24歳のOLさん。
少女時代に軽いアトピーがでていました。中学生のころには治っていました。
4年前、就職したころから、顔を中心に、首や胸に皮膚炎が再発。
始めは皮膚科で、ステロイドの軟膏で治療を続けたものの、皮膚の状態は
一進一退を繰り返していました。ある時、仕事上のストレスから一気に悪化し
顔全体が紅潮、乾燥、落屑し、一部は黄色い分泌液がでるまでに。
テレビ番組の影響で、極端なステロイド拒否状態なっています。
本人の体格は、中肉中背、
症状は首から顔面にかけての乾燥・掻破痕・紅班・落屑が混在している。
また、ひじ・ひざ裏にも軽い炎症状態と乾燥があります。
顔面が主な症状なので、アトピーの酒査よう皮膚炎状態に卓効のある
皮炎湯の煎じ薬に、顔面がやや浮腫状なので皮下の水分を代謝
する猪苓湯(ちょれいとう)を合わせることに。
外用は、10%モクタール軟膏を夜就寝時に塗布し、昼間はタイツ軟
膏をつけた。
2週間で、一時かなりの好転をみせたが、また悪化をし始める。それでも
ステロイドを我慢して、塗らなかったことが、後に好結果をもたらし。
生理前に悪化し、生理が始まると好転をくかえしながら、徐々に炎症は
軽くなり、1年後には、保湿のためにアロエ軟膏だけで、皮膚状態は
落ち着くようになった。
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28歳のOL。
小児時代にアトピー性皮膚炎があった。中高時代には特に気にならないほどに治っていたが大学に入ると同時にまたアトピー症状がでてきた。しばらくステロイド剤中心に使用していたが社会人になってからも皮膚面の変化が見られない為来局。 体格は中肉中背の体つきで、生理や大小便、食欲には特に異状や変化はみられない。患部の状態は腹部と背中を中心に長年のアトピーの為、角質の肥厚を招き、大量の掻破(そうは)痕(引っ掻き傷の痕やかさぶた)があり、各所に落屑(らくせつ)また、上腕部には鳥肌(とりはだ)状の毛孔性(もうこうせい)のしつ丘疹(きゅうしん)があって乾燥している。 乾燥した湿疹に「荊芥連翹湯」を内服、「サリチル酸ワセリン」と「モクタール」を混合したものを外用 始めは角質層の肥厚を良くしていく桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)を煎じ薬で服用してもらったが3週間経過しても全く変化がみられなかった。そこで思春期以降の乾燥性アトピーに使う荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を煎じ薬で服用してもらい、患部にはサリチル酸ワセリンとモクタールを混合したものを夜のみ塗ることとした。すると徐々にかゆみが楽になり、数ヶ月すると正常な皮膚になっていったので薬をやめている。 |
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更新日: 2010/09/03 |
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