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消化を助ける生薬が何もはいっていない安中散

「医食同源」は中国で、紀元前から今日に至るまで庶民の日常生活に脈々と伝わる考え方です。
食べ物は薬であるというこの思想は、漢方薬を料理に取り入れた「薬膳」を発達させてきました。

秋は季節限定という人を含めて、グルメを楽しむ多くの人たちが旬の香りを楽しむ季節です。
食欲は本能の一つですが、食べたいからと言って腹いっぱい食べていいのでしょうか。
「腹八分に医者いらず」とはよく言ったもので、これこそ長寿の最大の秘訣なのです。
なにしろ、食べたものを消化する際に発生する活性酵素は、生活習慣病や老化促進の最大の原因なのですから。

そうはいっても、他の季節よりは食が過剰になりがちなのがこの季節。
過食の結果、胃がもたれたりする人が増える季節でもあるのです。
そこで胃薬の出番となります。
特に日本人に人気なのが漢方胃腸薬。

市販されている漢方胃腸薬は、「安中散(あんちゅうさん)」という処方がベースになっています。
でも暴飲暴食で胃が弱っている場合は、安中散には消化を助けるような生薬が何も入っていません。

お飲みになった安中散でいい香りを経験したことがありますか?
安中散は成分の8割が本来香りの強い生薬で、その香りの力で胃の働きを改善していく処方なのです。
ですから香りを感じられるような安中散ならいいのですが、それを追求すると生薬の一つ一つが洗練された高価なものでなくてはなりません。
今の市販価格ではなかなかその品質は実現できないのです。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
〒355-0047 埼玉県東松山市高坂1088
相談電話 0493(35)0890 
定休日 日・月・木曜、祝日
当店への漢方相談はこちら >>
私達人間いや動植物すべてが太陽エネルギーをエネルギー源として利用して生きています。
このエネルギーを取り入れる入口が主として脾(胃腸)であり、取り入れたエネルギーを人間の生命エネルギーに転換して利用するのが肺の働きなのです。
東洋医学では、人間の臓腑を五臓六腑に分け、それぞれが独立的に機能しているのではなく、相互関連して自然と調和して機能していると考えています。
秋は肺が一番活動している時期です。
臓腑と季節の関係をわかりやすく言えば、各季節の始まる前の十八日間を土用と言い脾が一番働いています。
脾は自然のエネルギー(太陽エネルギー)を食の形で体内に取り入れる働きをしています。
秋は肺が一番活発になる時期で、脾が取り入れたエネルギーを人間が使用しやすい生命エネルギーに変換して、次に、そのエネルギーを冬に腎が働き腎の中に精(ホルモン)の形で蓄え、春になると肝が働いて活動を活発にします。
夏になり心が一番活発に働き人間としての活動を旺盛にすると考えています。
以上のように、まずエネルギーを取り入れる入口が食ですので、食事が大切で、肺の機能を活発にさせる運動が大切な養生法であり、正しく続けることが何よりも大切なことなのです。
また、体内に取り入れたエネルギーは生命活動に利用され、あまりは腎(五臓の一つで、西洋医学の副腎に相当)に蓄えられます。

中医学では「腎は精を蔵す」と言って、腎に蓄えられたエネルギーを「精」と言っています。
精を西洋医学では成長ホルモンと言っています。
「精」が十分あれば、子供の成長は健やかになり、生殖機能も健全になります。
また、「精」は老化にブレーキをかけ寿命を長引かせるだけでなく、健全な老後の生活を楽しむもとになります。
また、腎の成長は五臓の中でも一番時間がかかり約二十年かかりますが、また衰えるのは早い臓器と考えられています。
腎が精を蓄えるには時期では冬、一日では夜の十時から夜中の二時までです。
大事なことは、この時期は体を休め、睡眠をとることです。

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。

レムとはREM(Rapid Eye Movement)と言って眼球が急速に運動している状態を指します。
レム睡眠の時は、寝返りを打ちながら夢ばかり見て、1時間おきに目が覚めます。
この時、脳はずっと働き続けているのです。

これに対して、寝入りばなのノンレム睡眠は、こうした眼球運動が一切ない、泥のように眠っている状態です。
もちろん脳は完全に休息していますし、夢も見ません。
じつはこの熟眠時間の時に精が蓄えられているのです。

睡眠は長くとればいいわけではなく、この時間(夜の十時から夜中の二時)に睡眠をとることが必要なのです。
睡眠が大事だからと言って「明け方に寝て、お昼過ぎにようやく目が覚める」という睡眠のとり方が体にいいと思いますか?

