三七人参の研究
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三七人参の研究 その1

生体エネルギーの増幅システムを科学する
健康増進医学研究所®©

三七人参・金不換
三七人参は中国・雲南省・文山州を主要産地とする薬用人参で、
田七人参金不換などの呼称を持ち、強力な止血剤、優れた肝臓薬
万能の血病薬として知られてきました。

三七人参の主な生理学的作用は、
瘀血を改善して血液の流れを良くする。
交感神経の緊張を抑制して自律神経を整える。ということです。
三七人参は大きなものほどそうした作用を良く発揮しますが、その分値段が高くなります。

薬用人参の陰陽
三七人参と高麗人参は同じ仲間ですが、性質が少し異なります。
北の高麗人参陽の性質を持ち、南の三七人参陰の性質を持ちます。
陽の性質とは代謝を高めて元気にする働きです。
しかし、陽性体質の人では血圧が上がることもあります。

陰の性質は興奮や炎症を抑えて元気にしてくれます。
そうしたことから、三七人参はストレスが多く、頑張り過ぎて、交感神経が緊張気味の人に良く合います。
  ①あまり病気をしたことがない。
  ②比較的体力がある。
といった人が体調を乱した時に用いると、よく効果を感じることができます。

瘀血(おけつ)の痛みに効く
三七人参の効能書には「定痛」(ていつう)と記されていますが、痛みによく効きます。鎮痛剤ではありませんが、
血液の流れを良くして痛みを消します。
寒くなると神経痛やリウマチが痛むように、私たちの体は、血管が収縮したり、血液が粘ったりして血液の流れが悪くなると「痛み」を生じやすくなります。
検査をしても原因の分からない痛みや、病名が付けられない痛みの多くは「瘀血」が原因となっています。
そうした痛みは「瘀血」が解消されると楽になります。

右の肩こりと左の肩こり
肩こりの程度はいろいろですが、瘀血がひどくなると、刺すような痛み、動かせないような痛みになります。
また、右の肩こりは肝臓、左の肩こりは脾臓、ともいわれます。
実際、右の肩こりには肝臓が関係していることが多く、肝臓を元気にして血行を良くする一等級の三七人参が役立ちます。
左の肩こりは胃や膵臓が関係していることがあるようですが、胸の筋肉の疲労や胸痛の場合もあります。
これにも一等級三七人参が役立ちます。

カルシウム沈着による痛み
カルシウムの結晶が体に沈着すると痛みが出ます。
カルシウム沈着症としては「偽痛風」がよく知られています。
肩・膝・手足などの関節は、カルシウムが沈着しやすい部位です。激痛を生じます。
関節の痛み、アキレス腱の痛み、乳房のシコリや痛み、などでレントゲン検査をして、カルシウム沈着が発見されることがあります。
ストレスの多い人にカルシウム沈着症が多いようです。
メカニズムは分かりませんが、三七人参を大量に用いるとこうした痛みが良く解消されます。
長期の飲用では沈着していたカルシウムが消えたという報告もあります。

ヘバーデン結節
中年以降の女性に多く見られる症状で、手の指の第一関節に棘状の骨ができて変形し腫れて痛みます。
三七人参の大量飲用で痛みがおさまり、3~5年続けていると変形した指がきれいになったという報告もあります。

ストレス・更年期
カルシウムが沈着する原因はよく分かっていませんが、ストレスと関係しているかもしれません。
ストレスは交感神経を緊張させて、カルシウムイオンを細胞内に流入させます。
血液中のカルシウムが減ると骨を溶かして不足分が補われます。
その時、必要以上のカルシウムが溶け出すため、余分なカルシウムが結晶となって沈殿している可能性があります。
血液中のカルシウム濃度は一定だからです。
女性ホルモンの分泌が減少する更年期や、カルシウム不足とも関係があるかもしれません。