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せき、痰の漢方
気道に異常や異物による刺激が生じると、その刺激を取り除こうとして「咳」がでます。またその際、気道からの分泌物である「痰」が吐きだされます。
 咳には、乾性のものと湿性のものとがあります。乾性の咳は、「空咳」といわれ、かぜ、気管支炎、インフルエンザに伴った咽頭炎などの初期にみられ、痰を伴うことは、ありません。湿性の咳は、痰を伴う咳です。かぜや、慢性気管支炎、インフルエンザなどで多くみられます。
 咳は、体の防御反応のひとつです。体にたまった痰や異物を排出するための大切な反応ですので、咳止めの薬をむやみに使用せず、体に合った漢方薬で、根本から改善して行きましょう。

(咳、痰に使う漢方薬)
●乾性の咳で頭部に発汗などもともなう激しい咳には、麻杏甘石湯や、五虎湯などをもちいます。

●神経質で体力弱く気分がふさいでうつ傾向の方の、気管支炎、咳に、柴朴湯をもちいます。

●体力が低下して皮膚が枯燥傾向で、のどの乾燥感、刺激感があり声枯れ、夜間に咳がこみあげて止まらなくなる方に麦門冬湯や、咳や痰が出て眠れない方に竹ジョ温胆湯をもちいます。

●湿性の咳、痰、鼻水をともなう方には、苓甘姜味辛夏仁湯をもちいます。

★一般的な注意
・タバコの煙は、気道を刺激するだけでなく、慢性的な気道粘膜の炎症をおこすので、禁煙しましょう。

・咳が出るときは、マスクをしましょう。マスクをかけるこは、病原菌を含んだ、呼気を空中にまき散らさないだけでなく、本人が吸う空気を湿った暖かいものに保つ働きがあります。

(民間療法)
・ダイコン湯
大根おろしを4分の1カップほどつくり、おろし生姜を少々くわえ、熱湯を入れて1日2〜3回飲みます。レモンやハチミツを加えるとより飲みやすくなります。
 
・黒豆の煎じ汁
大さじ2杯の黒豆と600mlの水をなべに入れて水が半分になるまで煎じます。この煎じ汁を、好みで黒砂糖を加えて1日3回飲みます。
更新日:2008/10/07


パニック障害と漢方(動悸、めまい、乗り物にのれない---)
パニック障害は、めまい、心悸亢進、呼吸困難といったいろいろな症状とともに激しい不安が突然発作的に起こる病気です。

以前は、不安神経症とかうつ病、自律神経失調症、心身症、心臓神経症、過呼吸症候群、と診断されていることが多かったようです。

 パニック障害は、1980年に登場した新しい病名です。

従来、不安神経症と呼ばれていた人の中に急性の不安発作をしばしば起こす群と、慢性的に不安をうったえる群があり前者をパニック障害、後者を全般性不安障害と呼ぶようになりました。

パニック障害の原因については、まだはっきり解明されていませんが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンや、ノルアドレナリンの働きの異常で起こるのではないかといわれています。

このような、神経伝達物質が何らかの原因で誤作動を起こし自律神経が異常に興奮し、身体のバランスを崩し動悸やめまいなどが起こります。また、その興奮が、不安や恐怖などの感情と深く関与している大脳辺縁系にも伝わることから、危険もないのに不安や恐怖を感じるのだと考えられています。
 
 ★パニック障害とは、次のうち4つ以上の症状が誘引がなく急に起こるものをいいます。

 (呼吸が早くなる、めまいふらつき、頻脈ドキドキ、身ぶるい、発汗、窒息感、吐き気、離人感、非現実感、しびれ感、紅潮、胸痛、胸部不快感、死への恐怖、正気を失ったコントロールができない恐怖感)

日本でも、ストレス社会を反映して、パニック障害でお悩みの人がが多くなっています。

パニック障害は100人に1人ぐらいの割合で起こると言われている病気です。

 パニック障害によく使う漢方薬は、動悸や胸部の症状には、心(シン)に問題があると考え養心安神薬である甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)などを使います。

呼吸が早くなったり窒息感には、気滞(気がどこかで通じていない状態)と考え香蘇散(コウソサン)などを使います。

めまいふらつきには、気が上のほうへ上がっていると考え気をおろす漢方薬の桂枝加龍骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)などを使います。

 すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。

《自律神経を調整する訓練法》
  ●自律訓練法
ドイツの精神科医シュルツが考案した方法で、自律神経を整える訓練をしていくものです。そして、心身のリフレッシュ効果もあります。
  姿勢  
 仰向けに横たわる(このほうが効果が早く現れます)か、楽な姿勢で いすに腰掛ける。
  手順 
@目をつむり、深呼吸を2〜3回行なって、肩と首の力を抜きます。

Aさわるのではなく 頭の中で、ゆっくり感じてください。右手 親指 人差し指中指 薬指 小指と ゆっくりひとつずつ、どこにあるか感じてください。そして左手 右足 左足も同様に、親指から小指までひとつ ずつ、順番に感じてください。

B(腕が重たい)と心の中で暗示してください。右手の腕が重たい左手の腕が重たい右足が重たい 左足が重たい と ゆっくり感じてください。

C(手足が温かい)と心の中で暗示してください。右手が温かい 左手が温かい 右足が温かい 左足が温かい と  ゆっくり感じてください。

D(気持ちが落ち着いている) (心臓が静かに打ってる) (呼吸が楽にできる)(お腹が温かい)(額が涼しい)と ひとつずつ心の中で暗示しながら、ゆっくり感じて ください。

Eここで自分が心地よいと感じるイメージ(草原や砂浜で気持ちよく寝そべっている)(空を鳥になって飛んでいる)を想い浮かべてください。

Fこのまま眠ってしまってもかまいません。そうでないときは深呼吸をして、 伸びをします。手を握ったり開いたり、うでを曲げ伸ばししながら、徐々に 身体を動かします。

暗示をしても、その通りの状態を感じられなくてもかまいません。トレーニングを 繰り返すうちに、だんだん上手に感じられるようになってきます。途中で、不快感を感じたらF番の深呼吸をして中止します。その後、時間をおいて再開します。
更新日:2008/02/09


めまい、ふらつき、メニエール(ぐるぐる、ふわふわ、嘔吐、吐き気)
 めまい(眩暈)には、ぐるぐる回るような回転性のもの、ふらふらする、ふわふわするゆれているような感じ、ふわっと頭重感などさまざまなものがあります。

 このような症状が起きたとき重大な病気が原因となっていることもあるので、まず耳鼻科や神経内科などで検査を受けましょう。も、以外に多いのは、検査をしてもどこも悪くないと言われた等原因のわからないめまい、ふらつきです。

 このような場合は、自律神経のバランスの崩れやホルモンの乱れ、更年期、高血圧、低血圧等による血流の悪さなどによることが多いようです。こんな時は、是非漢方薬をお試し下さい。

 更年期によるめまいは、動悸、のぼせ、発汗、不安等も併発する事が多く加味逍遙散や、柴胡桂枝乾姜湯などが使われます。

 胃腸が弱く胃酸が出やすい方に多いめまいは、胃内の水毒がめまいを起こす考え半夏白朮天麻黄湯を使います。

 高血圧症に伴うめまいには、釣藤散や抑肝散などを、低血圧に伴うめまいなどは、当帰芍薬散などを使います。いずれも血流を改善していくものを使います。

 また、めまいを主訴とする代表的な疾患にメニエール病があります。激しいめまい、聴力の低下、耳鳴り、耳の閉塞感、激しいおう吐、吐き気などを伴います。原因は、耳の中の内耳の血行不全によって、内リンパ水腫をおこすためと考えられています。

 漢方では、水毒やお血が気の上昇とともに起こると考え、柴胡加竜骨牡蠣湯や苓桂朮甘湯など気や水のめぐりをよくする漢方薬を使います。

 日常生活で気をつけることは、水分、塩分を控えめにして、後頭部を冷やさない様にして下さい。

すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。是非ご相談下さい。

 
更新日:2008/04/18


◆機能性胃腸症(検査では、異常ないが、胃痛、胸焼け、ゲップ
◆機能性胃腸症(胃痛、胸焼け、ゲップ、お腹の張り等)

慢性胃炎は、日本人に非常に多い病気で4人に1人は、胃の痛み、胸焼け、ゲップ、お腹の張りなどの不快を感じていると言われています。そしてその半数は、検査をしても胃炎や胃潰瘍、ガンなどの異常(器質的疾患)は見られないそうです。


