漢方を知る

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四季の色「草木染」

媒染液の作り方

~媒染液の作り方を紹介~

アルミの媒染液

食品添加物として市販されているミョウバンが手に入りやすいものです。
白くて軽い粒状の薬品です。
ミョウバンの粉
焼きミョウバンとも呼ばれていますが、結晶ミョウバンから水分を抜いたものです。
我々は酢酸アルミの粉を溶かして使ったりしています。
ミョウバンと酢酸アルミ
冷たい水には溶けにくいので、ぬるま湯に溶かしてください。
出来るだけ薄く1リッターに1~5gで十分です。
(前の原稿は多めに書いています)

鉄の媒染液

私は、酢酸鉄や硫酸第一鉄等の薬品を水に溶かして使いますが 一般的には手に入りませんので、これまで紹介しているように錆びた鉄釘と家庭用の食酢で作ります。

酢酸鉄と硫酸第一鉄

錆びた鉄釘の酸化鉄が食酢と温度によって酢酸鉄に変わります。

  1. 錆びた鉄釘と食酢それにホーローかステンレスの容器を準備します。
    準備物
  2. 容器に錆びた鉄釘を入れひたひたになるまで食酢を入れます。
    食酢を入れる
  3. 火にかけ70℃~80℃まで熱します。
    火にかけ熱する
  4. 温度が下がるまで待ちビンに移します。
    ビンに移す
  5. 2~3日放置するとビンの中に真っ黒な液ができます。
    それが酢酸鉄の水溶液です。
    酢酸鉄の液
    とても濃度が濃いので100倍から1000倍に薄めて使います。

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