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健康トピックス 「アトピー性皮膚炎」

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

たまたま、時間があり、古い「中医臨床」という専門誌を読んでいたら、わかっているようでわかっていない、こんな言葉がでてきました。


メディケアとセルフケア

という言葉です。漢方薬のメディケアは専門家に任せるにしても、セルフケアは病気の本人が、当然しなければいけないことです。
以下本文を転載しておきます。心当たりのある方は、しっかり読んでください。



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アトピー性皮膚炎は薬だけで治るものではない。食生活を初めとする日常生活を正しいものに変える必要がある。治療はメディケアが半分、セルフケアが半分と考える。そのためには、患者自身はもとよりその家族の協力も不可欠である。メディケアの半分は内服の漢方薬、そして残り半分は皮膚に対するさまざまな処置である。セルフケアのほうは、食事に関するものが半分、その他の生活で注意が半分、これでちょうど100%の治療となる。(二宮文乃)

 



33歳の主婦。

学生時代からのアトピー性皮膚炎で、花粉症もある。皮疹のひどい時のみ、皮膚科で
お薬をもらっていた。→アンテベート・ロコイド・クラリチンなど

2年前の春、第2子を生んでから、皮膚状態が悪化しだし、皮膚科でステロイドの外用薬を中心に、薬をもらい、治療を重ねてきたが、徐々に効果がなくなってきた。
知人の紹介で来局する。


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小柄、やせ形。


下肢以外の各所に、アトピー性皮膚炎特有の皮膚状態があります。

皮膚の乾燥、落屑、紅班、浸出液、掻破痕、痂皮が至るところに混在している。

今までは、ステロイドを塗ると一時てきには改善するが、よけい悪くなる傾向がある。

このような状態に、皮疹に使う漢方煎じ薬とエキス剤の併用、漢方薬入りの軟膏を併用した。

3ヶ月、この組み合わせで、服用したが、あまりアトピー性皮膚炎の状態に変化が見られなかったので、顔に多数の大豆くらいの硬いしこりがある事に注目して体力の低下した吹き出物に使われる内托散(ないたくさん)を内服したところ、今まであまり反応のなかった塗薬がてきめん、効果がでてきた。

治療に1年と、時間はかかったが、今ではほぼ、皮疹は見られなくなった。


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体力、それに伴う免疫力の改善で、今まで効果のなかった薬が効きだすことがあるようです。

 

 

高校時代からのアトピーで、今までは時に、皮膚科のステロイドの外用薬で、

すぐ治っていたので、それほど気にしていなかったが、1年前くらいから、ステロイドの

軟膏の効果が出なくなり、一番強いものを使うようなった。ネットで調べて、恐ろしくなり、

止めてしまったところ、さらに顔の紅班がひどく、吹き出物様の小さい塊まで

できてきた。



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   典型的な顔面紅皮症型のアトピー、漢方薬では熱毒上擾証と鑑別します。

   皮炎湯(ひえんとう)の煎じ薬に、顔面には漢方軟膏を用いて、治療を始めた。
 

1週間で、頬部の吹き出物様の塊は半減し、顔の紅班も半減してきた。本人は

喜んで、食事や起床・就寝時間にも気を配るようになり、2ヶ月もしないうちに

瘢痕を残すのみなった。


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1年前から、漢方の内服と外用薬で改善してきていた女性。

ここ長く、アトピーの皮膚状態は改善して、漢方薬の利用も少なくなって

いたところ、この3月初めの花粉飛散が続いたころから、急に眼瞼と

首周囲に、紅班・痒みがでてきた。

数日我慢していたが、耐え切れず緊急に、来局される。(**!)

 この方は以前より、上記の症状には以下の処方がよく効くので、

 同じものを飲んでいただいた。

 それは、 眼瞼の浮腫・紅班につかう 梔子柏皮湯(ししはくひとう)

 それに補腎
薬の六味地黄丸(ろくみじおうがん)の組み合わせである。

すると、わずか1週間ほどで、改善してきている。

漢方薬といえども、皮膚状態と薬があえば、速攻効くようです。
:)

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 今回のように、良くなっていたかたが、花粉や黄砂、PM2.5などの飛散で、

 皮膚面に付着して再悪化をみるケースが目立ちます。アトピー性皮膚炎状態が

 良くなった方、十分これらの飛散には注意をするようにしてください。

 




10年前の高校生時代に喘息にて、越婢加朮湯と苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょみ

しんげにんとう)で治ったかたが、

半年前の夏から、背中を中心に毛孔性の皮疹ができ、それが掻いて癒合して、乾燥、

落屑を伴った典型的なアトピー様の皮膚状態になった。本人は遠方のため、近医にて

漢方薬やらステロイド剤をもらって、治療してきたが、一進一退で、変化がなく、帰広

されたついでに、来局される。(++!)


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 現在では、背中だけでなく、腕や胸部にも皮疹が広がってきている。

 本人は貿易関係の仕事で、海外にも行くことが多く、忙しいので、エキス剤の

 漢方薬に、体質改善の六味地黄丸(ろくみじおうがん)に黄連解毒湯(おうれんげ

 どくとう)、の組み合わせで、のちには痒みを考慮して、クジン・ケイガイをさらに、

 加えて飲んでもらうと、1ヶ月程度で、痒みが楽になり、臀部の上部をのこして、

 他の部分乾燥し落屑して、きれいになった。:)

この方の場合、仕事時間以外は、基本家での休息に専念してもらい、不急の用事

や付き合いでの飲み会は、止めてもらった。早く帰宅して、早めの起床を心がける

ことで、自然免疫力の回復をはかることにした。

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  たとえ、皮膚病でも病気は病気、生活面での配慮がないと治るものも、治りません

 

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