こんにちは。今回は五性についてお話しさせていただきます。
中医学ではからだを温めるものと冷やすものがあると考えています。
その度合いを「熱性」 「温性」 「平性」 「涼性」 「寒性」の5つに分け、「五性」といいます。
「熱性」は体を熱くして寒気を取り去る、温性より温める作用が強いが、食べ過ぎは興奮やイライラが増すので注意が必要。主な食材として、羊肉、トウガラシ、山椒、シナモン、こしょうなど
「温性」は熱性よりも穏やかに体を温めて寒気を取り去る、主な食材として、牛肉、エビ、玉ねぎ、にんにく、ニラ、生姜、みかん、なつめなど
「平性」は体を冷やし過ぎず温めすぎない温熱性と寒冷性の中間の性質で全体のバランスを調整します。主な食材として玄米、鶏肉、山芋、きくらげ、さんま、キャベツなど
「涼性」は寒性よりも穏やかな解熱や消炎、鎮静作用がある。主な食材は豚肉、豆腐、緑豆、大根、ナス、きゅうり、ほうれん草、セロリ、ミント、ハトムギなど
「寒性」は涼性よりも高い解熱、消炎作用がある。食べ過ぎで体を冷やすので注意。主な食材として昆布、ごぼう、あさり、トマト、にがうり、バナナ、冬瓜など。
いずれも偏ったものだけでなくバランスよく摂ることが重要です。
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更新日: 2019/01/20 |