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アレルギー疾患が日本で急増しており、最近の調査では200万人を越えたと報告されている。特に20才以下の若年層においては、その80%近くが何らかのアレルギー疾患にかかっていると言われている。
原因として、排ガスなどの有害物質や家屋構造の変化によるダニ、カビなどの増加といった生活環境や食生活の変化などが指摘されている。アレルギーは、発症のメカニズムによってT型からW型(X型まであるという説もある)に分類されているが、今日、大きな問題となっているアトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、じんま疹などの疾患はT型に分類されており、アレルギーといえば狭義にはこれらのT型アレルギー疾患を意味している。抗アレルギー医薬品の開発を志向して、和漢生薬などの天然薬物や薬用食品の有効成分を探る試みが盛んに行われてきた。
例えば、黄ゴンのフラボン成分baicaleinをリード化合物としてamlexanox,ケラ実(アミン実)のクロモン成分khellinからdisodium cromoglycate(DSCG),南天葉のフェノール性配糖体nandinosideからtranilastといった抗アレルギー剤が、これまでに開発されている。
また抗アレルギー活性を示す生薬として、そよう(蘇葉)、おうごん(黄ゴン)、しんい(辛夷)、きじつ(枳実)、ちんぴ(陳皮)、たいそう(大棗)、けいひ(桂皮)などがあり、また皮膚疾患用薬としてじふし(地膚子)、しこん(紫根)、がいよう(艾葉)、などが知られており、生薬製剤や健康食品などの原料として利用されている。
このほか、テンチャ(甜茶)や シジュウム(グァバ葉を参照)、イブニングプリムローズ(月見草)、ルイボスなども抗アレルギー効果が報告され、健康食品素材として用いられている。
しかし、アレルギーの予防や治療に関連した特定保健用食品は、これまでのところ認可されていない。 |

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