オオバコ科の多年草、花期の全草を薬草として使います。
漢名-------車前草(全草)、車前子(種子)です。
・車前子の作用は利水通淋、止瀉、明目、去痰止咳と多岐にわたっています。車前子が組み込まれている処方も多くその中で耳に馴染みがあり、使用頻度の高いのは、牛車腎気丸、竜胆瀉肝湯、五林散などがあります。
・車前草は乾燥した全草を指します。車前子と基本的に用い方は同じですが、利尿作用は車前子より弱い様で主に鎮咳去痰に古くから使われています。
民間薬として-------車前草を慢性気管支炎、セキ、タンを鎮めるために煎じて服用する方法が一般的です。
道路の舗装が為されていない時代、登下校時に友人と茎と茎をからませ草相撲に興じた記憶のある世代の方には親しみ深い薬草です。
-高山植物たち-
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