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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

私の母は今年、くも膜下出血を起こし、そして、脳梗塞となり、左半身麻痺となりました。
脳内にたまった水を除去するための管が詰まってしまい、水を除去できなくなり、増える一方でした。

このままでは水頭症を引き起こしかねないので、主治医に言って、五苓散を服用させました。

最初の1ヶ月は減らないどころか、少し増えている状態でしたが、さらに服用させること1ヶ月
するとほとんど水が残ってない状態にまで持って行けました。

西洋医学では手術しか水を除去する方法がないと言われましたが、五苓散で除去できたことで改めて漢方薬の凄さを知りました。

現在も回復期リハビリ病院にてリハビリ中ですが、それと併用して脳梗塞の後遺症に良いといわれる補陽還五湯を服用させています。
本人の頑張りと漢方薬のおかげで、左手は機能というところまではいかないまでも、添える程度まで回復し、杖での歩行が可能になりました。
母はその病院では優等生らしく、お偉い先生を招いての指導のモデル?もやらされたみたいです。
そのお偉い先生が少し触っただけで、ほとんど動かなかった左手が頭にまで持って行けるようになったんだから、あの先生は凄いですわ。
あの先生がつきっきりでリハビリしてくれたら、かなり良くなるでしょうね。


さて、脳梗塞の後遺症に補陽還五湯という話がでましたが、補陽還五湯は、全身の気の総量を10(右半身:5、左半身:5)としたとき、脳梗塞などで半身不随になり片側がゼロになり、動かなくなってしまった状態を5にまで戻してくれます(還五:5を還す)。
脳梗塞になると血流が悪くなり、その先に栄養が行かなくなりますが、補陽還五湯の主薬である黄耆を大量に用い、気を補い、そのパワーでもって血の流れを良くし、少量の桃仁、紅花、当帰、川芎の活血薬、経絡の通りを良くする地竜が加わることで、滞った血流を通し、栄養を行き渡らせることができるようになると回復していきます。

補陽還五湯は黄耆を大量に用いることから、気力体力ともに酷く落ちている人向きかと思われます。

補陽還五湯の他に続命湯も後遺症に使われることで有名ですが、続命湯はどちらかというと気力体力ともにそれほど落ちてない人向きではないかと思われます。


脳梗塞になると本人も大変ですが、家族の方も大変です。
ならないようにするのが一番です。

予防に、治療に、ぜひ当薬局をご利用ください。