イシダならで輪 健康通心
令和2年 12月号

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発行 岩見圭祐 幸美
東洋メディックイシダ薬品 漢方鍼灸治療
大分県別府市光町8番15号
0977.224776

特集  年末年始 コロナ禍で
あなたの人生を今一度考える
一冊になれば幸いです。


『医者の死生観』
コロナ禍を生きるヒントがあります。

「死生観は人それぞれ」本書では20人の医師が真摯に死と向き合いその日までどう自分らしく生きるかの大切さをそれぞれが語っています。

臨床現場で日々、生死の境をさまよう患者を相手にしている医師たちが語る様々な死生観は、今後、超高齢、多死社会を生きていかざる得ない私たちへの大切な指針と励ましになるのでないかと思います。
梶葉子 はじめに より

・納得して人生を終えられたらいい
  萩野美恵子
  国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター 教授
・人生には必ず、幕引きがある
  林 寛之
  福井大学医学部附属病院 救急科・総合診療部 教授
・死は、誰もが乗り越え、ステップを踏んでいくもの
  石木愛子
  東北大学加齢医学研究所脳科学研究部門老年医学分野/東北大学病院 加齢・老年病科 助教
・いたずらに死を恐れず、今をいかに生きるか
  井上信明
  国立国際医療研究センター国際医療協力局人材開発部
・人は死に方を選べない。ジタバタせず自然に任せたほうがいい
  山王直子
  山王クリニック品川(東京都港区)院長

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今、人生に迷っている人にぜひ読んで欲しい!(10才~40才の方にも)

『学校に行きたくない君へ』
なんと!不登校で悩んでいる若者たちが体当たりで取材した20名の大先輩たち

挫折したら方向を変えればいいのよ!樹木希林

20名の方が語る生き方のヒント!>

今年やりのこしたこと
1.コロナに立ち向かう情報 免疫 栄養の大切さを伝えられたか(圭)

2. 今年もダイエット失敗 3㎏プラス 残念!(圭幸)

3. 旅行に出張に全く行けなかった。(圭幸)


令和3年の頑張りたいこと
1.資格を取る!それは秘密です。(圭)

2. 運動を始める。(圭幸)

3. 料理 健康レシピを考える(キノコ まいたけ料理etc)(幸)



★お知らせ<別府みんなにエール券取り扱店です。>
年末年始予定(12月30日まで 1月4日初売)

慢性炎症の実際
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マクロファージによって炎症が始まる
慢性炎症の実際

マクロファージは貪食細胞と呼はれます
体内の異物や老廃物を排除しています


(左図)DIO + lgG
(英語)DIO + CD8Ab

Lectin + BODIPY + Hoechst
東京大学大学院医学系研究科の真鍋一郎特任准教授、永井良三教授らの報告画像から

(上左図の矢印)高脂肪食を与えた肥満マウスの脂肪組織に出現したマクロファージ

マクロファージ内臓脂肪を攻撃することにより炎症が発生します
脂肪肝内臓肥満炎症が起きる理由です

ガン・生活習慣病
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慢性炎症は多くの病気に関わります
がん・生活習慣病

メタポリックシンドロームは慢性炎症の大元です。肥満、高血圧、高血糖、高脂血症が重なると死の四重奏です

脂肪だけでなく、老化細胞、老廃物、酸化物、 化学物質などの異物が増えると、マクロファー ジの攻撃により炎症が発生しやすくなります。

肥満・老化・酸化・糖化・代謝機能低下などに対応するためには食生活をはじめとした健康的な生活習慣が大切になります
・過食・肥満
・ストレス・酸化
・緊張・不安
・体力低下・老化
ストレス・不眠・痛み・冷え・不安などによる交感神経の緊張は酸化や糖化を促進し、食ぺ過ぎや飲み過ぎを助長します

只今、店頭にて一等級三七人参の試食品をご提供中です
有限会社東洋メディック
イシダ薬品鍼灸治療院
別府市光町8-15 0977-22-4776

老化と慢性炎症
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老化と慢性炎症


好中球・マクロファージ・リンパ球などの免疫系により、ウイルスや細菌が攻撃されると、その際に分泌される活性酸素一酸化窒素によって周辺の細胞が破壊され①赤くなる ②熱を持つ ③痛む ④腫れる、といった症状を伴う炎症が発生します。
しかしこうした症状が出ないままおだやかに細胞の破壊が続く炎症もあります。
そうした炎症は慢性炎症と呼ばれます。炎症の程度に合わせて血液中のCRP(シーアールピ—)値が上昇しますが、慢性炎症ではこの変化はごくわずかです。

好中球・マクロファージ・リンパ球などの免疫系細菌、ウイルスの他に古くなった細胞、変異した細胞、死滅した細胞、肥満した脂肪細胞、酸化したコレステロール、結晶化した尿酸、各種の老廃物や変性物、農薬や薬などの化学物質などの体内に存在する異物の除去に働きます。

免疫系が肥満した脂肪細胞を攻撃すると聞くと驚くかもしれませんが、脂肪肝によって炎症が起きることを考えると納得できます。
初期の脂肪肝では自覚症状はほとんどありませんが、弱いながらも炎症が持続するため、やがて肝硬変や肝臓がんに移行します。
脂肪細胞はTNFaなどの炎症性サイトカインを分泌して免疫細胞を呼び寄せます。 慢性炎症が起きるとインスリンの働きが阻害され、血糖値が上がりやすくなります。
メタボリックシンドロームヘの警告慢性炎症への警告ともいえます。

