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 前回は、血液中の栄養素を多くするためには善玉菌を増やすことが重要であり、瓊玉膏は善玉菌を増やす働きがあるということをお話しました。今回はそのメカニズムについてご説明したいと思います。
 キーワードは、食物繊維オリゴ糖グルコン酸です。順番に見ていきましょう。

 まず食物繊維についてです。以前は人間の体では消化できず、エネルギーにならないため、「食べ物のカス」といわれていました。しかし今では、生活習慣病の予防や便秘の改善に役立つことがわかり、『第6の栄養素』とまでいわれるようになりました。
 食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維がありますが、このうち、水溶性食物繊維は善玉菌のエサになるのです。
 瓊玉膏は『瓊玉膏とは③』でご紹介したように、生地黄の搾汁や数種の生薬の粉末を原料に製造されているので、水溶性を含め食物繊維は多く含まれているのです。瓊玉膏の特殊な製造法ゆえに、食物繊維を多く含むという、薬としては類いまれな特長を得たのです。

 次にオリゴ糖グルコン酸についてです。こちらはどちらもハチミツの中に含まれている成分になります。
 オリゴ糖は糖の1種ですが、体に吸収されにくいという特徴があり、腸まで届きます。そして、善玉菌の1種であるビフィズス菌のエサになるのです。
 グルコン酸も同様にビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内環境を整えてくれます。

 善玉菌を育てる食品成分のことをプレバイオティクスと呼んでいます。瓊玉膏は、食物繊維やオリゴ糖、グルコン酸を含んでいますので、まさにプレバイオティクスを含んだ薬であるのです。このような薬は他になく、瓊玉膏ならではの特長といえるでしょう。

 つまり瓊玉膏はプレバイオティクスを含むので、善玉菌を増やし、血液中の栄養素を増やすことができるのです。
 次回は、瓊玉膏とアンチエイジングについて、まとめてみたいと思います。

 

 『瓊玉膏とアンチエイジング②』でご紹介したように、老化とは、加齢による細胞の劣化によって起こります。そして、その原因の一つは、血液中の栄養素が不足することです。今回は、血液中の栄養素を多くする方法についてお話したいと思います。

 そもそも栄養素は、小腸で吸収され、血管に運ばれます。つまり小腸の状態が良ければ、多くの栄養素が血管に吸収されるということになります。この小腸の状態は、腸内に棲む腸内細菌によって大きく左右されることが近年わかってきました。

 腸内には1000兆個もの細菌が棲んでいるといわれています。この腸内に棲む細菌たちがグループで集まりコロニーを形成し、まるでお花畑(フローラ)を形成しているように見えることから、腸内フローラと呼ばれるようになりました。

 この腸内フローラを形成している腸内細菌は、3万種類ともいわれていますが、大きくは善玉菌悪玉菌日和見菌の3種類にわけることができます。
 善玉菌の代表的なものにはビフィズス菌や乳酸菌などがあります。有害な菌の増殖を抑えたり、体の免疫機能を正常に維持したり、ビタミンを作り出したり、消化・吸収を助けるなど、健康を維持するための様々な良い働きをしています。
 一方、悪玉菌は一部の大腸菌やウェルシュ菌などがあり、腸内の腐敗を進め、有害物質を作り出す働きをもっています。
 3つ目の日和見菌は、腸内の善玉菌、悪玉菌どちらかの優勢な方に加勢する菌のことです。

 健康な人の腸内細菌のバランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%といわれています。このバランスが崩れ、善玉菌が減り悪玉菌が増えると、悪玉菌から作り出された有害物質が小腸から血管に多く吸収されるようになり、結果として栄養素が不足し、有害物質を多く含む血液が産生されてしまうのです。

 つまり、血液中の栄養素を多くするためには、善玉菌が悪玉菌より優位になるように、悪玉菌を減らし善玉菌を増やせば良いのです。 瓊玉膏は善玉菌を増やす働きがあります。次回はそのメカニズムについてご紹介したいと思います。

 

 前回は、老化とは細胞の劣化によって起こり、その原因の一つは、動脈硬化により血流が悪くなることであるというお話をしました。今回はこの話の詳細と瓊玉膏の効果について、お話したいと思います。

