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Q いつも牛黄を飲むと調子が良いのですが、先日東京で友人からもらった牛黄を飲むと少し気分が悪くなりました。牛黄が合わないことがあるのでょうか。
(67歳、女性)


A 牛黄は、牛の胆石を乾燥させたもので、昔から使われている動物生薬です。牛1000~3000頭に1頭にしかできないといわれる希少なもの。1~4㎝程度の球や三角錐(すい)、さいころのような形もあり、黄褐色をしています。

 鎮静作用、強心作用、利胆作用、造血作用、滋養強壮作用などがあり、漢方では、心臓病(狭心症、不整脈など)や肝臓病(肝炎、肝硬変など)の改善を目的に使われるほか、体力増強や疲労回復を目的としても重宝されます。

 古典には「久しく服すれば身を軽くし、天年を増し、人をして忘れざらしめる(長く飲めば、寿命をのばし、物忘れをしなくする)」と記されています。効果を知る漢方家が、高齢になると体調を維持するために持薬として飲むことが多いのも牛黄です。

 品質の良い牛黄は粉末にすると黄色みがかったきれいな黄土色をしています。多少品質が落ちても粉末にしてしまえば違いは分かりませんが、さらに品質が悪くなると色が汚くなり、黒みを帯びてきます。このような品質の悪い牛黄を飲んだときに気分が悪くなることがあるようです。

 ですから、ご質問の方は、牛黄が合わなかったのではなく、飲んだ牛黄の品質が良くなかったということでしょう。

 牛黄は一般に高価なため、ウコンやキハダなど黄色い生薬を粉末にして混ぜるなど、昔から混ぜ物で量を増やしたものが横行していたようです。

 最近ではこのようなことは少ないようですが、それでも牛黄の品質を保つのはなかなか難しいのは確か。どんなものでも〝高品質〟をうたうご時世、牛黄に詳しくなければ良品を見分けるのは難しいものです。

 牛黄を含めて、漢方薬の品質は効果に大きく影響することがあります。長い期間飲んで効かなかったという漢方薬を持って来られた人に、同じ内容の薬の品質を良くしただけで効き出したこともあります。

 30年ほど前には生薬の品質にこだわる専門家が少なくなかったのですが、最近は日本薬局方という厚生労働省の決めた規格に合格すればよしとする傾向が見られます。

 国の規格に合えば品質が良いと思う人が多いようですが、品質を重んじれば、日本薬局方の規格は最低限の品質を保証する意味でしかないのです。

 牛黄は市販の医薬品にも使われ、心臟の薬、子どもの薬、栄養ドリンク剤、中国製の薬などにも配合され重宝されています。

 ただし、牛黄をそのまま粉末にしたものを利用すると、その効果をさらに効率的に引き出すことができると長年の経験から実感しています。


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