 胃腸に不快や異常を感じているにもかかわらず、いろいろな検査をしても異常が見つからない状態を「機能性胃腸症」といいます。神経性胃炎などもこれに含まれます。器質的に何も異常なくても 機能的低下しているという状態です。


最近この機能性胃腸症の相談の方が増えています。


 胃腸は、自律神経により調整されます。脳の中枢神経と腸管の神経は、自律神経を介してつながっています。ですから他の器官に比べて精神的な影響をより受けやすいといわれています。ストレスによって胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのはこのためです。


◆漢方と機能性胃腸症

・気分が沈んで、不安感などがあり時々動悸、めまいなどがある人の胃痛、ゲップ、もたれ、お腹の張りなどがある方は、半夏厚朴湯を使います。

・胸焼け、ゲップ、お腹がゴロゴロ鳴り、みぞおちがつかえ、軟便気味な方には半夏寫心湯を使います。

・イライラしてストレスが多く、胃に水がたまっている感じがし て、疲れやすく、顔色も悪く、気力が無いタイプには、柴芍六君 子湯を使います。


・胃部がつかえて膨満感がありゲップ、胸焼け、お腹の張りがあ り、胃酸が上がってくるタイプには、茯苓飲を使います。


☆機能性胃腸症は、日常の精神的なストレスと密接な関係があるので、頭の切り かえ、ストレスの発散など気分転換し、リセットすることが大切です。



 すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致してお ります。

 《胃腸に良い民間療法》

●センブリ1.5gを、水300ccで約半量になるまで煮つめ、1日3回服用。または、熱湯中に浸して振出  し、その振出液を服用し ます。

●ゲンノショウコ10をを、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3 回服用します。

●朝鮮人参エキス1日1〜2gを2〜3回に分けて服用すします。
更新日:2008/04/18


更年期の症状(ほてり、のぼせ、ホットフラシュ)
卵巣機能が低下してくる時期を更年期といいます。更年期が起きる年齢は、44〜55歳くらいですが、49〜50歳頃が一番多くみられます。
更年期には、ホルモンバランスが崩れ(卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌減少)、自律神経のバランスも崩れることで、いろいろな不快な症状が出てきます。

 症状の現れ方には、個人差があり気づかないまま過ごしてしまう人もいれば、多くの不定愁訴や、苦痛な症状を訴える人もいます。これには、更年期を迎えるときの健康状態や精神状態が密接に関係しているようです。

 代表的な症状は、顔がほてって熱くなり汗をかく“ホットフラッシュ”です。また、イライラ、動悸、頭痛、不眠、うつ症状、体重増加などが、あります。

 このような症状には、漢方では、[血の道症]に使う漢方薬をよく使います。
《血の道症とは、女性の生理に関係するすべての身体、精神的な不調をいいます。》

 血の道症を改善するには、血の汚れをとり、血の流れをよくする漢方薬を使います。

【更年期に使う代表的な漢方薬】
・気帯症---イライラして怒りやすく情緒が不安定であり、不安感や、うつ傾向な方には、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
・お血証---顔色がどす黒くつやがなく、口唇や舌が暗紫色であり皮膚が、カサカサする方には、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
・気帯症お血証---気帯症と、お血証の症状がともに認められる場合は、加味逍遙散(カミショウヨウサン)や、抑肝散加陳皮半夏(ヨッカンサンカチンッピハンゲ)

すこやか堂では、一人一人のお悩みの症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。  
更新日:2008/10/08


子宮筋腫、子宮内膜症と漢方 
◆子宮筋腫‐‐‐子宮内の筋肉の層にできる良性の腫瘍で、30〜50才くらいの女性に多くみられますが、その原因は、エストロゲン卵胞ホルモン)が大きく関与している考えられています。筋腫は、子宮の外側に突き出している漿膜下筋腫、子宮の壁の中にできる筋層内筋腫、子宮の内側に突き出す粘膜下筋腫の3種に大きく分けられます。

◆子宮内膜症‐‐‐子宮の内側をおおっている子宮内膜に似た組織が、子宮内膣以外の場所に発生して、月経と同様の出血を繰り返すものです。子宮筋層内で増殖したものを子宮腺筋症(内性子宮内膜症)、子宮外(卵巣、卵管、骨盤膣、膀胱、直腸など)で増殖したものを、外性子宮内膜症といいます。