 まず動脈硬化についてですが、これは、血管の内側が傷つくことによって起こります。そして、活性酸素の酸化作用をうけたLDLコレステロールが、血管の内側に蓄積することによって形成されるといわれています。
 動脈硬化が起こると、血管が硬くなるだけでなく、血管の内側が盛り上がり、血液の通り道が狭くなって、血流が滞ります。
 以上が動脈硬化の概要ですが、瓊玉膏には、血流を良くする作用抗酸化作用があるのです。詳しく見ていきましょう。

 瓊玉膏には、『瓊玉膏とは③』でご紹介したように、地黄という生薬が含まれています。この地黄には、赤血球の変形能を亢進させる作用があることがわかっています。この作用により、直径のとても小さい末端の毛細血管まで赤血球を送ることができるようになり、体の隅々まで血液を送ることが可能となるのです。また、弱いながらも強心作用が認められており、この作用によっても血流が良くなると考えられます。

 抗酸化作用に関しては、ラットを用いた実験ではありますが、活性酸素を除去する作用があることが明らかになっています。
 つまり瓊玉膏は、動脈硬化によって滞った血流を良くするだけでなく、動脈硬化の原因の一つである活性酸素を除去する効果もあるということになります。
 まとめると、瓊玉膏は、動脈硬化を予防し、血流を良くすることにより、細胞の劣化を防ぎ、アンチエイジングの効果を発揮するのです。

 しかし、血流が良くても、血液中の栄養素が不足していては、細胞に十分に栄養素を送ることができず、細胞の劣化を防ぐことはできません。
 次回からは、血液中の栄養素を多くする方法と、それに対する瓊玉膏の働きについて、ご紹介したいと思います。

 

 今回は老化について考えたいと思います。そもそも老化とはなぜ起こるのでしょうか。

 老化とは、加齢による細胞の劣化によって起こります。例えば、物忘れは脳の細胞の劣化が原因で起こりますし、聴力低下は耳の奥にある有毛細胞の劣化によって起こります。また白髪は、色素細胞の劣化によって、髪を黒くするメラニン色素がつくられなかったために起こるといわれています。
 これらをはじめとするあらゆる細胞の劣化は、主に以下の二つの原因により起こると考えられています。

 一つ目は、血管の動脈硬化により血流が悪くなることです。細胞に血液が十分に運ばれないために細胞の機能が低下し、その結果細胞の劣化を招きます。
 二つ目は、血液中の栄養素が不足することです。細胞に栄養素の不足した血液が運ばれるため、細胞が栄養不足に陥り、細胞の劣化を招くのです。

 つまりアンチエイジングは、いかに細胞を劣化させないかが重要になります。
 瓊玉膏は、これら二つを原因とする細胞の劣化を改善する効果があります。次回からはそのことについて、じっくり解説していきます。

 

 さて今回から、瓊玉膏とアンチエイジングについてお話したいと思います。

 瓊玉膏の効能は、漢方では、『填精補髄』という言葉で説明されます。『填精補髄』とは、『精』を充填することによって、『髄』を補うことです。簡単に言うと、瓊玉膏は『精』を満たしてくれる薬ということです。

 この『填精補髄』の効能は、熟地黄の働きによるものです。『瓊玉膏とは③』でご紹介したように、瓊玉膏は長時間蒸すことによって、生地黄に熟地黄の効能を付加させます。生地黄に『填精補髄』の効能はありません。長時間蒸すという瓊玉膏の特殊な製造法が、『填精補髄』という瓊玉膏の特長的な効能を作り出しているのです。

 では『精』とはなんでしょうか。『精』とは、人体すべての物質の基本になるもののことです。『精』には、成長・発育の促進作用や、体の抵抗力を高めてくれる働きがあります。漢方では、老化は『精』の不足によって起こると考えます。瓊玉膏はこの『精』を満たしてくれる効能があるので、『精』の不足が起こらず、老化防止に働くのです。

 以上が漢方的にみた、瓊玉膏のアンチエイジングのメカニズムになります。では、そもそも老化とはなぜ起こるのでしょうか。次回は老化について考えてみたいと思います。

 


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