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健康トピックス 「吹き出物(にきび)」

吹き出物に対する漢方薬は、尋常性痤瘡(にきび)との対応とは少し違うようです。

43歳のOLさん

小柄・中肉。5年前アトピーが治ってから、顔に吹き出物ができ始めた。紅く、化膿性、毛孔部に油が出てくる。始めは尋常性痤瘡(にきび)と考えて、清上防風湯(せいじょうぼうふとう)や、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、黄連解毒湯の加減などを飲んでいただくが、どれも効果が半分ほどで、思ったほど効かない。何度かの問診をしている内に、どうも疲れと体力の低下が皮膚状態と連動している事がわかった。

そこで、補気・補血作用のある漢方薬を含み、托膿作用もある、内托散を煎じ薬で、飲んでいただき、漢方軟膏も使いながら、1ヶ月ほど続けると、患部が乾燥・落屑して、肝斑状になって治ってしまった。その後は荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を用いて、体質改善をはかり吹き出物の再発防止をした。

書物を読んでみると、矢数道明著の漢方処方解説には、内托散を、化膿性中耳炎に使い、卓効を上げた症例が載っています。体力の低下した状態の化膿性疾患によく効くようです。

 

口周囲の吹き出物

寺町漢方薬局 (広島県広島市)

漢方薬局には尋常性痤瘡(にきび)の相談は比較的多く、相談にみえられます。毛孔に対して男性ホルモンが働いて、面皰ができることで、痤瘡(にきび)ができます。ニキビ桿菌、さらにブドウ球菌などによって膿疱ができてきます。慢性に経過したニキビは、抗生剤より漢方薬のほうが効果が出ることが多いようです。
痤瘡(にきび)の状態に応じて、漢方薬種々変えることが、治療効果を上げるうえで大事になってきます。
口周囲にできる痤瘡(にきび)は、で、胃腸が悪いために、熱が上に上がって痤瘡(にきび)を引き起こすと考えて、お薬を選びます。
脾胃不和証(口囲・下顎型)の漢方薬は当然、脾胃の熱をとることで、尋常性痤瘡(にきび)を改善します。

  29歳のOL。小柄、やせ形。

10年来でていたが、特に半年前から特に増えてきた。ゴマ粒大から小豆くらいの紅い吹き出物が10ヶ所くらい。痒みが多少あ  る。生理周期、日数に異常はないが、排卵痛が2・3日ある。舌に苔はないが、やや湿った状態(湿証)。

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この状態に胃腸薬の二陳湯に、排膿の排膿散及湯を合わせて。煎じパックにして飲んでいただいた。更に排卵痛を目的に導散(つうどうさん)をエキスで併用する。

都合、3ヶ月ほどの服用で、軽度の瘢痕を残し、治った。

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漢方薬はその状態(この場合は皮膚面)に合わせて、薬を使い分けます。

 

成人のニキビ・・

寺町漢方薬局 (広島県広島市)

25歳のOLさん

10ケ月月前に、転勤してから、環境の変化からか、両頬に大きい吹き出物ができるようになった。


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すぐ、皮膚科に受診し、ニキビ用の外用薬を試したが、効果なく、数ヶ月後には、抗生物質の内服薬も併用するようになった。しばらく飲むうちに胃がもたれるようになり、吹き出物も、増えるばかりで変化がなく、治療を止めてしまった。

現在は市販のニキビ用の外用薬を使っているが、あまり状態に変わりはないという。

小柄で、やせ形の女性。生理痛がひどく、市販の鎮痛剤を欠かさず服用してきた。患部の吹き出物は、両頬部に多発して、一部は化膿している所もある。

舌も紅く、生理時の痛みがあることより、於血(おけつ)が考えられた。

そこで、駆於血剤の桂枝茯苓丸と、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)をエキス剤で飲んでもらう。すると2週間後の生理の痛みが軽くなり、ニキビも小さくなってきた。より

効果を上げるため、さらに十味敗毒湯を加えたところ、どんどん改善して、1ヶ月半後には瘢痕を残すのみになった。

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  エキス剤でも、症状と薬が合うと、効果がでるのが早いようです。

 



2年前からの、吹き出物で悩んでいる。高校生時代にニキビの治療を漢方薬でしたことのあるOLさん

半年前から、口周囲にのみできる、小豆くらいの、吹き出物で悩んでいる。皮膚科で、抗生剤やニキビ用のくすりをもらうが、胃が悪くなるだけで、良くならない。

知人に紹介され、来局する。


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口周囲の吹き出物は、主に胃の熱(炎症)の影響を受ける場合が多く、胃熱をとる半夏瀉心湯がよく効きます。

しかし、生理前・中に極端に悪化するので、ホルモンに症状(吹き出物)が依存しておることを考えて、桂枝茯苓丸加ヨクイニンを、煎じ薬にして、服用してみたところ、すぐ効果がでて、1ヶ月半ほどで、瘢痕をのこして治ってしまった。

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いつもながら、漢方薬も身体と薬が合うと、驚くほどの短期間で、効果を出す事があります。

 

25歳の男性会社員。



2年前より、学生時代になっていた顔面のニキビが、またでき始めた。
皮膚科にて、抗生剤やニキビ用の外用薬を使うが、治ってはまた出来て、
なかなか治りきらない。):T


患部を見ると、紅く、大きいが化膿はしていない。
詳しく、聞いてみると、煩雑に咽喉の風邪を繰り返す事がある。



IP08_C31



そこで、顔面の熱(炎症)を清解させる働きの清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)の
煎じ薬でまず、顔の吹き出物を治したうえに、
荊芥連翹湯の長期服用で咽喉部の慢性炎症を治すことで、
身体全体のアレルギー、化膿体質の改善をはかり、
3ヶ月間の漢方薬の服用で、見違えるほどよくなった。:)

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 ただ、症状の改善だけを、追いかけるのではなく、治りきらない原因やきっかけにも
 注意を向けることが大事です。

 

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