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第6章 幸せになるための3つの処方箋

ストレスに対する反応パターンは人によって異なる

 病気は「未病」のうちに治すのがベストであること、また発病のきっかけはストレスであることがおわかりいただけたと思います。生きているかぎり、人間は誰でもストレスを受けます。しかし、同じストレスでも、ストレスに対する反応の仕方に個人差があるのはどういうわけなのでしょう。
 ある人は、ストレスを受けて不安に陥り、病気になり、死んでしまいます。またある人は、ストレスをエネルギーに変換して、自分の能力を高めるような凄いことをやってしまう人もいます。プラスに転化しないまでも、ストレスを受けて不安になるだけですむ人と、発病する人、さらには心臓停止にまで至ってしまう人とでは、たいへんな違いです。
 ある人が、強力なストレスを受けて心臓停止で死んだとします。この人はおそらく、平素からものすごくストレスに弱い人間だったのでしょう。しかし、この人が、ストレスを受けるまえに、自分はストレスにひどく弱い人間だとわかっていたらどうでしょう。あるいは、死を免れたかもしれません。
 ストレスをうまく処理するためには、ストレスの種類、性質を知ることと、自分はどのようなストレスに弱く、またどのように反応するのか、といった個人的なストレスに対する反応パターンを知ることがきわめて重要になってきます。もし事前に自分の弱点がわかっていれば、これに備えることも可能になり、発病を未然に防ぐことも可能になるはずです。
 たとえばストレスを受けると、ある人は心臓に過大な負担をかけて反応します。またある人は、胃や十二指腸潰瘍などの消化器系の潰瘍で反応します。さらにもっとひどい場合には、潰瘍性大腸炎などで反応してしまう人もいます。もう少し軽い消化器系の反応としては、下痢と便秘とをともなう過敏性腸症候群と食道の痙攣があります。
 また、痛みというものは生体の警告信号と考えられますが、おおむねストレス反応とみることができます。つまり、ストレスが頭痛や背中の痛み、脚の痛みやある種の関節症状として現われるのです。
 精神面の異常が先に出る人では、不安や感情の混乱状態、恐怖感の強い神経症や抑うつ状態、うつ病などが現われてきます。さらに不眠症も、多くはストレス反応からきていることが多いのです。慢性疲労もストレス反応の1つと考えられます。
 このように、ストレスに対する強さ・弱さ、反応のパターンは人によって異なります。が、ただ1つ共通しているのは、ストレスを受けると、誰しもが「不安」や「恐怖」をともなった「緊張感」を感じることです。この緊張感からの解放こそが、発病を未然に防ぐ鍵となります。
 種々のストレスから生じる生体の内部環境の歪みを整える方法には、3つの手法があります。
 まず第一に「緊張を上手にコントロールする方法」を身につけ、第二に、自分の「生体防御システムの弱点=体質」を知り、そして第3に、自分の「ストレスに対する反応パターン」を知る手法です。これらを理解すれば、私たちは誰でも日常生活で直面する多くのストレスにうまく対応処理できるようになれるのです。「幸せを約束する3つの処方箋」というわけです。以下、それぞれについて説明していきます。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

