60歳代 女性
2週間前に電話相談を受け、6つのテーマを与えられた。
①おならが1時間に10発出る
②不安神経症
③逆流性食道炎(ムカムカ 胃が焼ける )
④視界が突然ぐにゃっとよじれる
⑤頬が真っ赤になり恥ずかしい
⑥中性脂肪が高い
2週間目に注文を頂いたが、開口一番「まだコレステロールの値が高い」だった。
これはさすがに急には無理だから、カルテの記載に従って2週間の変化を尋ねてみた。すると・・・
①激減して1回くらい
②10が4くらいに減った
③2,3日症状があったが、残りの10日くらいは全く症状がない。
④完治
⑤10が6くらいに減った
⑥これは120日待ってと頼んだ。
田舎の薬局でもお役に立てれることを喜んでくれた。僕は理論的なお話をする力量はないが、多くの質問に嫌がらずに答えてくださったから、最初からこれだけの結果を出せれたのだと思う。
漢方薬を勉強し始めて40年近くなるが、その頃教えていただいていた内容と現在の主流はかなりかけ離れている。今は難解な漢方的な判断、と言うより哲学あるいは統計学に近いような内容が主流で、僕でもついて行けない。それに患者さんたちはどのようについて行っているんだと不思議でならないが、僕みたいにひつこく質問する人間はうっとうしいのかもしれない。時々「製品購入」と言うメールが入って来るから「主訴を詳しく教えてください」と返信すると「これっきり、これっきり、これっきりーですか」の方がいる。
今はお医者さんもドラッグも、漢方薬の窓口になっているが、多くの称賛も浴びずに地方で不器用に漢方で貢献している仲間たちがいることを少しでも分かってもらえたら嬉しい。
この方に最後に僕は頼んだ。「こんな漢方薬があることを、言いふらして!」と。彼女は笑いながらいい返事をしてくれたが、「治ってもみな知らんふりじゃあ、期待していない!」と言うと大声で笑っていた。まあそれでもいいか「丁度治るころ漢方を飲んだだけじゃ」「医者の薬が今頃効いて来たんじゃろう」「この前、高野山に参ったから治ったんじゃ」「犬も歩きゃあ、棒にも当たるわ」等々の屈辱に耐えてきたのだから。田舎に逃げるように帰ってきた若き無能の薬剤師に、田舎の漁師やお百姓は優しかった。
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更新日: 2024/03/21 |
50歳代 男女
夫婦そろって不整脈と知ったのは、奥さんが僕の漢方薬を2週間飲んだ後だ。長年の不整脈が、病院では飲み薬が出ないくせに、焼く処置を提案されて相談に来てくれたのだが、わずか1日煎じ薬を飲んだだけで脈が飛ぶのが消えたから、ご主人が出がらしを飲み始めたらしい。 出がらしでも何か脈が整うような気がして、そのうち奥さんの飲むべき濃さのものを飲み始めた。するとますます不整脈を意識することがなくなり、さすがに今日は1か月分持って帰った、二人で飲むから従来の半月に一度の牛窓詣で済むから。 長年病院にかかっていたのがなんなんだと不思議がっている。 |
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更新日: 2024/03/19 |
40歳代 女性 (過敏性腸症候群 ガス漏れ型)
半年に一度くらい注文してきてくれるが、今は粉薬を不真面目に飲んでいたらガス漏れをしないそうだ。 その漢方薬の内容を言うと、あることに思いが至ったみたいで感動してくれた。不真面目に、思い出した時だけ飲んでいたのに「萎縮性胃炎」で胃粘膜がほぼ真っ白だったのに、所々赤色になって来たと先生が言ってくれたそうだ。 僕がお作りした漢方薬で、どうしてガス漏れが治るか理解できなかったみたいだから、胃腸を強くする薬草で出来ていて、心も強くできると教えたからだ。 |
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更新日: 2024/03/19 |