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不眠症で悩んでいる高齢者。

不眠症の漢方薬もいろいろありますが、

  漢方薬の処方ではなく、単味の生薬で効果がある事があります。

  不眠症に使われる漢方薬には、酸棗仁湯(さんそうにんとう)、帰脾湯(きひとう)、黄
  連解毒湯(おうれんげどくとう)、温胆湯(うんたんとう)があります。

  ところが、そういった処方ではなく、ドクダミやゲンノショウコ、クコの葉などのように
  単独の生薬が効くことがあります。

  今回、使ったのがチョウトウコウ(釣藤鈎)、アカネ科のカギカズラの棘部分を薬用
  にします。漢方薬的薬理作用は平肝止痙。西洋医学てきでは、鎮静・降圧・抗ウイ

  ルス作用があるようです。

この鎮静効果を利用して、興奮しやすい高血圧気味のかたの不眠に使ってみました。

  78歳の男性。体重48kg、身長166cm

    認知症とパーキンソンにて、加療中で、興奮しやすく、睡眠中の歯ぎしりが多い
    ことを、目標にして、チョウトウコウを煎じ薬にして、朝夕飲んでいただくと、


    夜中に、何回も目が覚めていたのが、朝がた尿意で目が覚める以外は、
    起きなくなり、喜ばれた。

 

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81歳の主婦。

数年前から、子宮がんに始まり、胃がんなどで、手術や抗がん剤治療を続けてきた。

このたび、肺に腫瘍ができている事がわかった。悪性腫瘍かは不明で、検査中。また、

老化か病気のためか不明ながら、

自覚症状は、疲れやすい、時どき呼吸が浅くなり、痰の量が増えて困る。熱・悪寒はない。

病院での治療はほとんど何もしていない状態とのことなので、

   強心・増血薬の牛黄(ごおう)と、肺の機能を補う漢方薬を服用していただく。

体調がすぐ良くなり、時に血痰も出ることもあるが、風邪をひいたり、体調を崩す事も

ありながら、5年を経過して、元気にくらしています。


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55歳の主婦。

以前から、むくみと高血圧で、漢方薬を服用していた主婦。

むくみは、九味梹榔湯(くみびんろうとう)や、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)など

を使いながら、よくなっていたが、半月前からストレスからか、急激に体重85kgが

増えた。


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 島根の漢方薬で肥満症によい漢方薬があるといわれ、調べたら予約に半年待ち

 だと言われた。そんなに待てないので、調合してほしいと言われる。

ほとんど、肥満に対する漢方薬を製剤したことはなかったが、ダメ元という事で、組

み合わせてみました。1日の排尿回数が少なく、下肢にむくみが顕著で、身体が冷

える。便秘きみなどから。

   四物湯に防已黄耆湯、五苓散を加えて、処方分量を増やして
   作って、煎じ薬にして、服用していただいた。


すると、2週間で、体重は僅かに減っただけだったが、体脂肪率が5%も下がって、

俄然、やる気がでてきた。続ける事3ヶ月で、約10kgダウンした。

  なお、食事の注意は、ズルしてもヤセル秘密の食べ方(光文社)を参考にして
  もらいました。

 

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体重85kg,身長165cm

10年前に、一度腹部に皮疹が出て、2月ほどでステロイド剤で治ったことがある。

このたび、2年前に背中・両上肢に、軽い浮腫を伴った紅班がでてきた。皮膚科

で、ステロイド系の外用剤や、抗ヒスタミオン剤をもらうも、良くならず、3軒ほど、

皮膚科をワンデリングするが、一向に治らず。アトピーと言われたり、湿疹と言わ

れたりした。家族に紹介されて、また、来局する。

  顔以外はほとんど、紅班が出ている。痒みが強く特に夜は無意識のうちに

  掻いて、朝血だらけになることも。あまり皮膚乾燥はなく、意外と落屑も多く

  はない。

これに、痒みの強さと、紅班を目標に消風散の内容を加減して、煎じ薬で,

外用薬は、シコン・トウキなどのはいったバニシンクリームを使う。しばらくは

皮膚科の抗ヒスタミン剤を就寝前にのんでもらうことにした。

  1ヶ月ほどの服用で、痒みが楽になり、抗ヒスタミン剤を止めていただいた。

  さらに、紅班が半減したところで、漢方薬を十味敗毒湯の煎じ薬へ変更し

  皮膚免疫をあげることにする。

更に、3ヶ月の服用で、ほぼ紅班。炎症は治まった。


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 食事も魚中心にして、ごはん、パンなどの炭水化物を半減して、体重を
 減らしたことも、皮膚が良くなった一因のようでした。


 

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