第5章 病気を未病に防ぐ「養生の法」

ストレスが加わると、5つの生体防御システムが乱れる

 ストレスと生体防御システムの関係を、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。医学の領域に初めて「ストレス」という言葉を持ち込んだセリエ博士は、その後、生体に加えられるストレスを次のように定義しました。
「ストレスとは、体外から加えられた各種の刺激に応じて、体内に生じた障害反応と防御反応の総和である」
 たとえば障害反応をプラス5とし、これに対する防衛(防御)反応をマイナス3とすれば、その総和であるストレスはプラス2となります。つまり障害反応が防御システムをプラス2上回り、その分だけ生体防御システムが乱れる(生体に歪みが生じる)ことになります。
 私たちは強いストレスを受けると、体温、血圧、血糖が下がり、胃腸にびらんなどが生じるようなショック症状を起こします。これが「体内に生じた障害反応」です。これに対して、生体防御システムが働きます。そして「防衛反応」として副腎皮質の肥大や胸腺リンパ器官の萎縮が起こり、下がった体温、血圧、血糖を上昇させ、胃腸のびらんの修復作業も始まります。ショック状態はすみやかに回復し、適応状態を経て、やがて正常な状態に戻るというのが一般的な経過です。
 ところが、ストレスの度合いがさらに強かったり、長期間にわたって持続したりすると、適応状態が壊れて、再び体温、血圧が下がり、胃腸にびらんが生じ、胸腺リンパ器官は萎縮し、最後にはショック死するようなことになります。「障害反応」が「防衛反応」を上回ったことを示しています。
 私たちはストレスを受けたとき、そのストレスから逃げるか、立ち向かって解決・克服するか、それとも耐えるかなど、なんらかの対処行動をとります。その対処法は異なっていても、これらはいずれも前述した(1)の「中枢神経防御システム」による防衛反応になります。随意的、つまりみずからの意志で実行できる防御法です。
 一方、このとい、同時に私たちの体は、このストレスによって生じた体内(体温や血圧などの内部環境)の歪みもすばやく元に戻そうとします。すなわち、生体内の環境を一定に保つシステムが働くのです。これは「恒常性(ホメオスターシス)の維持」と呼ばれ、前述した(2)「自律神経防御システム」、(3)「内分泌防御システム」と(4)「免疫防御システム」による防衛反応になります。そしてこれらのシステムは、いずれも脳の視床下部にそのコントロール中枢を持っています。
 一般的には、第一の生体防御システムである「中枢神経防御システム」をうまく使い、適切な対処行動がとれれば、生体は健康状態を保てます。もし不十分な対処行動しか取れなかった場合でも、第2、第3、第4の生体防御システムが働いて内部環境が維持され、健康状態を保てるのが普通です。
 しかし、ストレスが強すぎて私たち個人の防御能力を超えたり、ストレスの程度は普通でも、私たち個人の防御能力が弱まっていたりすると、生体は健康状態を保てなくなり、発病に至ります。個々のストレスと発病とのメカニズムについては説明を省きますが、風邪から成人病、ガンに至るまで、すべての病気がなんらかの精神的・肉体的なストレスに端を発し、これに屈した結果であることだけはまちがいありません。このような状況下でこそ、私の提唱する「養生の法」が必要になってくるのです。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

第5章 病気を未病に防ぐ「養生の法」

アルツハイマー病の完全治癒も夢ではない

 アルツハイマー病の予防に即して、「HNシステム」を整理しておきます。アルツハイマー病を完全に予防するには、次の3つのHNシステムが駆動しなければなりません。

[HNシステム1  
アルツハイマー病で加速する脳細胞死に対する生体防御システムを駆動させる]
 その結果、脳細胞死を加速するスーパーオキシド・ラジカル(活性酸素)を完全に消去する能力を持つ誘導酵素SODの活性が、最大限に高まる。

[HNシステム2  
アルツハイマー病で90パーセント以上減少する記憶に関する神経伝達物質=アセチルコリンに対する生体防御システムを駆動させる]
 その結果、神経伝達物質=アセチルコリンを合成する酵素CAT(キャット)の活性が、最大限に高まる。

[HNシステム3  
アルツハイマー病で失われた記憶の痕跡を再生させる生体防御システムを駆動させる]
 その結果、記憶の痕跡、ニューロン・ネットワークが再生される。つまり、アルツハイマー病が進行すると、脳細胞数は減少してしまうが、生き残った脳細胞を活性化させ、神経突起を伸ばせば、新たなニューロン・ネットワークを構築し、失われた脳細胞の機能を再生させることができる。

 以上の3つのHNシステムを駆動させるのが「養生の秘法」であり、「最高の漢方薬」なのですが、完璧に駆動させるためには条件があります。先に述べた5つの生体防御システムを、それぞれ完全な状態にしておく必要があることです。そのためには、まず、私たちの「意識」を反映させる中枢神経防御システムをコントロールする最高中枢、中枢神経系(大脳皮質)を完全な状態にしておく必要があります。また、「生命」を維持するための機能を自動コントロールする最高中枢=視床下部を完全な状態にして、自律神経防御システム、内分泌防御システム、免疫防御システムを完全にすることが大事になります。
 そして、これらの最高中枢にとって最大の敵がストレスなのです。最高中枢にストレスが加わると、パニックを起こし、4つの生体防御システムに乱れが生じます。このような状態では、HNシステムはうまく働きません。
 結論を急げば、HNシステムを最大限に駆動させるためにはストレスをうまく処理し、リラックスした状態を得ることです。こうなれば、意のままにHNシステムを働かせることができ、アルツハイマー病の発病や進行を完璧に防御することができます。いや、生体が完全によい状態でHNシステムが完璧に駆動すれば、アルツハイマー病を完全治癒させることさえ可能になるかもしれません。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

