漢方専門 東洋堂薬局 石川県金沢市
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「あなたにも健やかな心・体・髪・膚を」のコンセプトに恥じない漢方薬を提供してまいります。

特徴

  「心・体・髪・膚」について  
     当店のコンセプトであります「あなたにも健やかな心・体・髪・膚を」とは、体の全身状態を表現したもので、たとえばアトピー性皮膚炎では、肺と脾と腎が深くかかわっており、単に表面に出ている症状を見るのではなく、全身の状態の変調を推察することによって、はじめてお薬が出せることになります。このような考えから、全身を見るという意味で「心・体・髪・膚」と定義づけしたものです。

  人は体に痛いところがあったり、あるいは心や体が痛んで苦しみを抱えた時、その痛さ、つらさを口に出して言わないではいられません。この痛さ、つらさを和らげる手掛りとして漢方薬を選ぶこともひとつの解決法と考えます。もし病が慢性的に経過した場合、比較的に治りが早い人と、その逆に治りが遅々として進まない人がいます。これは個々の体質や食生活といったことが大きくかかわっています。しかしそれにもまして、精神的な負担に負うところが大きいようです。

 そこで当店では、その人にもともと備わっている治癒力を引き出し、体質的に気血が低下している人には、それを補うことを優先し、体質的に気血が充実している人には、その有余を瀉すことを優先してまいります。このように相対的な平衡を調整しつつ、病気で閉塞しているところがあれば流れ通し、結集しているところがあれば解きほぐして、全身の病に対応してまいります。応病与薬が効を得て本来の健康なお体に戻られますことを願っております。

 
   
  心・体・髪・膚の「心」について  
   

 こころの悩みで最も多い問題は、精神的なストレスからくる不安感や不眠症ではないでしょうか。不眠症になる人が齢を重ねるにしたがって多くなるのはなぜでしょうか。若い人がよく眠れるのは、血気が充実していてきわめて旺盛であり、適度な筋肉や脂肪がつき、外部からの刺激を守る働きも規則正しく正常に機能していると思われるからです。したがって、昼間はさほど眠くなりませんし、夜間も体表の陽気が、体の内部に納まるために熟睡ができます。

 しかし齢を重ねてきますと、血気が衰退をはじめ、肌肉もしだいに落ちてきます。それに五臓の機能の不調が加わって、外からのストレスなどに対しても守る力が弱くなり、その結果、体を外部から守るべき衛気が体の中に入り調和を乱したためと考えられます。そのために、昼間は頭がスッキリとしなくなり、夜は床に入っても充分に眠ることができなくなります。ゆえに不眠症は五臓の機能を調えることが大切となります。

 
   
  心・体・髪・膚の「体」について  
   

 病気というものは、まず人には見えない体の内部に起きてやがて必ずだれにでも見られる体の外部に現れてくるものです。たとえば、肝臓の病になりますと、目や筋肉・爪といったところに症状が現れます。肝臓の悪い人によく見られます足のこむら返りもその一つといえます。このように五臓にはそれぞれ密接に関係する器官があり、不調な状態に陥りますと発現してまいります。

  また漢方には、「五味は五臓に入る」という考えがあり、五つの味覚(酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味)はそれぞれの親和性のある五臓に入ります。しかし、辛い物を過食しますと、筋がひきつったり、爪が割れたりしてきます。ゆえに、飲食物の五味の過剰な摂り方及び摂取不足は五臓の機能を失調させる結果となります。したがってバランスのとれた食生活がとても大切であります。

 
   
  心・体・髪・膚の「髪」について  
     発毛剤は、雨後の筍のように沢山出廻っており、あれこれと使われている方も多く、悩みのひとつではないでしょうか。

 漢方では、古くから髪についての見識があります。とりわけ髪は腎との関係が深く、古書には「腎の合は骨なり、その栄は髪なり」「腎は・・・・その華は髪にあり」と教えています。つまり、腎は精を蔵するところであり、精と血は源を同じくしています。腎の精が充実すれば、血も旺盛となり、毛髪は血によって滋養されます。これを「髪は血の余り」といいます。

  毛髪の発育・脱毛・つやの有無などは腎の精気の強弱に大きく関わっており、髪の発育には腎を補うことがとても大切であります。ただし、ストレスなどの影響で起る円形脱毛に関しましては、精神的な問題が起因となっている場合がありますので、この点の調和をはかる必要があります。

 
   
  心・体・髪・膚の「膚」について  
      漢方では「肺は皮毛をつかさどる」との教えがあります。皮毛とは、全身の皮膚の表面のことであり、皮膚や汗腺それにうぶ毛などであります。皮毛は、汗の分泌を調節したり、皮膚を潤す働きがあります。同時に外部からの感染を防ぐ機能をも有しています。

 皮膚病で最も多いアトピー性皮膚炎もこのような考えから肺の機能を調え、カルシウム代謝及びホルモン系に関与する腎の機能を高め体の状態によっては、肝と脾を調整する方法を用いて体質から改善をめざします。

 なお、体質から治すことを本治といい自覚症状の軽減をはかることを標治といいます。アトピー性皮膚炎に限らず皮膚病全般に言えることは、五臓の失調を調えることがとても大切であります。

 
   
  不妊症(周期療法)  
     不妊症の原因はきわめて複雑であり、男女どちらか一方が異常でも不妊が現れます。女性の不妊症の原因を中医学では、次のようにとらえています。

 七情という感情(怒る・喜ぶ・憂う・思う・悲しむ・恐れる・驚く)の過剰反応と飲食の不摂生及び寒さ・湿気を受けることにより陰陽(人体を構成する成分を陽気といい、血・体液・精を陰液と言う)の不調和、それに伴って気血(全身の気が十分に作用を発揮するには血の濡養が必要)の不足により臓腑の機能が不順を起こし、気血、体液の代謝障害が現われ結果的に気の滞り・血の滞りに至り、衛(気血の作用を調節する)・任(懐胎に対し重要な作用を持っている)のニ脈を損傷して不妊症になる原因のひとつとして考えられます。

  周期療法とは、卵胞期は精血の不足を補精益血を行い、排卵期には、陰盛転陽で温陽活血をして排卵を促進させます。黄体期には、陽気が成長し陰液が少ないために、温陽を主とし、陰液を少し補います。月経期には陽盛転陰になりますので活血理気薬で月経を調節します。

 

店舗見取図

漢方古文書(江戸時代)   江戸時代の漢方不妊(求嗣)治療書
1 漢方古文書(江戸時代)   2 江戸時代の漢方不妊(求嗣)治療書
 
待合室   生薬の標本
3 待合室   4 生薬の標本
 
生薬   漢方薬
5 生薬   6 漢方薬
店内見取図

【参考文献一覧】
「黄帝内經素問」 小曽戸丈夫+浜田善利共著
「八十一難経」 小曽戸丈夫+浜田善利共著
「腎の現代医学的研究」 主訳:森雄材/三澤法蔵/田中実、助訳:沢田正/立松昇一著
「実用中医内科学」 財団法人東洋医学国際研究財団
「中国医学の誕生」 加納善光著
 
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