もちろんそうは言えないでしょう。
大切なことは「時間」ではなく「質」だからです。

自分も十時過ぎには寝て三時過ぎに起き、朝ひと仕事するという習慣です。

人間の一生を健康に過ごすことを考えると腎の機能増進をはかることが大切です。
それには睡眠のとり方と足腰を鍛えるしか方法がありません。

文明の発達した現代では、足を使わなくても自由に移動が出来、食べ物も豊富で、不自由なく生活できますが、健康維持の面から考えるとこれでよいのでしょうか。

昨今の少子化傾向は社会経済的に子供を作らないだけでなく、「精」の不足で子供ができない場合が多々あるのではないでしょうか。
現代の若い人たちは、体格は立派に見えますが、体力・生命力の面から見ると昔よりも衰えているのではないかと案じています。

次の事柄をチェックしてみましょう。
一、食生活…日本人は穀類(米)を中心に野菜や小魚を副食にして、よく噛み(一口三十回)、腹八分を守りましょう。
二、運動…適度な運動を続ける。一日一万歩歩きましょう。
三、睡眠…早寝早起き。腎が精を蓄える時間、少なくとも夜の十一時から夜中の二時頃までは熟睡しましょう。
四、平常心…イライラしないこと。七情(喜・怒・思・憂・悲・恐・驚)は病の本です。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)
漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
〒355-0047 埼玉県東松山市高坂1088
相談電話 0493(35)0890 
定休日 日・月・木曜、祝日
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冬場の冷え性で悩まれる方は、秋からの生活の中に次のような工夫をされると良いでしょう。
一、歩くことを心掛けましょう。
足の裏には全身のつぼがから、あります歩くことにより、このつぼを刺激し、血行がよくなります。
二、靴下は絹で出来た五本指の靴下を一番下に履き、その上に絹の靴下を重ねてはくと足の冷えは非常によくなります。
三、足湯・下半身浴をしましょう。

シャワーのみやカラスの行水では体の芯まで温めることは出来ません。
腰(臍)から下を湯船につけて三十分くらいつかっていると体の芯まで温まってくるのを感じます。
早い人では十五分~二十分ぐらいであたたまります。
もっと簡単には両足がつかるバケツなどを用い、足湯するだけでも良いでしょう。

下半身浴を毎日続けることにより全身の血行がよくなり、皮膚の新陳代謝も良くなり、皮膚に潤いが出て、滑らかに美しくなり、シミなども色が薄くなってきます。
冷え性の人は一般に、水肥りの傾向にあり、下半身浴を続けると、体重の減少と共に高血圧なども治ってしまいます。
ただ、心臓に障害のある人は汗の出すぎないように注意しましょう。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)
漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
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冷え性は、日本人独特の病気で、他の国ではほとんど問題にされていないようです。
婦人に多く、ある医学統計によると、日本人は、婦人の50%は冷え性の持ち主であると報告されています。
漢方のある大家は、婦人のあらゆる疾患は、冷え性が原因であるといっても過言ではないとさえ述べています。
つまり、冷え性は婦人の大敵であると言うことなのです。

現代医学的見地から見ると体のどの部分が悪いのかはっきりしない、検査結果にも悪いところは無い。
とどのつまりは「自律神経失調による血管運動系の変調」などということになって、当人のつらさにもかかわらず治療法が無いのが現状です。

冷え性は、服装とも関係があります。
若い婦人の間ではスタイル上の関係からか、ミニスカート姿を良く見かけます。
真夏ならあまり問題は無いのですが風が冷たく感じる秋になってくると、外気にさらされた足をめぐる血液が冷えて、その冷えた血液が腹部に還流するために、腹部の大切な臓器が冷やされて、生理が変調する原因になることが考えられます。
外気が冷えてくる季節には、足を冷やさないような服装を心がけてください。
昔からの日本人の服装は着物であったことは、婦人の健康を考えてのことであったと思います。
冷え性体質の人は、まず食養生の基本にバランスの取れた食事をすることが大切です。

しかし、この「バランスのとれた」ということは、西洋医学的(栄養学的)には糖質・蛋白質・脂肪などの各栄養素をそれぞれ何グラムと言います。
これも大切です。

しかし、東洋医学的立場から冷え性を治すには、食べ物の種類・量・栄養素を過不足なく充たすほかに、もう一つ大切な要素、すなわち、陰陽のバランスがあります。

食べ物には体を冷やす(陰)ものと、温める(陽)ものがあります。
まず食べ物の陰陽を知ることが大切です。
大まかに言って、動物性食品は陽性、植物性食品は陰性です。
また季節によっても異なります。
夏に採れるトマト、きゅうり、メロンなどは陰性、冬に採れる大根、ゆり根などは陽性の食べ物です。

