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健康トピックス 「酒査様皮膚炎」



5年前に顔のかぶれから、皮膚科に受診し、その時にステロイドの軟膏を使って、すぐ

よくなった。その後も、時々汗によるかぶれ?や化粧品でかぶれを起しては皮膚科の

お世話になっていたが、途中から受診が面倒になり」、師範のステロイドの軟膏を買い

求めては塗っていた。

 1年ほど、経ってから、今度は塗らないと、顔が腫れてくるようになり、皮膚科に再度

 受診し、酒査になっているので、止めるように指示されて、使っていたステロイドを止

 めたところ、顔が真っ赤にになり火照り感が強くなり、氷で冷やすほどである。しかし

 ステロイドを使わないと、リバウンドで火照り、痒みが眠れないほどである。

両頬部を中心に鼻部分以外は、真っ赤である。ステロイドの塗布による皮膚面は薄く

なり、痒みもつよく、むくみがあり、イライラ感が強い。


 顔の熱と紅班をとる皮炎湯(ひえんとう)とむくみに対して猪苓湯(ちょうれとう)を

 を兼用した。1ヶ月ほどで、顔の紅班は治まったが、痒み・むくみが残っている。

 次に、長期のステロイド剤による副腎機能の低下を補う目的で六味地黄丸(ロクミジ

 オウガン)と浮腫に猪苓湯(ちょれいとう)、を使用した。さらに、1ヶ月で、皮膚の紅班

 は、褐色に変わり、皮膚の皮がむける落屑がおこり始めた、さらに続けること、1ヶ

 月で、軽い色素沈着を残して、ほぼ正常になった。


 



58歳の公務員男性。

 10年以上前より、時々顔の紅班・皮疹ができては、皮膚科で断続的にステロイド軟膏
 を主に、治療をしてきたが、3ヶ月前に同じように両頬部と額に、紅班・痒み。皮疹が


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 でてきた、同じように治療したが、今回はどんどん悪くなり、他の皮膚科にいくが同じ
 ような薬がでて諦めて、来局する。

 両頬に、紅班と細絡(毛細血管)があり、一部は皮膚乾燥と皮膚肥厚・乾燥による落屑
 もある。典型的なステロイド剤による酒査様皮炎です。

 初めは、熱毒上擾証に使う、皮炎湯を煎じ薬にして、服用するが、気が短いのか1週
 間で、効果がないといってきた。そこで、継続服用指示もかんがえたが、清熱解毒型

 の黄連解毒湯と、イライラ感が感じ取れるので、心身症に使う四逆散(しぎゃくさん)
 を併用して飲んでいただいた。

 今度は良く効いて、10日後には、顔の紅班は半減して、4週間後には、ほぼ紅班は
 わからないまでに回復した。

 

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  こんなに早く効くとは漢方薬、おそるべし。一度お試しください。


 



いろりろな漢方薬を試し、たどり着いた処方で落ち着いた。

幼児から大学生まで、各種のステロイド、その後プロトピックが発売されて、今度はそれを4年にわたって塗り続けた。

現はほとんど、何も信用できなくなり、市販の乳液をつけているだけになった。

患部は、ほとんど顔だけで、一部背中にアトピーの残滓がある程度。顔は眼瞼以外のほとんどに、吹き出物、皮膚の紅班、毛細血管の拡張、落屑、掻破痕、皮膚が薄くなり、少しの刺激で傷になる。がある。

始めは、顔面上優証に使う皮炎湯の煎じ薬と、一番紅班に効く漢方薬入り軟膏を併用しながら、様子をみたが、なかなか症に変化が見られず、その後十味敗毒湯加減、内托散(ないたくさん)などの次々変えるがどれも変化がなかった。

そこで、顔面皮膚の毛細血管の拡張状態を目標に、駆於血剤の血府逐於湯(けっぷちくおとう)の煎じ薬を作り、飲んでもらった。

こんどはよく効いて、4週間の漢方薬を2ヶ月かかって飲んだ頃には、顔の紅班はほとんどなくなって、拡張していた血管も小さくなった。

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  いつも、定番の皮膚病漢方薬だけ使っていると、改善に限界がるようです
  長期に患っていた病気でも、状態と薬が合うとよく効きます。


 



3年前からの酒さ様皮膚炎。

3年前に左頬部に、紅班ができて、すぐ治ると思い、市販の痒み止めを塗っていたが、治らず皮膚科に行くころには、両頬・額にまで紅班が広がってしまった。

ステロイド剤の外用を続けて、さらに紅班が広がり、鼻先まで紅くなり、また皮膚が薄くなり、ちょっと触っただけで裂ける感じまでになり、痒みも激しく、そのために眠れない日々が続いている。(TT)


黄連解毒湯に桂枝茯苓丸加ヨクイニンを加えて、煎じ薬に、また外用には紫雲膏(しうんこう)を。

塗薬は数日、続けたが、紫雲膏が脂っぽく、非常に扱いにくいので、紫雲クリームに調整し直した。

すると。2週間で、改善の傾向がみられ、4週間で、5割がた良くなった。

続けること、3ヶ月で、顔の紅班が全く、気にならなくなった。:)

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外用薬もいろいろ、肌に合うものを調整したほうが、より効果を上げることができます。

 


23歳のOLさん



高校時代に吹き出物で、市販の塗り薬をつけてきたが、1年前から、急に

顔面の紅班が目立つようになった。皮膚科で酒皶(しゅさ)といわれ、外用薬をもらう

が、一向に変化がなかった。

症状は、額から顎のかけての顔全体が、真っ赤な紅班(毛細血管の拡張)が見られる

 また、額部に毛孔部が膨れ、ニキビ様の吹き出物も混在してきた。

 これに、ステロイド酒皶(しゅさ)の陰虚火旺証につかう

    六味地黄丸合黄連解毒湯(ろくみじおうがんごうおうれんげどくとう)のエキス

    を使う、辛いものや、アクの強い食品、アルコールは避けてもらった。

1ヶ月後、全体の紅班は少し改善したが、吹き出物が気になるという。

   そこで、黄連解毒湯に排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)をあわせてみた。

1ヶ月後、今度は症状と薬があったようで、吹き出物は7割かた改善していた。

  同じ処方を、続けること3ヶ月で、9割かた改善したところで、漢方薬を止めた。


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  この様によくなるケースと、改善しないケースがあります。それは食事や生活の

  中に、よくないことがおおいようです。寝不足、食事内容がよくない場合、ストレス

  などです。





  


  

 

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