70歳代 女性 2017・7・12
御主人のガンの闘病を支えている頃から逆流性食道炎の薬を病院でもらって飲み始めた。もう数年飲んでいる。それなのに毎日胸の辺りが不快で相談に来られた。逆流性食道炎はプロトンポンプ阻害薬(タケプロン、オメプラール、パリエット、ネキシウム、タケキャブなど)と言う胃酸の分泌を強烈に抑制する薬が用いられるが、本来胃酸などそんなに出ないお年寄りに用いるものかとずっと不信感を抱いていた。若者で一時飲むのならまだしも、ずっと飲ませると外部から進入したばい菌を胃酸で消毒できなくなり、病気になってしまうのではないかと考えていた。今回ドイツで言われ始めたのが、プロトンポンプ阻害薬を連用すると痴呆が1.4倍に増えるという研究結果だ。これ以外にも今副作用報告が一気に噴出しつつある。この女性は漢方薬とある天然薬との組み合わせで何年ぶりかに胸元が楽になったと言っている。勿論プロトンポンプ阻害薬は止めた。