• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

[ カテゴリー » Topics ]

【水虫】

漢方相談 薬彩たはら (兵庫県明石市)

あじさいが雨に映え、水のもたらす豊かさを感じる季節である一方、物憂げなうっとうしい時期でもあります。この時期から夏にかけて急増する水虫は、白癬菌という真菌が、皮膚の一番外側にある角質層に入り込みタンパク質のひとつであるケラチンを栄養源として繁殖することで起こる皮膚の病気(感染症)です。

KY24_05



ケラチンが多く存在する場所、つまり皮膚の表面を覆う角質層(垢となって落ちる場所)であれば何処でも感染します。感染した部位により、名前も変化します。足は水虫、股部はいんきんたむし、体部はぜにたむし、頭部はしらくもとも言います。

水虫に感染した人から剥がれ落ちた角質(垢)は、足ふきマット、床、畳、じゅうたんなどを経て感染していない人の素足などに付着し、靴を長時間履くなど高温多湿の状況によって、皮膚の内部へ侵入して感染します。

今年こそは水虫を根治しようと思っている人は、水虫に効く抗真菌薬のはいった外用剤を患部とその周辺に少なくとも1~2ヶ月は塗り続けましょう。皮膚は細胞が重なり合ってできており、内側から外側へと細胞が押し上げられ1か月以上かけて角化(ターンオーバ)を繰り返し、約6週間で垢となって剥がれ落ちます。菌がいる古い角質層が新しい細胞に押し出され垢となって落ちていき、菌のいないすっかり新しい細胞に置き換わるまでの期間(1~2ヶ月)は外用薬を塗り続ける必要があります。見た目で治ったからと言って自己判断せずに、中途半端に薬を塗ることをやめないで根気よく続けることが根治に繋がります。一に根気。二に根気。いやな水虫からおさらばしましょう。

【日常生活において水虫にならないように心がけること】
〇清潔を心がける。(毎日入浴して、足を石鹸でよく洗う。洗った後は、水分をしっかりふき取り、しっかり乾燥させる。)
〇バスマット、タオル、スリッパなどを共用しない。
〇通気性のよい靴下、靴を履く。靴を履く時間をできるだけ短くする。

【Q 数年前から不整脈があります。脈が結滞することが多く、時に動悸(どうき)がして不安です。心房細動といわれていますが、病院で薬は出ていません。漢方が効くでしょうか。     (72歳、男性)】

多くの漢方薬が使い分けられます

A 心臓は1日に約10万回も電気的な刺激によって収縮と拡張を繰り返しています。病気、加齢、ストレスなど、何らかが影響して電気刺激が変調して不整脈が起きます。

 心房細動は高齢者に多く、心臓の上部の心房が不規則に震え、心臓がきちんと収縮できなくなり不整脈が起こります。

 西洋医学では薬物治療と心臓カテーテルによるアブレーション治療があります。アブレーション治療はカテーテルを使って心臓内の不整脈の原因となる異常な部分を焼いて治療するものです。

 脈の結滞がひどくなるとペースメーカーが必要となることがあります。

 しかし、抗不整脈薬は副作用の心配があるせいか、寿元堂薬局に相談に来られた人で薬を飲んでいたのは1人だけでした。アブレーション治療は、高度な専門性を要するので、慎重に行われなければなりません。

 最近のペースメーカーは機能もよく、装着しても日常生活の不便はあまりないようですが、携帯電話などの電磁波の影響には注意が必要です。

 漢方はどうでしょうか。漢方薬を適切に使えば副作用の心配はほとんどないので、動悸や不整脈で悩んでいる人は試してよいと思います。

 当店の過去の経験では、不整脈の治療にペースメーカーが多く使われていたころには、漢方の効果でペースメーカーの適応から改善した人が何人もいました。私の祖母も90歳の頃に心房細動と診断され、不整脈と胸痛を訴えることがしばしばありましたが、漢方薬を数年続けて飲むだけで治ってしまいました。

 今でも、不整脈や動悸には漢方で対応しやすいケースが多くあると思っています。

 不整脈の改善によく使われる牛黄(ごおう)という漢方薬があります。

 牛黄は、牛の胆石を乾燥させたもので、多くの病気に応用されますが、心臓の薬としても定評があります。六神丸や救心など心臓病に利用される製剤の主剤にもなっていますが、牛黄は良質の粉末を飲むのが最も効果的かつ効率的です。

 そのほか、多くの漢方薬が使い分けられますが、一般に入手しやすい漢方薬を簡単に紹介します。

柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)=体力があり、不安を感じ、便秘がある人に。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)=前方が適するような状態で便秘がなく虚弱な人に。

桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)=不安や神経過敏がある虚弱な人に。

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)=動悸が強く、疲れやすい人に。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)=めまいや立ちくらみがある人に。