老化に伴い慢性炎症がんをはじめ多くの生活習慣病が発生しやすくなります。
こうした背景には細胞の老化があります。
老化した細胞からは炎症性サイトカイン、ケモカイン、増殖因子、タンパク分解酵素など様々な因子が分泌されSASPと呼ばれる現象を起こすことが知られています。

※SASPとは「老化に伴う分泌発現」といった意味の英語の略称です。

SASPと呼ばれる現象は生体内において、がん抑制、損傷治癒の促進などの有益な働きを持つ一方で、過剰な活動などにより慢性炎症やがんをはじめ、様々な加齢性疾患を発症させる可能性が出てきます。高齢者では酸化糖化を抑制するとともに、慢性炎症を抑えることが大切になります。

炎症の抑制には抗酸化物質が役立ちます。肝臓を強化して抗酸化物質の生産に努めるとともに、抗酸化作用のある成分やそれを含んだ食品を摂取することが大切です。抗酸化作用を持つ人参サポニンを含み、肝臓と自律神経に働く金不換王慢性炎症の抑制にお役立てください。


壮健生薬研究会

肥満と慢性炎症
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肥満と慢性炎症

東京大学大学院医学系研究科の真鍋一郎特任准教授、永井良三教授(循環器内科)らのグループの研究では、通常の食事を与えたマウスと高脂肪食を与えて肥満させたマウスの内臓脂肪組織を比較したところ、肥満マウスでは、組織病理学的にはまだ炎症が起こっていない段階で、脂肪細胞の間質にキラーT 細胞(CD8陽性T細胞)があらわれ、その後マクロファージが集まって、炎症が起こり、インスリン抵抗性が高まることが明らかになりました。 (nature research 2009.8.27 より)

真鍋特任准教授は、 「肥満によって脂肪細胞の代謝産物が変化する、あるいは脂肪細胞が大きくなると血流が低下して虚血になる脂肪細胞が死んで脂質が外部に出てしまう、などの理由で脂肪組織の機能が変わり、炎症が起こるのではないか」と話し ています。そして、がんにおける前がん状態のように、脂肪組織の変性や弱い炎症が 前駆状態となり長い期間を経てメタボリックシンドロームを発症すると推測しています。肥満では血中にTNFaのような炎症性サイトカインが確認されますが、これが肥満細胞から出ているのか、マクロファージから出ているのかはまだ不明のようです。
慢性炎症はがんをはじめとした多くの生活習慣病の温床となります。
慢性炎症の抑制に金不換王をお役立て下さい。


壮健生薬研究会

がんの正体がわかった!
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がんの正体がわかった!



がんは食物が原因の食生活習慣病である


●日本のがん死 (10万人当たりの死亡者数)は45年前には米国の半分であった。
●戦後、米国のWGIP(War Guilt Information Program)により、日本食を放棄させられその結果、現在、牛乳・乳製品は200倍、肉類は20倍も多く摂取するようになった。一方で、パン食が増え、米穀食は半分になった。
●米国式の食事を始めて20年~40年後、一挙にがん死が4倍に増加した。
●イオン交換膜製法による塩の普及により、それまで自然塩から得られていた微量

ミネラルが不足し生活習慣病が激増した。



西洋医学はおかしい、間違っている


●早期発見・早期手術でがんは助かる、といいながらがん死は増加し続けている。
●がんの発見·治療の前にがんの予知・予防を徹底する医学が先ではないか。
免疫対策が重要であるにもかかわらず、西洋医学では無視されている。
●医者のほとんどが栄養学を学んでいないため食事療法を無視している。
●西洋医学は「がんは予知・予防ができない」と考えている。
●「手術」「抗がん剤」「放射線」の三大療法はがんの免疫低下を無視した治療である。
●胃カメラ、CTなどの検査によって莫大な量の放射線被曝が生じている。


未解決の重要な課題--がんはなぜ生じるのか


●西洋医学は遺伝子が傷ついてがん細胞が生じると考えている。
●しかし遺伝子が変性してがんが生じるのではなく、遺伝子の環境の劣化(ATP産生量の減少)に対応し、ATPを増産するため遺伝子を変化(がん化)させているようだ。
●実際、核を除いた正常細部にがん細胞の核を入れる実験では、その細胞は正常細胞になる。変性した遺伝子が正常な遺伝子に戻るのである。
●ノーベル生理学・医学賞を受賞したドイツの生化学者オットー・ワールブルクは「酸素が不足することによって正常細胞ががん細胞に変化する」という仮説を立てた。
ミトコンドリアでは酸素を使ってATP(アデノシン3リン酸:エネルギーの元)を作り出しているが、酸素不足でATPの産生量が低下すると細胞はがん化するようだ。
●実験では、培養がん細胞にATPよりエネルギー価の高いサイクリックAMP(環状アデノシン1リン酸)を与えると正常細胞になっている。
●培養がん細胞に人参サポニンを加えると正常細胞になる、という実験報告もある。
交感神経の過緊張が続くと血液はドロドロになって疱血(おけつ)を生じ、細胞への酸素供給量を減少させ、免疫力も低下するため、細胞ががん化しやすくなる。
●ミトコンドリアでのATP産生が減少すると熱産生量も減少するため、低体温になり、体が冷えやすくなる。元気なミトコンドリアを増やすことが大切になる。
●アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの必須の栄養素を不足させないことも大切になる。