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 内分泌の病気として発生の頻度が高く、よく知られたものに「バセドウ氏病」がある。
他に慢性甲状腺(せん)炎、亜急性甲状腺炎、甲状腺腫瘤(しゅりゅう)、下垂体の関与する甲状腺機能亢進(こうしん)や甲状腺機能低下症などがある。

 52歳になる女性は20年前、甲状腺機能亢進症と診断され、半年に一度のホルモン検査とホルモン剤の補充療法をしていた。緊張したり、焦りを感じた時に突然汗が噴き出し、動悸(き)と胸部の圧迫感を感じる。前頚部の腫れがあり、このとき手の震えも激しくなる。

 日ごろから上半身は暑がりで疲れやすく、イライラしがちである。下半身は冷え性で、貧血傾向にある。普段から高血圧症で尿の出が悪く、朝と夕方に浮腫(ふしゅ)を感じそのくせのどがよく渇き欲お茶を飲む。汗が冷えて風邪を引きやすく、アレルギー体質である。肩こりがあり、目が疲れてかすんでくると気持ちが悪くなる。

 肝臓の気を流す『逍遥散(しょうようさん)』と、気の流れを改善し頚部に滞った水分を流す『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』を服用して頂いた。3ヶ月後の定期検査で長年続いたホルモン剤が半分に減り、その後の検査でもホルモン剤がいらなくなり、血圧も安定したとうれしそうに語っていた。


 「似たもの夫婦」という言葉がありますが、夫婦というのは趣味や性格がだんだん似てくると言われます。わが家もそうなのかな?
 以前、イギリスで夫婦に関する興味深い報告がありました。その内容は、「夫婦というものは、罹る病気まで似ている」というもの。たとえば胃潰瘍は約2倍、高脂血症は約1,4倍の割合で、片方だけよりも夫婦2人が揃って患う可能性が高いそうです。連れ添って生きるということは、長い間寝食を共にするということ。自ずと体質が似てくると言うのも納得ですね・・・。
 ところで、「男性の更年期障害」をご存じでしょうか。更年期障害は女性だけの病気と思いがちですが、今や夫婦共通の悩み。主な症状は疲労感、抑うつ、精力や性欲の減退、肩こりなど。女性と同じホルモンバランスの乱れによるもので、50代に多いそうです。
 男女とも更年期障害を上手に乗り越えるには、まず歩くこと。ウォーキングは筋肉への血液循環を増すとともに、症状の一つである骨粗鬆症の予防にもなります。また、憂鬱な気分になることも多いこの病気には、パートナーからの気遣いもいい薬となります。
 漢方では肝気鬱結(かんきうっけつ)の病証と見なします。治療は柴胡、芍薬を配合した漢方薬で疏肝解鬱(そかんかいうつ)をします。
  そして思いやりを忘れずに心も体も健康な、似たもの夫婦を目指しましょう。


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