飽食・美食の時代に私たちは生きている。
そして、ダイエットにいそしみ、中性脂肪値が高い、コレステロール値が高い、内臓肥満、高血圧、糖尿病、脳梗塞、ガンだと嘆いている。
さらには、三大疾病用の保険にまで加入している。
これは将来、自分たちが病気になることを前提に過ごしている様に思えてならない。
現在、90~100歳を超えてピンピンしている人は、食糧難の時代に育ったため、腸も比較的汚れず、内臓をも傷めていない。
それ故、長寿を得られたという生きた証でもある。
私達が口にする食材(穀類・肉・魚・豆・野菜・水・果物など)には、すべて貴い「いのち」がある。その「いのち」をありがたくいただくということを意識している人は病気にもなりにくいはずである。
「いのち」の源となる食材を貴重に扱うか粗末に扱うかによって、自分や家族の健康も左右される。
「腹8分目の医者要らず」
「腹6分目の疲れ知らず」
「腹4分目の老い知らず」
とは、昔から日本で言われてきた格言である。
ご存知の方は、心身ともに健やかでピンピンしているはずである。
「真の食養生」とは、感謝の気持ちを忘れず、自分に合ったものを適量食することで心身の健康を得ることであると思う。
ツイート |
更新日: 2006/08/08 |