代表的な症状としては、月経痛、過多月経、不正出血があります。だらだら出血続いたり過多出血になると貧血状態になることも少なくありません。また、筋腫が大きくなると腰痛になったり、膀胱を圧迫すると頻尿になることもあります。

 内膜症、腺筋症では、月経痛や過多月経に加え月経以外のときの下腹部痛や、性交痛や排便痛があります。また、これらの症状は、不妊の原因になることもあります。

 西洋医学では、ホルモン剤の投与や手術が主体になりまが、漢方では、[血の道症]に使う漢方薬をよく使います。《血の道症とは、女性の生理に関係するすべての身体、精神的な不調をいいます。》血の道症を改善するには、血の汚れをとり、血の流れをよくする漢方薬を使います。

【代表的な漢方薬】

・顔色がどす黒く、つやがなく、口唇や舌が暗紫色であり、のぼせて、あざができやすいような方には、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

・イライラして怒りやすく情緒が不安定であり、不安感や、うつ傾向で、お血証の症状(血液循環が悪く冷え、のぼせ、生理不順、肩こり等)が認められる方には、、加味逍遙散(カミショウヨウサン)

・不正出血で、何日もダラダラと止まらないで、お腹が張り手の平が熱ぽっく、唇が乾燥しやすい方に、温経湯(うんけいとう)


すこやか堂では、一人一人のお悩みの症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺い,その方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。    
更新日:2007/02/21


皮膚病と漢方(2)
木の芽時になると 皮膚病になる人、皮膚病が悪化する人が多くなります。この時季は、冬の間隠れていた全てのものが芽をだし、活動的になる時季です。人の身体も、芽が出るように身体の中に溜まっていた毒素が皮膚の表面に出てきます。このため皮膚のトラブルが増えてきます。
              
皮膚病は、中国では古来より"瘡瘍(そうよう)"と総称され、外科疾患の一つとして扱われてきました。漢方では、「内に病あれば、必ず外にあらわれる」という考えがあり、皮膚病を単なる局所的な病変としてではなく、全身的な状態のあらわれとしてとらえます。原因については、一般に心身の偏りと、季節や気候などの要因、すなわち外因(風・湿・熱)とが合併して生じると考えます。

皮膚病のタイプと代表的な漢方薬


〈風寒タイプ〉

皮膚病の多くは風邪(ふうじゃ)によって発生します。

◎外風:自然界の風が体内に侵入すると、体表の営気と衛気が乱れ、筋肉、皮膚 における気血の流れが悪くなるために皮膚の症状が現れる

◎内風:主に体内の陰血不足が原因となって生じる。血虚のため筋肉・皮膚の 栄養が不足状態となり皮膚の症状が現れる。風邪と寒邪により皮膚症状 がでる。治療には去風作用により、風邪、寒邪を取り除きます。

《主な症状》‥‥ 風・寒にあうと発疹する、皮膚掻痒、疲労感、冷え代表的な漢方薬と目安となる症状

◆十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) 蕁麻疹、急性疹、水虫、発赤・ 化膿傾向の皮疹

◆桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう) 湿疹、皮膚炎 ねあせ・あせも、疲れやすい



〈風熱タイプ〉

 風邪に熱邪が合し、これが肌表に侵襲して起こります。この2つの邪を受けると頭顔面部や肌表に浮遊性の操熱が生じ、掻痒、浮腫、紅疹がでます。治療法としては風邪と熱邪を取り除きます。

《主な症状》 ‥‥ 皮膚紅潮、皮膚掻痒、皮膚乾燥、口渇

代表的な漢方薬と目安となる症状

◆消風散(しょうふうさん) 慢性湿疹、痒み、発赤、熱感 口渇

◆防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) のぼせ、いらいら、湿疹、口渇、便秘


〈血熱タイプ〉

夏季の高温、あるいは体内の熱が筋肉・皮膚に鬱滞することが、皮膚の症状を引き起こしたり、悪化させたりします。

  治療法としては、清熱解毒をします。

《 主な症状》‥‥ 皮膚紅潮、皮膚の熱感、乾燥

代表的な漢方薬と目安となる症状

◆温清飲(うんせいいん) 皮膚の色つや悪く、皮膚の乾燥、痒み、 のぼせ、目の充血、口渇


◆柴胡清肝湯(さいこせいかんとう) 湿疹、のぼせ ほてり、扁桃腺炎


◆荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)  にきび、湿疹、蓄膿症、慢性扁桃炎、目の充血、のぼせ