形や硬さも陰陽を見分けるポイントの一つです。
大きくて軟らかいスイカやメロンなどは陰性で、小粒で硬い栗、クルミなどは陽性です。

陰性の食べ物も次のような処理(料理)をすると陽性にすることが出来ます。
一、日に干す      椎茸・切り干し大根など
二、塩を加える     漬物など
三、油と熱で料理する  野菜炒めなど
四、長時間加熱する   煮物など

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

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グルメの時代とも言われる今日、食欲の秋ともなれば、多くの人がグルメを楽しんでいます。
震災不景気ともいわれる昨今でも町のちょっと気のきいたレストランは、どこも人の行列が見られます。
飲食は人間の本能の一つですが、好みに任せて腹一杯食べてよいものでしょうか。

東洋医学では、『医食同源(いしょくどうげん)』といわれるように、健康維持に食事を特に大切に取り上げます。
秋の食養について述べてみましょう。

秋は夏の疲れがまだ残っているときでもありますので、今のうちに体調を整え、胃腸や呼吸器を丈夫にしておき、冬になっても風邪を引かない体作りをしておきましょう。

風邪を引きやすい人や過保護の傾向のある幼児は、初秋から冬に備えて薄着の習慣をつけ、乾布摩擦など始めるとよいでしょう。
こうしたことは、寒くなって風邪が流行しだしてからあわてても間に合いません。
積極的に体を動かすためのスポーツを始めるにも秋はふさわしい季節です。

また、読書の秋、文化の秋で展覧会や音楽会などの催しが盛んになります。
週休二日制で時間に余裕がある現代、何か打ち込めるもの、夢中になれそうな趣味を見つけて、取り掛かってみるにも良い季節です。
精神的に充実した生活を送ることが、心身ともに若く、健康でいられる秘訣です。

癌が死亡率のトップになって、癌の中でも肺癌がトップの位置を占めるようになってきました。
東洋医学では、「肺」は胃腸で吸収された栄養素と呼吸で取り入れられた酸素(東洋医学では清気と呼んでいる)から気(元気)を作り出す臓器と考えています。
健康維持に運動が必要というのも、運動することによって肺の呼吸活動が盛んになるからです。
また、健康な体つくりに必要な物として、調和の取れた栄養素が必要になりますので、食養生がいかに大切なことがお分かりいただけると思います。

そこで、秋の東洋医学的な食養生について述べて見ましょう。

秋の代表的な食物としては、まず果物でしょう。
秋になると柿が実ります。
柿といえば、酒を飲んだ後に柿を食べると良いと言われます。
お酒を分解するものが柿の中に含まれているとも言われますが、酒によって温まった体を柿が冷やすためだと思います。
そのため、冷え性の人、小便が近い人は柿を食べるとてきめんに悪化します。

柿ばかりではなく果物は一般的にビタミンCが多く、健康に良いと思われていますが、果物は「陰性」の食べ物で、体を冷やす代表的な食べ物です。
冷え性のご婦人やお年寄りの方や胃下垂気味の方は果物をごく少しだけにされたほうが賢明です。
一日にみかんを数個以上食べるというのは大変な誤りですので、ご注意ください。

秋の味覚の一つは松茸を代表とするキノコ類です。
香りも良く大変美味しいものですが、栄養学的にはあまり良いとはいえません。
大体、タケノコとかキノコとか、一日か二日でスッと伸びてしまうのは、陰性の食べ物といって体を冷やす傾向があります。

食欲の秋とはいいますが、全体食を心掛けてください。
美味しいところだけ食べるのではなく、大根などは根も葉も、少し小さい魚ならフライにして頭・尻尾・骨ごと、ご飯なら胚芽米をというように食べてください。
最近はコンビニがよく利用されていますが、コンビニの弁当などには国産の米は使っていないといわれていますし、食養生の基本の一つに、「身土不二(しんどふじ)」(日本人は国産の季節に採れる食品を食べること)があるように食べ物の産地と季節を意識することが健康増進に大変必要なことなのです。
そして腹八分目に食べることです。
「腹八分に医者いらず」というのは真理で、食べすぎは禁物です。
先日の新聞で読みましたが、長寿の秘訣は皆「腹八分目に」と「一口三十回噛む」だそうです。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

漢方薬専門 東医堂 杉山薬局
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