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5月28日まりこうじ漢方サロンに出席しました。今回は京都府薬剤師会の案内なので出席者の、大半が医療関係者だろうとのことでした。
第一部は「困ったときの漢方頼み」というテーマで京都府立医科大学の消化器内科のDr.半田修先生が講演され、第二部は、京都大学の准教授伊藤美千穂先生で、第一部の講義で、出てきた生薬の説明、第三部は京都大学薬用植物園の見学となっていました。
今日は第一部の講義の抜粋からお伝えします。

第一部
先生は、漢方を勉強されて、それほど長くはなく、たまたま漢方薬の良い指導書に出会い漢方薬治療をやろうかなとおもわれたとのこと。初心者向きのわかりやすい、漢方書で漢方用語は一切出てこず、値段も手頃である(2000円くらい)「フローチャート漢方薬治療」(新興医学出版社)

1、ヒットする漢方薬
 先生の体験によると処方すると50%以上ヒットするというのが風治療薬。但し、風邪の段階と体力をしっかり把握しないといけない。
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2、ホームラン級の漢方薬
出せば必ず効く。効き目が早い。というもの
ツムラでは68番、芍薬甘草湯。芍薬と甘草の2味で芍薬は筋肉の拘縮をやわらげ、甘草は筋肉痛を止め、アレルギー反応を抑制する。
年を取ると、薬の副作用や、水分不足で、筋肉痛、こむら返りが多い。こむら返りは朝方、一番気温の低いときによく起こるので就寝前に服用しておくと起こらなくて済むことが多い。但し、甘草の副作用で偽アルドステロン症候群というものがあり甘草の量が、2.5g/日以上になるときはむくみ易い体質の人は、要注意である。

3、攻めの漢方と守りの漢方
 ●攻めの漢方:悪いものの除去(発汗、瀉下、利水、清熱)
   麻黄剤(発汗):麻黄湯、大青龍湯、葛根湯
   利水剤(利尿):五苓散、
   清熱剤(冷やす):黄連解毒湯、白虎加人参湯
   大黄剤(下痢):大承気湯、大黄甘草湯
 ●守りの漢方:体力を補い、免疫力を上げる。(補剤、温剤、消炎、利水)
   人参剤(免疫力を増し、消化機能を補う):六君子湯、人参湯
   黄耆剤(免疫力を高める):補中益気湯
   附子剤(温め、痛みを取る):麻黄附子細辛湯、真武湯
   甘草剤(消炎、急迫症状):芍薬甘草湯
   白朮  (利水):半夏白朮天麻湯

4、困ったときの漢方頼み

西洋薬でこれと思うものを出してみても、一向に効かないとき。

①3か月以上続く下痢。近医で大建中湯、イリボーを処方。改善なし。血液検査、CT、大腸内視鏡、培養検査異常なし。×:効き目なし
イリボー増量1か月×→真武湯1か月×→ヨーグルト中止、ミヤBM1か月(水様性下痢にはならず)→補中益気湯8か月(少しずつ効いてきた)→十全大補湯6か月で完治。
 体力が弱っていたので、ニンジン製剤の補中益気湯、十全大補湯で免疫力を上げたのがよかったのであろうとのこと。

②1年前から味覚がない。
耳鼻咽喉科など専門医をいくつか受診したが、匙を投げられた。内視鏡では食道ヘルニア。ピロリ菌陽性。
ピロリ菌除去(2か月観察)×→プロトンポンプ阻害薬1か月×→亜鉛製剤プラス×→黄連解毒湯2か月×→白虎加人参湯(のどの渇きを目標)2か月×→竜胆瀉肝湯(排尿痛有りとのこと)2か月ようやく効きましたとのこと。
亜鉛製剤処方までは分かるが、黄連解毒湯、白虎加人参湯の処方は患者様の症状を聞かれてのことかとも思うが、疑問。竜胆瀉肝湯は、たまたま排尿痛と尿酸値が高かったといことで出されたのがヒットした。

漢方専門医(その場に出席しておられた)の話
半夏瀉心湯にショウガを擦っていれ、甘草を少し加え、蜂蜜を加えて暖かいのをふうふういいながら飲むを、それほど日数をかけなくてもすぐに治る。との助言があった。
半田先生は、もっと早く専門の漢方医を紹介すれば良かったかもしれなかったが僕を信じて通院してこられる患者様のために、何とかしたかったと言われたのには感動しました。


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