◆清上防風湯(せいじょうぼうふうとう) にきび、発熱、熱感、痒み、顔面紅潮


〈湿熱タイプ〉

気候・環境の影響を受けて外界から入り込んだ湿邪が、飲食の不節制あるいは脾の運化機能の低下によって生じた水湿がこれらが停滞すると皮膚疾患が起こる。

治療法としては、湿邪を除き脾の作用を補います。

主な症状 ‥‥皮膚がジュクジュク、滲出物が多い、食欲不振

代表的な漢方薬と目安となる症状

◆竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう) 疼痛、湿疹帯状疱疹、陰部掻痒感、排尿痛、残尿感

◆茵陳五苓散(いんちんごれいさん)蕁麻疹、食欲不振、黄疸、むくみ、消化不良、二日酔い

◆柴苓湯(さいれいとう)    食欲不振、むくみ、口渇



〈血虚タイプ〉

気候の燥邪の侵入、あるいは体内の陰血の不足によって皮膚が乾燥状態となり潤いと栄養が欠乏すると、皮膚の症状が現れる。治療としては、血を補います。

・《主な症状》 ‥‥皮膚乾燥、掻痒感が強い、めまい、疲労感

代表的な漢方薬と目安となる症状

◆当帰飲子(とうきいんし) 慢性湿疹、かゆみ、発赤、滲出液は少ない

◆加味逍遥散合四物湯(かみしょうようさんごうしもつとう)皮膚の枯燥、血の 道症、湿疹、しみ

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●漢方の外用薬(ぬり薬)

 ・紫雲膏(しうんこう)

 漢方外用薬の代表的な軟膏紫雲膏は、消炎、鎮痛、止血、肉芽形成促進などの作用があります。当帰を含むので肌を潤し血の流れをよくします。また、紫根を含むので解毒、解熱、殺菌の効果があります。純粋な植物製剤で、化学薬品、添加物などは一切使わずに作っています。刺激もなく安心して長くご使用いただけます。 −−−−20g入り 1030円

(湿疹、ニキビ、アトピー、イボ、火傷、痔、肌荒れ、乾燥肌等)


・中黄膏(ちゅうおうこう)=(ベルクミン)

ベルクミンは、熱性の皮膚疾患や化膿によく効き、熱を去り、排膿作用があって疼痛、かゆみを緩解し、出血を止め、うっ血を散らす効があります。かゆみ、赤みなどが強い皮膚病に効果があります。−−20g入り 1030円

  (ニキビ、アトピー、慢性湿疹、痔、あせも、かゆみ等


《皮膚病によい民間療法》

・どくだみを10〜15g、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3回服  用します。(ジンマシン、慢性湿疹等)


・ヨクイニン10g〜15gを、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3回  服用します。(ニキビ、水イボ等)


・当帰10g〜15gを、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3 回服用し ます。(乾燥肌、アトピー等)

更新日:2006/03/23


不妊症、生理不順
<不妊症の漢方>
日本では10組に1組が不妊症と言われています。漢方では、身体のバランスを整え(陰陽の調和をとり、ホルモンのバランスを整える)、血の汚れをとり、血の流れを改善することで妊娠しやすい状態にしていきます。また、精子減少症、無力症など男性が原因の場合も40%あると言われています。男性の不妊症には腎系の働きを改善する薬を使い、精子の数、運動を高めていきます。

《不妊症、生理不順》
不妊症に悩む人の多くは、生理不順を伴う場合が非常に多いものです。生理不順を治すことで、案外簡単に不妊が治る場合があります。西洋医学では、女性不妊を卵巣、卵管、子宮、骨盤腹膜に器質的異常があるものを器質的不妊といい、原因がはっきりしないものを機能性不妊といいます。また、原因が男性にある場合もありす。

《不妊症、生理不順の代表的な漢方薬》
●当帰芍薬散・・・貧血ぎみで、冷え性、疲れやすい人が目標です。帯下などがしばしばあり、膀胱炎をおこしやすいタイプの人で、圧迫されるような鈍痛の生理痛がある人に用います。

