健康情報
            ▲ クリックで拡大表示

健康情報(1) その2
生体エネルギーの増幅システムを科学する
健康増進医学研究所®©


冷えの原因
冷えで悩む人が多くいますが、体が冷える原因には次の2つのタイプが考えられます。
A.体熱が十分に作られないタイプ。
B.体熱がうまく運ばれないタイプ。

Aタイプの冷え
活動エネルギーの元として使われるATP(アデノシン3リン酸)は細胞の中の
ミトコンドリアと呼ばれる小器官で作られています。
この時、自然発生的に熱が生じます。この熱エネルギーが体熱(体温)となります。
体熱の発生は、車のエンジンを動かすと、エンジンが熱を持って温かくなる現象と似ています。
エンジン内に噴霧されて使われるガソリンがATPに相当します。
そのため、細胞内でATPがたくさん作られて使われると、体熱もたくさん作られることになります。

ATPを作るためには、まずアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど酵素の活性化に必要な栄養素を
十分に摂取して、合成経路の代謝を良くする必要があります。
続いて、ATPをたくさん消費することです。
ATPの消費量が増えると、ATPを不足させないようにミトコンドリアの数が増えて、ATPをドンドン作り始めます。
それにあわせて体熱の生産量が増えます。

筋肉と肝臓
仕事量が多くATPを最も大量に消費しているのは筋肉です。
そのため体熱も筋肉で最も多く作られます。
筋肉に続くのは肝臓です。肝臓では合成、分解など多くの仕事をこなしており、
たくさんのATPを消費します。
体熱もそれに応じてたくさん作られています。

ちなみに、1個の筋肉細胞にはミトコンドリアが約100個存在しますが、
肝臓の細胞にはその50倍、約5000個ものミトコンドリアが存在しています。
筋肉を動かさなかったり、筋肉量が少なくなると、
筋肉の仕事量が減り体熱の生産が減り、体は冷えやすくなり、免疫力も低下して風邪を引きやすくなります。

Bタイプの冷え
体熱は温まった血液によって運ばれます。
そのため、血管(細動脈)が収縮したり、血液がドロドロになって血行が悪くなると当然、体は冷えやすくなります。
血管が収縮する原因は交感神経の緊張です。
交感神経の緊張から解放されるためには、体を温める。
体をほぐす。リラックスする。深呼吸をする。瞑想する。
自然に親しむ。シッカリと休養する。などいろいろな方法があります。
直接体を温める方法としては温浴、日光浴、赤外線浴、簡易カイロ、生姜湯などが有効です。
交感神経が緊張する原因に応じて、温性のかき肉エキスや鎮静する一等級三七人参などを用います。

栄養不足で交感神経が緊張する
お腹がすくとイライラしやすくなります。人によってはカンシャクを起こしやすくなります。
これは交感神経の緊張した状態です。
ビタミンやミネラルの少ない加工食品ばかり摂取していると
落ち着きがなくなったり、暴力的になったり、犯罪を犯しやすくなったりします。
ジャンクフード症候群と呼ばれる状態です。
ジャンクとはクズの意味で、クズのような食品がもたらす症候群ということになります。
これはまさに交感神経の緊張状態そのものです。
体も冷えやすくなります。


医薬によるストレス
化学合成された医薬品や食品添加物が体内に入り、体がそれを異物と感じると、
その化学物質を中和したり解毒、排泄するための機能が作動します。
その過程で多くのビタミンやミネラルが消耗され、その結果、体は冷えやすくなります。
薬害が指摘されたりしますが、合成薬の過剰な使用は体を冷やす原因にもなります。
・かき肉エキスは微量ミネラルの補助食品として役立ちます。

一等級三七人参
三七人参はよく肝臓に働き、交感神経の緊張抑制、
瘀血(血流)の改善、痛みの軽減、止血、免疫活性、抗酸化などの幅広い作用を持つ生薬です。