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健康トピックス

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漢方では、気が血を引っ張ると考えるので、
気が滞れば、血も滞ります。
この状態を、”気滞血お”と言います。
今日は、この”気滞血お”について説明いたします。

気が滞る原因は、肝が気を巡らせられなくなった為で、
肝は『怒り』『我慢』によって、働きが悪くなります。
この状態を”肝鬱気滞”と言います。

この時の肩こりの痛みは、張痛(張ったような痛み)になります。
これが長引いてくると”血お”の痛みに変わり、刺痛(刺すような痛み)となります。
また、”血お”の痛みは頑固で、改善するのに時間がかかります。

”お血”をとる漢方薬は、桃仁、紅花が有名です。
”気滞血お”の場合、疏肝理気+お血をとる漢方薬を使います。
代表的な処方に、血腑逐お丸、冠元顆粒等があります。

今回は、気滞について説明致します。
気滞は、漢方では「肝・心・脾・肺・腎」の内、肝臓が気を巡らすと考えます。
漢方では、”肝臓”と言わず、”肝”と言います。

気滞の漢方薬は、疏肝理気薬を使います。
”疏肝”は、肝の働きを良くするという意味で、
”理気”は、気を巡らすという意味です。

柴胡で疏肝すると同時に、肝血を補う芍薬を使います。
また、理気薬として薄荷、香附子、木香などを使います。

代表的な処方に柴胡疏肝湯があります。
柴胡、芍薬、枳実、甘草、香附子、川キュウ(草かんむりに弓)、青皮の組み合わせで構成されています。

今回は、いわゆる自律神経の乱れについてお話いたします。

自律神経の乱れは、漢方では”肝の失調”と考えます。
肝は、五志では『怒り』です。

『怒り』は、ふつうは極端に怒った場合もありますが、
何かを我慢するのも『怒り』だと、私は考えます。
『怒り』を我慢している状態だと考えると、
分かり易いかも知れません。

この『怒り』により、”肝の失調”となり”気の失調”となります。
症状としては、肩こり、首筋の凝り等があります。

”肝の失調”により、気が滞り(気滞)、肝の経絡に沿って張った様な痛みが現れるのです。
揉んだり、ストレスが軽減することで、この症状は改善しますが、これが長引くとなかなか治りません。

次回は、気滞とお血とその処方について説明致します。

気を巡らせるのは、漢方では肝臓の“肝”と考えられています。

ストレス(怒り)、イライラ等により肝の失調がおき、
気の失調となります。
そうすると、上はのぼせて、足は冷えるといった症状が現れます。

また、更年期では 必ず肝の失調を伴いますが、
これは、女性のホルモンバランスで肝の失調がおき、
これにより、気の失調がおこります。

この場合、カーッとのぼせたかと思うと、スーッと冷え、
“カースー病”と言われる時期もありました。

漢方では、いずれも肝の失調なので、疏肝理気薬を使います。
のぼせが強ければ、上の熱をとり、
足の冷えがあれば、少し冷えをとる漢方薬を加えるようにして、
その人に合わせないと効きません。