●桂枝茯苓丸・・・・体力は普通であざができやすく、顔はのぼせて手足が冷えるといったいわゆる冷えのぼせタイプで唇や舌の色は赤黒い人が目標です。

●加味逍遙散・・・・足が冷えて顔がのぼせ、肩こり、頭痛、めまい、不安感、イライラなどの神経症状強くあらわれる人に用いす。

●補中益気湯・・・・手足の倦怠感があり、疲労しやすく、消化器系が弱く、体力のない人に用います。男性不妊の、精子のきが悪い人にも用います。

《不妊症、生理不順によいと言われている民間薬、機能性食品》
サフラン、トウキ、コウカ、シャクヤク、ヤクモソウ、ホオズキの黒焼き粉末

<注意>
 漢方薬は、お一人お一人の体質や病気の状態合わせて処方されるオーダメイドのお薬です。体質が違えば同じ病気、同じ症状でも飲む漢方薬が違ってきます。お飲みになる場合は必ず漢方の専門家にご相談ください。

更新日:2007/11/28


口臭と漢方(漢方でお口のエチケット)
口臭で悩んでいる方は少なくありません。口臭には生理的なものと病的なものとがあります。

生理的な口臭には、健康な人にもあり起床時や空腹時などに見られることがあります。
病的な口臭の原因はまずは胃腸障害などの消化器疾患や歯周病などの口腔疾患が考えられます。その他には、鼻炎、副鼻腔炎などの鼻疾患、また呼吸器、肝臓疾患、糖尿病などの全身疾患などが原因となることもあります

また、他人にはにおわないのに自分の口臭が強いと思い込んでいる口臭ノイローゼもあります。口臭対策としては、まず原因疾患の治療が必要です。
この他,舌苔(舌に付着している苔のようなもの)が、口臭の原因になっていることもあります。舌苔は、正常時は、必要なものですが、過剰な舌苔は細菌のすみかなり口臭の原因になります。

漢方では、胃に熱がこもっていると(胃熱)食べ物がその熱によって温められ、臭いが立ちのぼり口臭になると考えます。胃熱(胃に炎症があり胸焼け悪心などがある)には、黄連解毒湯や三黄寫心湯などを使います。

胃腸の働きが低下すると歯周病などの炎症が治りにくくなり、ますます口臭になりやすくなります。脾胃気虚(疲れやすく食欲不振)には、四君子湯や六君子湯などを使います。
胃寒(お腹が冷え、冷えると腹部が痛む)には、人参湯などを使います。
また口臭ノイローゼには、甘麦大棗湯、歯周病には、排膿散及湯などをよく使います。

すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。是非ご相談下さい。
更新日:2008/02/09


花粉症と漢方
 近年、食生活、生活様式の変化やストレス社会の影響などのためか花粉症が著しく増加してきています。、花粉症はスギやブタ草などの花粉が原因になって鼻炎、結膜炎、咽頭炎、気管支喘息などを引き起こします。花粉症の3大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりで、人によっては、目のかゆみ、のどのはれやかゆみと、倦怠感脱力感いった症状を訴える方も見られます。
 漢方では、花粉症の症状を大量の鼻水、くしゃみなどのから「水毒」ととらえます。漢方治療では、体内の、「水」の偏在を改善するための、利水剤などを中心に用いられます。

 〈花粉症によく使われる漢方薬〉
・水っぽい多量の鼻水、くしゃみ----小青竜湯
・水っぽい多量の鼻水で、胃腸が弱い----苓甘姜味辛夏仁湯
・鼻づまりが強いー---葛根湯加川キュウ辛夷
・体力がなく、胃腸が弱くて冷え性----六君子湯

(食生活の注意点)
漢方では、胃腸の機能が低下すると、花粉症の症状も悪化すると考えます。冷えのある方や水っぽい鼻水が多量に出る方は、生ものや冷たいもの水分の取りすぎに注意してください。目や鼻のどが痒い方は、お酒や辛いものなど、熱を持つ飲み物や食べ物の取りすぎに注意しましょう。
更新日:2008/02/23


PMS(月経前症候群)と漢方
月経の7日〜14日前に、体調があまりよくないということは、よくあることだと思います。しかし、近年、複雑なストレス社会の影響からか、非常に強い体の不調を感じる方増えています。

