特集 前回ご紹介した「感情のみかた堀越勝著」が大好評でもっとくわしくというお声がありました。
そこで感情の中で悲しみについてご紹介させていただきます。

★あなたには、安心して泣ける場所、相手がいますか。
人生は、喪失の連続、悲しみの連続です。悲しいという感情が私達に教えてくれるのは、「何か大切なものを失ったよ」ということです。
つらいことですが、私達は人生を歩めば歩むほどに失うものも増えていきます。なかでもかけがえのない大切な人を失った悲しみはもっとも深いものです。
最近では、愛する家族を失った人の心のケアいわゆるブリーフ・ケア(悲嘆のケア)の必要性が認められていますが大切な人やペットなどを失くしたことによる心の傷は深く、その痛みが消えるまでに、ずいぶん時間がかかります。失うものは、かけがえのない人やものばかりではなくあなたの夢や理想や可能性も・・・です。

私達はどんなに長い時間をかけても、喪失の体験そのものを忘れることはないのです。心の傷が痛まなくても思い出は一生残ります。
けれども、幸いにも人間は私達はそのつらく悲しかった思い出を抱えながらその傷は痛まないという状態で生きていくことができるのです。

古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、今から2500年も前に「泣くことは心を清める」ということをいっていました。
悲しみは心が痛い状態ですが、涙はその心の痛みをやわらげてくれます。
身体的な仕組みからいうと涙はある意味緊張が解けて身体のストレスを軽くし涙を流すことで私たちの心身は守られているともいえます。ですから本当に、悲しい時に泣くことを素直に認めてあげることが人前で泣けることです。
成長していくにつれ、人は「人前で泣くのは恥ずかしいことだ」と教わってきたため泣けなくなったのです。
あなたには安心して泣ける場所や泣ける相手がいるでしょうか。
少し大げさな言い方ですが、もしこの世に天国があるとしたら、それはあなたが安心して涙を見せられる場所だと思います。
国立精神・神経医療研究センター長 堀越勝 著「感情のみかた」より抜粋させていただきました。

東京のお台場で微量元素ミネラル症例研究会に参加してきました。
★さたしの横に坐っている“おばちゃん”75才位ですか。よく勉強されてて、しゃべるしゃべる。そして食べる食べる。健康はあくなき好奇心向上心と感じた2日間でした。

渡辺社長もう、やめて!
研究会すべてのスケジュールが終了しても、「あ、これを言ってなかった」と紙とペンと書き始めたのが、この一枚です。このあくなき研究心が信頼に値する絆のあかしですね。皆様にぜひこの熱意ある様子を見てもらいたく載せました!


イシダならで輪 冬号