漢方薬を試してみたいと相談に来られる人の多くは、既に西洋薬を利用しています。また、漢方薬と西洋薬を併用してはいけないと思われている人も多いようです。

 基本的には、漢方薬と西洋薬は併用できます。どちらかで治ればいいのですが、なかなかうまくいかない場合もあります。それぞれ効き方に長所と短所があるので、互いの長所を生かし、短所を補うために併用した方が良い結果が得られることが少なくありません。

 漢方薬は、症状を一時的に抑える力は弱いのですが、症状を治めてしまうことを目的とします。そして、西洋薬の〝症状を一時的に抑える力〟で、漢方薬の短所を補えることがあるのです。漢方薬を始めるとき、それまで使用していた西洋薬を急に止めてしまうと、西洋薬の〝抑え〟がなくなるため状態が悪くなることがあります。西洋薬で症状が少しでも落ち着いているのなら、そのまま続けた方がよいでしょう。

 例えば、花粉症であれば鼻水や目のかゆみを、また、アトピー性皮膚炎のような皮膚の症状であればかゆみなどを、西洋薬で一時的に抑えながら、漢方薬で根本から体を改善していけばいいのです。少しずつ西洋薬の出番が減り、漢方薬のみになり、最終的には薬がなくても調子が良い状態が保てることを目的とします。

 中には、併用するときに注意すべきこともあるので、専門家に相談したがよいでしょう。

A 関節リウマチは免疫の異常によって起こる病気です。最初は手の指など小さな関節が左右対称に腫れて痛むことから始まることが多く、次第に大きな関節にも波及していきます。朝起きたときに指がこわばって曲げにくくなる症状が特徴です。

 病気が進むと関節が変形して動かしにくくなります。

 30~50歳代の女性に多く発症し、進行の度合いには個人差があります。

 関節リウマチは、症状があちこちの関節を経歴することから、古代の中国医学では歴節風(れきせつふう)、痛みの激しいものを白虎(びゃっこ)にかまれるように痛むということで白虎風といいます。また、元の時代からは痛風とも通称されています。ただし、西洋医学の病名の痛風の定義とは異なります。

 関節リウマチは昔から治りにくい病気ですが、漢方が効果的なケースも多くあります。

 薬彩たはらの経験では、初期または軽症の場合は症状が消えてしまうこともありますが、こじらせた後で相談に来られる方が多いのが残念です。

 それでも西洋医学に漢方を併用すれば症状が改善することが多くあるので、一度は漢方を試すとよいと思います。

 では、どんな漢方薬が効くのでしょうか。
 「○○という病気に効く漢方薬は?」「××という症状にはどんな漢方薬を?」という質問は平素から少なくありません。しかし、漢方薬は病名や症状だけで選ぶものではありません。同じ病名を持つ人や同じ症状のある人でも、人によって状態は異なります。

 病名や症状だけで漢方薬を選ぶのは、例えば、「男性に似合うスーツ」や「〇歳の女性に適したバッグ」という条件だけで選ぶことと同じで、適切な選択はできません。

 関節リウマチという病気のある、あなた自身の体質や症状を細かく捉えて、多くの漢方薬の中から最も効果がありそうなものを選ぶことが大切です。

 ちなみに、古典には多くの漢方処方が載っています。

 それらを参考にして、実際に使う漢方薬を選ぶと効果が出やすいのです。

 一般的に入手しやすい漢方薬だけでも、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、桂枝芍薬知母湯(けいししゃくやくちもとう)、五積散(ごしゃくさん)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)、大防風湯(だいぼうふうとう)、独活寄生湯(どっかつきせいとう)、薏苡仁湯(よくいにんとう)などがあります。

 できれば専門家に直接詳しくご相談ください。

 子どもの頃、よく引っ張りっこをして遊んだオオバコ。春から秋にかけて花茎を伸ばし、長い花穂に白い小花を下から順に咲かせて実をつけます。葉が広くて大きいため、大葉子と呼ばれるようになったそうです。

 オオバコの種子は水に接すると、外表皮に含まれる成分によって粘液を生じます。その粘液によって、馬車や牛車、人の足に付着して繁殖するため人が通る場所に生えています。馬車や牛車が通る道端に多いことから、「車前草(しゃぜんそう)」とも呼ばれています。「足跡を残す」という花言葉は、この繁殖の仕方に由来があるのでしょう。

 オオバコの種子は「車前子(しゃぜんし)」といって、漢方薬の原料である生薬(しょうやく)として用いられています。消炎、利尿、去痰(きょたん)、鎮咳(ちんがい)などの作用があるとされており、いろいろな漢方薬に含まれます。

 一般的な漢方薬では、疲れやすく、冷え、腰痛がある人に適することが多い牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)という薬に含まれています。

 また、比較的体力があり、尿量が少なめで濃く、膀胱(ぼうこう)炎を繰り返すような人に適することが多い竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)にも含まれています。

 生薬には、私たちの身近なものもあります。しかし、漢方薬は複数の生薬を組み合わせた複雑なものです。専門家に相談しながら上手に服用しましょう。


Copyright© 漢方相談 薬彩たはら. All Rights Reserved.