第5章 病気を未病に防ぐ「養生の法」

「HNシステム」とは何か

 ここで、HNシステムについてもう一度説明しておきたいと思います。繰り返しますが、私たち人間には、生まれながらにしてこのシステムが備わっています。私は生体防御システムを大きく4つに区分して、それぞれ、(1)中枢神経防御システム、(2)自律神経防御システム、(3)内分泌防御システム、(4)免疫防御システムと呼んでいます。
 ただし、私たちが自分の意志でコントロールできる防御システムは、4つのうちただ1つだけなのです。(1)の中枢神経防御システムのみが自分の意識の支配下にあって、残りの3つの防御システムは、自分の意志では通常コントロールできない防御システムなのです。
 この自分の意志でコントロールできない3つの生体防御システムを、意識的にコントロールしようというのが、私の提唱する「養生の法」にほかなりません。もう少しわかりやすくいえば、生命を自動制御している3つの防御システムに意識的な微調整を加えることによって、必要な部分を活性化させ、生体に降りかかるあらゆるストレスを防御し、あらゆる病気を未病や軽症のうちに治癒させる方法が「養生の法」です。
 私たちの体内には、その能力と作用とメカニズムの違いにより、前述した4種類の生体防御システムが存在しています。この4種類の生体防御システムは、それぞれが独立して働いてもすばらしい防御能力を発揮しますが、お互いがネットワークを作り、合体して一致協力したときには、その力は相乗的に増強され、あらゆるストレスから生体を防御して、病いを「未病」のうちに完全治癒させることが可能になるのです。
 HNシステムとは、正確にいえば、この4つの生体防御システムに、第3章で紹介した「抗酸化防御システム(悪魔の酸素、活性酸素を消去する生体防御システム)」を加えた、5つの生体防御システムを統合する生体防御ネットワークから成り立っています。4つの生体防御システムに、自然老化現象に拮抗する「抗酸化防御システム」を合体させ、5つの生体防御システムを統合する「生体防御総合ネットワーク・システム=HNシステム」を作りあげることで、さらに生命力をアップすれば、その力は防御能力にとどまらず、驚くことに生体の持っている生命力自体をも活性化させ、増進させる力があるのです。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

第5章 病気を未病に防ぐ「養生の法」

すべての病気は「心の乱れ」から始まる

 「未病」のなかには、その程度、重度により2つのグループが存在しています。私はそれを「精神的未病」と「肉体的未病」と呼んでいます。前述したヘルス・デス・フローに当てはめれば、「健康→精神的未病→肉体的未病→病気」の流れになります。
 つまり、種々のストレスにより心が乱れると、人間は不安になります。心が不安になると、人間はまず第一にこの不安の原因を突き止め、これを除去しようとします。うまく原因を突き止めて除去できれば、不安でなくなり、心の乱れもなくなります。しかし、不安の原因がうまく除去できずに、長時間にわたって心が乱れていると、心を制御している精神神経系が障害されてきます。さらに、この精神神経系の障害が長時間にわたって除去できずにいると、今度は、この精神神経系に強く関与している身体の器官、臓器が障害されてくるというわけです。
 簡単に言えば、人間が病気になるのは、種々のストレスが原因となっています。このストレスの強さに対して生体防御システムの強さが相対的に劣っていると、心身の障害が引き起こされるということです。つまり、人は誰でも「心の乱れから病気になる」のです。「すべての発病は、心が不安になることから始まる」と言い換えることもできるでしょう。「種々のストレスが加わる→心が不安になる→精神神経障害が起こる(緊張状態が持続する)→肉体的(器質的)障害が起こる」という流れです
 あとでもう一度説明しますが、私たちにストレスが加わると、脳にコントロール中枢のある大きな4つの生体防御システムが乱れます。そして、この乱れがずっと持続すると、完璧なる生体防御システムが壊れてしまい、まず、自分の最大の弱点にあたる部分に障害が起き、発病してしまいます。私たちの生体反応は「心⇔脳⇔身体」というメカニズムからなっているからです
 本来、体内に備わっているあらゆる疾患に対しての防御機能が十分に働いていれば、私たちの寿命を縮める成人病(動脈硬化性の疾患)や老人病(アルツハイマー病、ガン、心臓病、脳血管障害)の発症はかなり少なくなるはずです。それが十分に生かされていないのは、ふだんのライフスタイルや食生活、さらに種々のストレスに対する対処の仕方がまちがっているからです。
 ライフスタイルや食生活をチェックして生活習慣の歪みを整え、心理精神状態を分析して心の歪みを整え、さらに、適切な東洋医学的手法を用いることによってHNシステムを活性化させ、うまくコントロールすることができれば、すべての病いを「未病」のうちに完全治癒させることができ、人間は健康でいられるのです。すなわち、これが私の提唱する「養生の道」の理論であり、方法論です。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。


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