸(どうき)があり、尿量が減少するものの次の諸症:
神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛
■組成(含まれる生薬)
ブクリョウ、ケイヒ、ソウジュツ、カンゾウ

「呉茱萸湯」

 頭痛が激しく動けなくなった女性Oさん

 Oさんは67歳。
2月の寒い日に、突然、頭痛が激しくなり動けなくなってしまいました。
「顔色は青白く、目をつぶってまゆをしかめ返事はゆっくり、やっとできる状態」だったと言います。

 脳血管性の傷害や器質的な障害はないとのことです。


 脳血管性の傷害や器質的な障害はなさそうでしたので、詳しい検査は後にして、まず漢方治療で様子を見ることにしました。
Oさんの頭痛はズキンズキンとくる拍動性のもので、吐き気もあるとのことです。
そういう時は、横になって休んでもらい、体と手足を温めながら、漢方を服用するように説明しました。

 Oさんは若いころから冷え症で頭痛もちでした。
小柄で痩せ型「首筋から肩にかけて硬く張り気持ちが悪い」と言います。
みぞおちが、少し膨らんでいました。
 この状態から、呉茱萸湯が適応する偏頭痛であると判断し、呉茱萸湯を調合し煎じて服用してもらいました。
服用後、体が温まって気持ちがよい、と言っていました。
その後、「頭痛がすっかり取れ、鎮痛剤では経験したことのない気持ちのよい治り方をした」と言っていました。

 その後、断続的に呉茱萸湯を服用してもらい、今では頭痛も起きなくなったそうです。
この漢方薬は、体を温めて治す作用がありますが、苦くて飲みにくい薬の代表です。

 頭痛は、脳に問題がある場合を除き、多くは偏頭痛という「ズキンズキン」という拍動性の頭痛、
あるいは締め付けられるような痛みの筋緊張性頭痛です。

 漢方的には、原因は気の上衝(のぼせること)、水毒、於血(血流の滞留)など、さまざまです。
その中で、比較的多いのが、水毒といって、冷えたり、のぼせたり、体内の水分代謝が悪いことから起こる場合で、
これらは漢方薬の特に有効な領域です。

頭痛に効く漢方薬として、呉茱萸湯をご紹介しましたが、
その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!

呉茱萸湯

■効能・効果
手足の冷えやすい中等度以下の体力のものの次の諸症:習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、おう吐、かっけ、衝心(のぼせ)
■組成(含まれる生薬)
タイソウ、ゴシュユ、ニンジン、ショウキョウ

「人参養栄湯」

 全身倦怠感が激しく起き上がれないOL、N子さん。

 大学を卒業後、事務の仕事に就いて3年間働き、ある時、風邪症状で仕事を休み、
その後、全身倦怠感が激しく起き上がれなくなりました。
「退職して静養していましたが、いっこうに良くならない」と漢方薬を希望してきました。

 N子さんは26歳。
慢性疲労症候群との診断は受けておりませんでしたが、この症状に近い状態にありました。
人参養栄湯を調合し、十分休むことに専念すれば、回復するからと説明しました。

 人参養栄湯は、有名な十全大補湯に似ている構成成分を含みセキに使う処方ですが、
精神安定作用を期待できる生薬も入っています。
最近、カネボウ製薬の人参養栄湯が、認知症に効くとの学会発表もありました。
今、話題の漢方薬でもあります。
一般的には、「うつ症状」を伴う人の体力回復を目的としてしばしば用いる漢方です。

 N子さんは、特別痩せ型でもなく、一見、虚弱には見えません。
しかし、精気に乏しく、話し方がゆっくりで力のないものでした。
食事は母親に作ってもらい、睡眠時間が十数時間にもなり気分も憂うつになっていました。
調合漢方薬の服用を続け、波はありましたが3カ月目から少しずつ働けるようになり、
半年後にはパートの仕事を始めました。
1年後に「再就職できました」
とのお話です。

 慢性疲労症候群という疾患が、最近よく取り上げられます。
この病気の診断基準に当てはまる患者数は、それほど多いものではありません。
しかし、仕事を続けられないほど疲れ、起き上がることが困難になる。
などの症状が、半年以上続くという大項目。
さらに、咽頭炎、頭痛、微熱などの小項目11のうち8項目以上を満たすと
「慢性疲労症候群」と診断されると言います。

 原因は、まだ解明できていませんが、漢方薬によって多くの有効例も出ているようです。

慢性的な疲労によい漢方薬として、人参養栄湯をご紹介しましたが、
その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!


人参養栄湯

■効能・効果
病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血
■組成(含まれる生薬)
ジオウ、トウキ、ビャクジュツ、ブクリョウ、ニンジン、ケイヒ、オンジ、シャクヤク、チンピ、オウギ、カンゾウ、ゴミシ


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