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90歳代 女性 2017・4・21
 骨粗しょう症で腰が痛い。他に悪いところが何もないので、腰も是非治したいといって来た。頭もしっかりしていて、漢方薬の煎じ薬の服用の感想をその都度、お嬢さん経由で教えてくれる。効果が無いということで、ある時お医者さんにかかったら入院を勧められた。入院してすぐに麻薬に近い痛み止めが2種類出た。そのせいで便秘になり、胃も悪くなった。そこで下剤と胃潰瘍の薬が出た。それでも効果が無かったので、抗ウツ薬で痛みを訴える人のための薬と、不眠のための安定剤が出た。入院してリハビリはするが、その他の時間はベットの上だったので、コレステロールが高くなり、むくみも出た。そこで血圧とコレステロールと利尿薬が追加された。そして最後にはヘルペス(帯状疱疹)を発症して抗ウイルス薬も飲んだ。ところがそれから体調と気持ちが一段と乱れて、病院のほうから退院を勧められた。
 昨日やって来て、入院中の顛末を聞かされた。そしてまた漢方薬を飲みたいというので「効果が無かったのではないの?」と尋ねると、「両方の腰が悪かったけれど左側は完全に治っていた」と教えてくれた。90歳と言う病的ではない単なる老化に対して、上記のような薬が出る。いくら医師の善意から行われたとしても、廃人にしているようなものだ。薬の最終処分場にされているようなものだ。アメリカの学会で腰痛には鎮痛薬は根本解決にはなんら貢献しないと発表されている。僕らはもう何十年前にそれに気がついていた。痛みの病気には、漢方薬は必需品だと思っている。治したい人には。


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