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食中毒
食中毒というと、梅雨や夏場のイメージがありますが、実は食中毒が年間で最も多く発生するのは10月、次いで8月、9月に発生件数が多いのです。これからが最も食中毒を起こしやすい季節になります。

涼しくなってきたからと、食品の保管方法に関する注意が緩んでしまうことや、秋は、行楽・運動会・お祭りなどの行事が多い季節で野外での調理、食事の機会も多くなります。また、夏ばてで体力が落ちており、体の抵抗力が弱くなっています。

腸炎ビブリオ菌やサルモネラ菌によう食中毒は、免疫力の弱い方は重症化する可能性があります。中には死亡例が出ているものもありますので怖いですね。台所の衛生管理は、一年中気を抜かないようにする必要がありますね。

また、秋から冬にかけて、ノロウイルスやロタウイルスによる胃腸炎も増加します。重症化する可能性は低いですが、感染力が非常に強いので、吐瀉物を処理する際などには特に注意が必要です。


季節性うつ病
日照時間が短くなる秋から冬にかけては、精神的にもふさぎがちになる人が増えると言われています。秋冬に発症するうつ病を季節性うつ病と言います。これは、秋口はまだ温かいので、身体はまだ夏モードで活動的なままです。しかし、日照時間は短くなるので、脳は冬モードに切り替わろうとしています。このため、夏のスタイルに精神が追いつかず、憂鬱な気分になりやすいのがこの時期の特徴です。気分が落ち込む以外の症状としては、過眠や過食(特に炭水化物や甘いものが欲しくなる)があげられます。日光を浴びることによって症状が改善されますので、毎日短時間でも外出することが重要です。

季節性うつ病は、北海道や東北など緯度の高い地域で多く発病します。1日の日照時間が秋に短くなるのが原因ですから、夏と冬の日照時間の格差が大きい高緯度地域に発生しやすいと言われています。「芸術の秋」と言いますが、秋になると切ない音楽が心にしみるのも、こうした精神と身体のギャップが関係しているようです。


ぜんそく
ぜんそく患者の救急搬送は秋から初冬にかけて多いというデータ(名古屋市消防局)があります。9月中旬以降になると気温がグッと低下し、夏に冷たいものを摂りすぎていた人などは、食欲不振など夏バテの症状が出やすくなります。10月以降には湿度も低下し、朝晩の気温差が大きくなるため、上空は温かいのに地表付近は冷えるいわゆる放射冷却で空気の対流が悪くなり、汚れた空気が停滞します。その影響で、喘息も出やすくなります。

11月以降には、温度、湿度ともに低下します。空気の通り道である気道の粘膜が乾燥して、異物を体外に排出する機能が衰え、インフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなります。

前日までの暑さがウソのように涼しくなったり、台風が来たりするなど、天気の変化が激しいこの季節はm気管支喘息発作の起きる方が多くなります。喘息は、空気の通り道である気道に炎症が起き、吸気の流れが妨げられる慢性の病気です。炎症を繰り返すうちに、「気道壁の変形」が進行し、刺激に対する敏感さである「気道過敏性」も高くなります。繰り返しの咳や「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴が起こり、呼吸困難が起き易くなります。

夏バテで体力が落ちていると特に危険ですので、栄養をしっかり摂るなど体力回復に気をつけましょう。

カゼをひくと喘息発作も誘発されやすいので、外から帰ったら手洗い・うがいと長袖長ズボンなど秋冬衣料などを早めに準備しておきましょう。


解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
〒355-0047 埼玉県東松山市高坂1088
相談電話 0493(35)0890 
定休日 日・月・木曜、祝日
当店への漢方相談はこちら >>
日本には四季があり、春夏秋冬と自然の変化を楽しんで生活することが出来ます。古人は、1年を24等分して、その分岐点を含む日に季節を表す名称を付け二十四節気と呼びました。
秋の二十四節気を見てみましょう。

●立秋(りっしゅう)
8月8日頃。朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つ日。暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑が厳しく、1年で最も気温が高くなり時期です。この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると秋の気配を感じることが出来ます。夏の風と秋の涼やかな風が混在し、空を見上げると、巻雲など秋の雲が見られます。

●処暑(しょしょ)
8月23日頃。暑さが和らぐと言う意味。萩の花が咲き穀物が実り始める頃。厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。この頃は台風シーズンでもあり、立春の日から数えて二百十日、二百二十日とともに台風襲来の特異日です。夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので注意が必要です。夏の家具や雑貨を片づけ、秋の準備を始める目安にしましょう。

町内のお盆地蔵様をおまつりし、子供たちの健やかな成長を願う催しが、8月23日、24日の地蔵菩薩の縁日を中心に行われます。主に、京都を中心とした近畿地方や北陸、信州で行われ、関東・東海地方ではほとんどないようです。京都では、町内ごと地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などのお供物をし、子供たちはゲームをしたり、お菓子をいただいたりして遊んでいます。

●白露(はくろ)
9月8日頃。草の葉に白い露が結ぶという意味です。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。野には薄が穂を出し、太陽が離れてゆくため空が高くなるなど本格的な秋の到来です。日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。カゼに注意しましょう。
中国の五行説では「白」を秋(肺)の色としています。日本人からすると「白」は雪=冬をイメージしますね?

●秋分(しゅうぶん)
9月23日頃。春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。太陽が、極楽浄土があるという真西に沈むことから、亡くなった人をしのぶ日とされています。春分・秋分の3日前からの7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してきます。

●寒露(かんろ)
10月8日頃。寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。
露が冷たい空気と接し、露に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げて見てはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々とした趣を感じる空に出会えるはずです。

●霜降(そうこう)
10月23日頃。秋が一段と深まり、朝露が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できます。初霜の知らせが聞かれるのもこの頃で、山は紅葉で彩られます。
コートや暖房器具の準備などの冬支度をこの頃から始めます。読書や編み物をしたりして、秋の夜長を楽しむのもいいですね。


解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
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東洋医学の最古典の「素問」を見ると、適当に運動して汗を出すのが良いのは夏の養生法であって、秋の養生法には、「秋の3ヶ月を容平という。万物が実を結ぶ時だ。すべてが引き締まり、収納される。この時期は早く寝て鶏と共に起きる。あれもこれもやりたい、などとイライラして活動的になってはいけない。この時期に活動しすぎて、陽気を発散(汗をかく)すると肺が弱り、冬になって下痢をする」と書かれています。

たしかに発汗し過ぎるとカゼを引きやすいものです。もし、秋に発汗したときは、すぐにでもふき取りたいものです。

今まで咲いていた花も実を結び、翌年のために生命力を種の中に収める時期です。人間の身体にも同じ働きがあり、「気」の流れの勢いも外向きから内向きに変化しています。この時期は身体の防御力が手薄になりがちです。秋に風邪を引きやすいのはこのためです。この季節は、薄着をして身体の熱を逃がしすぎるのは避けるべきでしょう。

また、乾燥する時期でもあります。これは、体表から「陽気」だけでなく「水分」も逃げていくためです。春や夏に比べると「身体」や「心」もおとなしく過ごすことが、自然と調和する方法だと言えます。春に目が覚め、夏にかけて外へ発散していた気のエネルギーは、秋を迎え身体の中へ向かおうとしています。身体は皮毛を閉じる前にもう一度、窓を開け放って残った「陽気」を出しきり、「涼しく清潔な気」を体内に入れて、「気」の入れ替えをすることが必要です。

肺は呼吸をつかさどり、取り入れた気「天の気」と食物から得られた「地の気」と合わせ、人体の『エネルギー』に変化させ、全身に送り出しています。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

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