 下腹部の痛み、乳房痛、むくみ、ニキビ、めまい、動悸、憂鬱、無気力、不眠、パニック、怒りっぽいなど、このような、生理前におこる身体的、精神的な症状を、総称してPMS(月経前症候群)といいます。

 このような症状には、漢方では、[血の道症]に使う漢方薬をよく使います。《血の道症とは、女性の生理に関係するすべての身体、精神的な不調をいいます。》血の道症を改善するには、血の汚れをとり、血の流れをよくする漢方薬を使います。

【代表的な漢方薬】
・気帯症---イライラして怒りやすく情緒が不安定であり、不安感や、うつ傾向な方には、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
・お血証---顔色がどす黒くつやがなく、口唇や舌が暗紫色であり皮膚が、カサカサする方には、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
・気帯症お血証---気帯症と、お血証の症状がともに認められる場合は、加味逍遙散(カミショウヨウサン)や、抑肝散加陳皮半夏(ヨッカンサンカチンッピハンゲ)

すこやか堂では、一人一人のお悩みの症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。 
 

 ◆PMS(月経前症候群)の食養生

・多めにとったほうがよい物−−−緑黄色野菜、豆類、海草類、ナッツ類、キノコ類、青背魚(イワシ、アジ、サバ、カツオ等)

・控えたほうがよい物−−−ケーキ、チョコレート、砂糖を多く含む物、スナック類、コーヒー、お酒
 
更新日:2008/02/09


漢方で健康的に痩せる (体に合った生薬で、メタボ解消)
 40歳以上の女性の5人に1人、男性の4人1人、予備軍まであわせると2人に1人が、メタボリックシンドロームだと言われています。女性の場合、男性と違い女性ホルモンによって守られているため若いうちは、あまり心配ありませんが、閉経とともに注意が必要です。女性のメタボは、閉経後の50歳前後から増え始め60、70、代と増加するようです。
 メタボリックシンドロームのメタボリックは、「代謝」という意味です。糖質や脂質が正常に代謝されないことで、内臓に脂肪がたまり、生活習慣病の発症が加速する状態です。動脈硬化がすすみ心筋梗塞を発症しやすくなります。
 肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧など個々の症状は、重くなくても重なることで一気に病気のリスクが増大し自覚症状がほとんどないまま併発し、突然脳梗塞や心筋梗塞などで死に至るケースもあります。

漢方では、脂肪の代謝、水分代謝、血液循環を改善するものをよく用います。つまり体に合った生薬で気・血・水の巡りをよくしていきます。

 肥満のタイプには、
@気太り(ストレス太り)
 ストレスにより、気の流れが滞り、新陳代謝が鈍ることにより太るタイプ。このような方には、イライラを沈め、気の巡りを改善する漢方薬を用います。 代表処方ー大柴胡湯

A血太り(血のめぐりが悪い)
 血の流れが滞ることにより、老廃物が廃出されず余分な脂肪となってしまうタイプ。このような方には、血液のながれをスムーズにして血行改善する漢方薬を用います。
            代表処方ー桃核承湯

B水太り(水分代謝が悪い)
 ぶよぶよした太り方で、体内に水分が滞ってしまうタイプ。このような方は、余分な水分排出し、正常な水分代謝に改善する漢方薬を用います。  大表処方ー防己黄耆湯

@AB混合太り(気・血・水の全てのバランスの崩れ)があります。  代表処方ー防風通聖散


★メタボリックシンドロームの基準
BMI<体重÷(身長×身長)>が25以上で次の3つの内2つ以上あてはまるもの。
@中性脂肪が150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール値が40mg/dl未満。
A空腹時の血糖値が110mg/dl以上。
B血圧が最高血圧が130mm  Hg以上かつ/または最低血圧が85mmHg以上。
更新日:2008/05/22


漢方で気・血・水の巡りを良くして体の不調を解消
 体がだるい、以前より疲れやすくなった、体が冷える、むく
みむ、肌荒れ、肩こりなど、なんとなく体調の不調を感じても病
院へ行くほどではない。忙しくて病院へ行く時間がないという人
はとても多いようです。

