今年は愛媛で国体があります。
薬を扱うものとしては、ドーピングになるような薬の販売しないよう、気をつけなければいけません。
知らずにうっかり販売しちゃった、てへへ、なんて笑い事では済まされないですからね。
ドーピングで引っかかる漢方薬は、麻黄が配合された薬くらいかなと思ってましたが、今年からはヒゲナミン(イボツツラフジというハーブの一種からとれる物質)が禁止になり、市販薬だけで約700品目にも及ぶそうです。
このヒゲナミンは、イボツツラフジからだけでなく、附子、丁子、細辛、南天実、呉茱萸といった生薬にも含まれています。
また、漢方薬を構成する生薬は、採取する産地や季節によって含有成分が変わることがあり、含有成分に対する確固たる保証ができません。
従って、保証できない成分を含む商品に関しては、すべて服用を控えるのが賢明と言えます。
過去の国体で一度もドーピングでひっかかってないそうなので、愛媛で初の違反者を出して、歴史に名を残すわけにはいかないので、我々、薬を販売する側としてもかなりのプレッシャーがかかるのではないかと思われます。
がしかし、当薬局ではほぼ漢方薬で、疲れに効くドリンクも禁止物質であるプラセンタが配合されているので、国体選手への販売はないんじゃないかな?
そう思うと私は気が楽です。
日本では、うっかりドーピングが違反の大半を占めているみたいなので、売る側も買う側も必ず確認するようにしましょう。