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高齢者には、ほとんどアトピーがないものと思っていました。と言うのは、1960年ころを境にして、アトピー患者が分かれるからです。私の薬局でも、戦前生まれのアトピーは皆無でした。成長期におけるインスタント食品や、公害、家屋の環境(アルミサッシの登場における家屋の密閉化)、建築資材等々の変化が関係あるとされているからです。


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78歳の男性、中背、やや肥満型。

3年前に右手甲を虫にさされ、なにでなしに掻いてしまい、その反応?から全身に、首以外全身に紅斑、紅潮、痒みがでて、治らない。はじめはステロイド剤、一時てきには効果があるものの、それも効果がなくなり、痒み一だけで、切ステロイド薬を使わない皮膚科で、治療をうけたが、入浴も禁止されて、たまらず、知人の紹介で来局される。

首以外の全身、特に腕が真っ赤に紅潮して、熱を帯びて痒みが強い。

とりあえず、腕の抗炎症の漢方外用薬を塗布して、ガーゼもしくはネット包帯で保護する。また、内用の漢方薬は白虎加桂枝湯に黄連解毒湯を兼用して、煎じ薬で飲んでいただく。数日後から、腕の角質は落屑し始めて、1週間で正常な皮膚がでてきた。しかし、また皮膚の紅斑がでてきたが、初めほどではなくなった。もちろん、入浴はしてもらうが、泡になった石鹸をつける程度で、こすることは禁忌としました。

途中、紅斑がなくなってからは、漢方薬を荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)に切り替えて、半年後の今ではわずかに搔破根を残すだけになった。しかし、これは皮膚科でアトピーと診断あるものの、非常に疑わしい病名でした。

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甲状腺の病気は、思っている以上に、多くいます。また女性に多いのが特徴です、
中年の女性で、倦怠感がある場合は甲状腺機能異常を疑うと、多く発見します。

56歳の女性。

3年前に倦怠感から、婦人科に受診し、橋本病の疑いでチラージンSを処方されて飲んだが、めまい・ふらつき・頭痛が起きて、のめなくなった。しばらく、薬も飲まずに我慢していたが、食欲はあるのに、痩せていくのがわかり、漢方薬を紹介されてきた。


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長身・やせ型

寒証型の於血(おけつ)体質改善に対する漢方薬を使って,自己免疫の体質改善をはかることにした。エキス剤では、効果が期待できないので、煎じ薬の弓帰調血飲第一加減を、煎じ薬にして服用してもらった。

すると、初めTSH(甲状腺刺激ホルモン)が16.3あったが

服用、2ヶ月後の検査では、0.536まで、下がった。

もちろん、倦怠感もじょじょになくなり、体重も3kg増えてきつつある。

ホルモン剤のチラージンが使えない、あるいはその効果が出ない時には、漢方薬も治療薬の選択として考えるほど効果があります。

 

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