実はこうした不調は体の気 血 水の滞りを示すサインです。
気は、自律神経、血は、血液、水は、水分代謝と思っていただくとわかりやすいと思います。つまり、この“気”と“血”と“水”が、とどこおりなく循環していれば健康で、不足したり、とどこおったりすると病気になります。

「気」とは、“元気”の気、“気力”の気、“気合い”の気で、目に見えない生命エネルギーです。つまり、生体における精神的・機能的活動を「気」といっています。

「血(けつ)」と「水(すい)」は、兄弟のようなもので、いずれも体を潤し、栄養を与える体液で、赤い色をしたものが「血」。無色の体液が「水」です。「血と水」は「気」の働きを担って、体内を循環しています。

こういった、体の不調を改善するには、気・血・水のどの巡りが悪いのかを正しく把握してそれにあった漢方薬を使う事が大切で
す。
 
● 気の巡りのわるいひとには  
  気の巡りを良くする薬草 陳皮(みかんの皮)、香ブシ、蘇  葉 (しその葉)薄荷などが入った処方、香蘇散、加味逍遥  散、半夏 厚朴湯などがおすすめ。

●血の巡りのわるいひとには
 血の巡りを良くする薬草 当帰、川芎、桃仁、牡丹皮などが入  っ た処方、 当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、桃核承気湯などが  おすめ。

●水の巡りのわるいひとには
 水の巡りを良くする薬草 茯苓、沢寫、緒苓などが入った処方  五苓散八味丸 六味丸などがおすすめ。
           

 こんな不調に心当たりはないですか?

◆気− イライラする 、やる気でない、おなかが張る、のどがつまる
 
◆血−月経痛がある、にきび、シミ、肌荒れ、冷え症、髪の毛が抜けやすい

◆水−めまいが気になる、むくみやすい、多汗症、排尿異常

 ☆2つ以上合ったら要注意です。

すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢をお選びおつくり致しております。
更新日:2008/06/25


大人のニキビ
   
◆大人のニキビ(赤にきび、黒ニキビ、化膿、かゆみ)

 ニキビに悩まされる人は、以前は「青春のシンボル」などと言わ

れ思春期の男女が大半でした。この症状は、ホルモンバランスが安

定してくると自然と治まってくるものでした。ですが最近は、思春

期以降もニキビができ続けたり、思春期を過ぎてから20代、30代で

ニキビができて悩んでいる人が増えています。

 これは、吹き出物と言っていましたが最近では、「大人のニキ

ビ」と呼ばれています。

 大人のニキビの原因は、ストレス、不規則な食生活、不規則な生

活による自律神経やホルモンバランスの異常、生理不順、便秘など

さまざまなことが原因になるため、思春期のニキビにくらべとても

やっかいです。

 漢方では、身体の中に溜まっている毒素が、皮膚の表面に出てき

てニキビの症状(赤み、黒ずみ、化膿,かゆみ)になると考えま

す。ですから、体の中から改善し毒素を出し(デットクス)、毒素

の溜まらない体にし、皮膚の表面の赤み、かゆみなどを改善してい

きます。


◆漢方と大人のニキビ

・のぼせやすく、赤ら顔。患部の赤みが強く、時に化膿するような

    タイプーーーーー清上防風湯


・血色が悪く、足腰が冷え、ニキビに赤みが少なく、また痛みも化
 
     膿も少ないタイプーーーーー当帰芍薬散


・生理不順、冷えのぼせなどがあり、にきびが赤黒くなり、また生 
  理前後で悪化するタイプーーーーー桂枝茯苓丸


・イライラしやすく、不眠などがあり、ストレスでニキビが、悪化

   するタイプ−−−−−柴胡桂枝乾姜湯



 ☆ニキビには、油っこい食べ物、カロリーの高いもの、甘いもの

(砂糖)など、ニキビを悪化させるので、とりすぎに注意しましょ

う。(例えば天ぷら、揚げ物、チョコレート、ケーキ、ジュース、

スナック菓子、インスタント食品など)


 すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛け

てお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しており

ます。


~ 《ニキビの民間療法》
 ●ヨクイニン10gを、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3回服   用します。
  
●ドクダミ10gを、水600ccで15〜20分煮出して1日2〜3回服用   します。

 ●金銀花(スイカズラの花)10gを、水600ccで15〜20分煮出して1   日2〜3回服用します。
更新日:2006/06/21
 
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