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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

不眠のご相談がありました。

夜勤明けで眠れず、寝てもすぐ起きてしまうそうで>
そんなことが続いていたのが最近ますますひどくなったそうです。

相談者は50歳男性で、夜10時から朝9時半までの夜勤を、もう27年も続けているそうです。
やせ気味で頬が赤く、顔が火照っていて、イライラします。
汗かきで、喉が渇き、水をガブガブ飲むそうです。
軟便だが食欲はあるそうです。

夜寝れないことで陰虚となり、陰虚だから夜寝れない、という悪循環を繰り返しているようです。

赤ら顔、火照り、不眠を、陰虚火旺と考え 知柏地黄丸 を、
汗かきで水をガブガブ飲むことから、清熱生津の 白虎加人参湯 を
それぞれ1週間分だしました。


1週間後の本日来店しました。

一見して、まだ顔に赤みはあるものの、
初回来店時のような赤く火照った顔の赤みがずいぶん和らいでいました。

ご本人に聞くと、
喉の渇きもイライラも減って落ち着き、
大分寝れるようになった、
とのことです。

よかったですね(*^_^*)

今年の夏はとりわけ熱く、そのため陰虚が悪化する人が多いように思います。
陰が足りなくなることを「陰虚」と言います。
「陰」というのは、身体を作っているモト、大切なものです。
「陰」は血液や骨や体液や、物質的なもので、夜寝ている間に「陰」は作られます。
寝ている間に、古い細胞が死んで、新しい細胞が生まれるのですね。
このことを、新陳代謝、と言います。
この新しい細胞は、口から入れた食べものから、寝ている間に作られます。

寝ることと食べること、大切ですね。
この季節、腎陰虚の方にお勧めの食べ物に 山芋 があります。

山芋を細かく刻んで干したものを山薬(さんやく)といい、漢方薬によく使われています。
腎陰虚を改善する漢方薬、たとえば、六味地黄丸、知柏地黄丸、杞菊地黄丸などにつかわれ、
廣東牛黄清心元、日水清心丸、などにも使われています。
お食事の中でも積極的に取り入れていただくとよいですね。

谷薬舗 谷温子