41歳の主婦。 子供の時からアトピー性皮膚炎で、断続的に皮膚科で、ステロイド剤を中心に治療をしてきた。 10年前より、結婚してからは特別に皮膚科に通うほど、ひどくはなかったが、1年前に大阪から広島へ転勤してから、皮膚症状の悪化が始まった。 皮膚科に通い始めるも、以前ほど効果が出ない。顔にも皮疹が出るようになり、来局される。 現在の状態は、顔・首・胸・背中の上半身を主体に、毛孔部の膨疹を主体に、紅斑もはっきりしてきている、一部は浸出液を伴い、掻いた痕がたくさん見受けられる。 漢方で言う湿熱と、熱毒上擾証(顔面紅皮症)とみて、皮炎湯(ひえんとう)の煎じ薬に、黄連解毒湯のエキスを組みあわせた処方に、外用薬は生薬のオウレンを主成分にした軟膏を。 途中、黄連解毒湯を消風散の散薬に変更しながら、夏前まで2ヶ服用し、顔面の紅斑や滲出液も治まり煎じ薬を、体質改善に荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)へ変更し、その後2ヶ月になるが、再発をみていない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もう少し継続して、完全によくなるように願っている。 |
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更新日: 2020/10/19 |
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