暖かくホッとする日が増えてきましたが、それと同時に「花粉」の季節も到来です。
先日の雨の翌日、出勤しようと自転車を見ると、黄色い輪の跡がびっしりで驚きました。
という事で、本日は花粉症の漢方薬について少しご紹介したいと思います。
40代男性 十数年前より花粉症にお悩みでした。
経過 : 発症時 鼻水・目のかゆみ・くしゃみ など症状は軽度
衛益顆粒
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目のかゆみ、鼻水などは少し改善だが花粉の量が増えると症状が抑えきれない様子。
衛益顆粒+小青竜湯
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症状は改善しているようだが、実感が薄い。
相変わらず常に鼻水が流れる。鼻づまりは無し。
小青竜湯+五苓散
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この処方の前、鼻水はサラサラとした水様で、常に流れ出るため鼻の周りが赤くただれている状態だったが、この日は朝 漢方薬を飲んで出勤し、お昼に飲み忘れたのに気付かないほど快適に過ごせたそうです。
この様に漢方薬はその方に合わせて、少しづつ処方内容を変えることが出来ます。
そして、風邪や花粉症などの急性の症状には早く効果が出る処方を、慢性の症状には原因からじっくり改善する処方などを臨機応変に組み合せることが出来ます。
同じ「小青竜湯+五苓散」の組み合わせでも、お飲みになる方の症状によって割合を変えて使用したりします。