中高年の肥満は、アルツハイマーになる確率を高めますが、60歳前後以降の原因不明の体重減少はアルツハイマー病の予兆かもしれません。

★認知症になった女性は診断を受けるすくなくとも、10年前から体重減少がはじまるという研究報告が出されています。

同じような体重の女性たち(平均63.5kg)を比較したところ、認知症になった女性は、その前の30年間で徐々にやせていき、診断当時の体重は、認知症にかかっていない女性より平均で、5.5キロ低くなっていました。

認知症にかかる前の体重減少は、摂食障害や知的能力の変化によって食事量が減ったのでなく、アルツハイマー病の病理変化脳の変性によるものと考えられ、70代で意図していないのに急に体重が減った場合認知症になる可能性が3倍にもなります。

<まとめ>
中年期の肥満は認知症の危険因子ですが、高齢期の体重減少はアルツハイマー病の前駆状態であり、脳の変性が起きていることが考えられ、早めの対処が必要です。

★早めの対処は4つのカテゴリー(分野)で考えます。今しますか!今でしょ!

1)脳の活性化、新しいことを学ぶ!

知的冒険にチャレンジ!若いころにやってみたかったこと

パソコンを始めたい!英会話、ヨガ、料理を上手に、資格をとる、生涯学習教室に行くことなど、私自身はスケッチ旅行をしてみたいですネ!

2)適切適量な体を動かす

1日15分×週5日から始め、慣れてきたら
1日30分×週5日に(歩きながらしりとり。俳句を考える)
メニューはストレッチ、体幹の運動(くわしくは、イシダで一緒に考えます)
(今、去年より4kg減量中です)

3)食事の見通し、サプリメントの摂取

1.地中海料理 2.オリーブオイル・米油 3.サケ・マグロ・イワシ 4.赤身の肉・ソーセージ類は食べないようにする 5.朝のフレッシュジュース 6.果物の摂取 7.毎日ひとつかみのナッツ(毎朝ジュースです)8.加工食品・チップス・あげたおかしは食べない(トランス脂肪酸入)9.炭酸ジュースは月に2~3回程度10.生鮮食品をとり、加工食品は控える(サプリメントは抗酸化イチョウエキスに葉酸・魚油・ミネラルオイスターetc)

4)メンタルケア

社会につながること友人や家族とのつきあい、地域活動、行きつけのお店(しゃべれる無駄話ができる→イシダに来てください)をもつことです。(メンタルケア精神・心を整えることです。)