最初にご紹介する生薬は「牛黄(ごおう)」です。
この薬は数ある生薬の中でも高価な生薬の内の一つで、牛の胆嚢や胆管にできた結石を乾燥させたものです。また牛黄1kg得るのに牛2~3万頭が必要と言われています。
しかしこの生薬は微量でも効果があり、強心(心臓の働きを助ける)、鎮静(気分を落ち着かせる働き)、鎮痙(熱性けいれんなどの痙攣発作を寛解する)、解熱(高熱を下げる)、解毒薬(肝臓の働きを助ける)として使用されます。白鵬丹にはこの牛黄が配合されており、動悸や不安感などの神経的に不快な症状を和らげたり、風邪の発熱時における解熱作用や滋養強壮、お酒を飲む機会が多い方の肝機能改善として服用されることをお勧めします。
...続きはまた次回に。
白鵬丹のお話(その2)
栃本天海堂薬局 福島店 (大阪市福島区)
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更新日: 2011/04/28 |