今回は男性不妊の原因の9割となる「造精機能障害」についてです。
その種類は3つあり、
1、無精子症・・・精巣の中で精子がつくられているにも関わらず、精子の通り道がふさがれていることから受精が成立しない「閉塞性無精子症」と、精子自体が存在しない「非閉塞性無精子症」があります。
2、乏精子症・・・精子は作られますが極端に数が少ない状態です。
基準を少しだけ下回る程度でしたら、タイミング法が成功するケースもあります。
精子がほとんど見当たらない場合は、人工授精や体外受精を行う必要があります。
3、精子無力症・・・精子の数に問題はないのですが、質が悪く、あまり元気ではない状態です。
卵子の元にたどり着くには十分な運動能力がある精子が必要です。
3つの種類の内、乏精子症や精子無力症はストレスの影響が大きいことがあります。ですから精子の数も体調によってムラがあることが多いのです。
このような症状には、鹿角膠や亀板膠などの動物性補腎薬が有効である場合があります。錠剤や丸剤などの製剤もあり手軽に服用することが出来ます。多くの場合は2~3か月で効果が出ることが多いようです。
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更新日: 2019/02/22 |