特集 自然免疫と食事栄養バランスの悪い食事
栄養バランスの悪い食事で昔の武士はなぜ頑強だったのか!

★ 昔の武士の食事の知恵に学ぶ ★

生命を賭けて戦っていた武士たちは、その日その日を生き抜くために自らの健康に細心の注意を払ってきました。体調を落して心身ともに動きが鈍くなったのでは、戦場で命を落とすリスクが増すからです。その武士たちが武芸の鍛錬のほかに日頃から大切にしていたものに「質素な食事」「阿吽うんの呼吸」「不動の無の心」冷静な判断集中力を磨くことでした。鎌倉時代の武士は農耕に励み武術で体を鍛え粗食を旨として、現代の栄養学の常識とは反対に「玄米と一汁一菜」という粗食が基本で、それに味噌、漬物が必需品です。こうした、武士の食事は蛋白質と脂肪が不足し炭水化物ばかりに偏った「栄養バランスの悪い食事」ということになります。しかし当時の武士は、病気もせず気力知力胆力も充実しており、平安貴族が美食美味に走り病気がちだったのと正反対でした。

つまり武士の食事を現代流に言い替えると
1、過食をやめよ
2、窒素過多<肉食のとりすぎ>
3、脂肪過多の食事を止めよ ということになります。

過食をすると細胞内解毒の仕組みであるオートファジーが作動しにくくなります。(オートファジーについて東工大の大隈教授がノーベル賞を2016年度受賞された生命維持に必要なメカニズムです)

<1>過食をすると細胞の負担が大きくなり細胞のゴミを掃除しにくくなり不健康になります。空腹を感じることが大切です。
<2>窒素過多(肉食をとり過ぎ)の人がストレスを受けると遺伝子が発ガン遺伝子が生じたり老化促進の原因になります。
<3>脂肪過多になると脂肪細胞からTNFαアルファなどの炎症性物質の分泌が多くなるため炎症性疾患が多くなります。(慢性炎症)また、腸の未梢のリンパ管が脂肪が詰まり内臓脂肪が増加、自然免疫力の減退となります。

ここで一番大切なこと
あなたが9つ健康で、脳も腸も老化させない健康法です。ぜひ実行してみて下さい。

自然免疫力をすぐにつけるため!
1. 空腹を感じてから食事を摂る
  (=オートファジー活性)
2. 野菜・果物・海草をたっぷり摂る
  (=抗酸化作用で体のサビをとる)
3. 発酵食品を多めに摂る
  (=自然免疫力活性につながる)
4. 鱗のついた小魚を多めに摂る
  (=良質のコラーゲン補給)
5. ビタミンCを積極的に摂る
  (=食細胞・マクロファージ活性)

いきなり玄米菜食は難しいという人は、この1~5のポイントを実行してみてください。日頃からこうした食事を心がけることで、自然免疫力は高まりやすくなります。

1. 微量ミネラル(特に亜鉛)を補給する
  (=細胞内解毒力のアップ)
2. 体を温める食材を摂る
  (=ミトコンドリア活性)
  ・・・朝鮮人参、スッポンなど
    温かいお湯(白湯)の飲用もおすすめ
3. 腸マッサージを習慣にする
  (=腸管免疫がアップ、リンパ活性も)
  →詳しくは228ページ参照 イシダで!
4. リズミカルなウォーキングを習慣にする
  (=腸管免疫がアップ)

基本編の食事の改善が定着してきたら、細胞内の酵素の働きを元気にさせるため、1~4のポイントにトライするといいでしょう。自然免疫力がさらにアップするはずです。

映画に行ってきました。久し振りの映画でした。
☆NHKの大河ドラマ黒田官兵衛、真田丸、井伊直虎、井伊直政などの人々が生きた時代の激動の生きざまを迫力のあるスクリーンで感じたまには映画もいいなあ~と。皆様もぜひ行かれて下さい。今回は私1人でさびしくいってまいりました。


ishida1709