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【水虫】

漢方相談 薬彩たはら (兵庫県明石市)

あじさいが雨に映え、水のもたらす豊かさを感じる季節である一方、物憂げなうっとうしい時期でもあります。この時期から夏にかけて急増する水虫は、白癬菌という真菌が、皮膚の一番外側にある角質層に入り込みタンパク質のひとつであるケラチンを栄養源として繁殖することで起こる皮膚の病気(感染症)です。

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ケラチンが多く存在する場所、つまり皮膚の表面を覆う角質層(垢となって落ちる場所)であれば何処でも感染します。感染した部位により、名前も変化します。足は水虫、股部はいんきんたむし、体部はぜにたむし、頭部はしらくもとも言います。

水虫に感染した人から剥がれ落ちた角質(垢)は、足ふきマット、床、畳、じゅうたんなどを経て感染していない人の素足などに付着し、靴を長時間履くなど高温多湿の状況によって、皮膚の内部へ侵入して感染します。

今年こそは水虫を根治しようと思っている人は、水虫に効く抗真菌薬のはいった外用剤を患部とその周辺に少なくとも1~2ヶ月は塗り続けましょう。皮膚は細胞が重なり合ってできており、内側から外側へと細胞が押し上げられ1か月以上かけて角化(ターンオーバ)を繰り返し、約6週間で垢となって剥がれ落ちます。菌がいる古い角質層が新しい細胞に押し出され垢となって落ちていき、菌のいないすっかり新しい細胞に置き換わるまでの期間(1~2ヶ月)は外用薬を塗り続ける必要があります。見た目で治ったからと言って自己判断せずに、中途半端に薬を塗ることをやめないで根気よく続けることが根治に繋がります。一に根気。二に根気。いやな水虫からおさらばしましょう。

【日常生活において水虫にならないように心がけること】
〇清潔を心がける。(毎日入浴して、足を石鹸でよく洗う。洗った後は、水分をしっかりふき取り、しっかり乾燥させる。)
〇バスマット、タオル、スリッパなどを共用しない。
〇通気性のよい靴下、靴を履く。靴を履く時間をできるだけ短くする。


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