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植物には根や空気中で虫に対する忌避効果や、虫を集めるための手段として香りを放ちます。また、香りは植物間のコミュニケーションの手段でもあります。
例えば、アブラムシの付いたミントは、1分間に100メートルくらい香りを拡散し、体内でアブラムシが嫌いなホルモンを生成します。周りの植物たちはそれを即座に感じ取り、アブラムシの嫌いなホルモンを生成し、虫を寄せ付けないホルモンを分泌します。
人間の目には見えないところで植物は植物どうしで協力しあい外敵から身を守ろうとしているのですね。
さて、いきなりですが、みなさんはイタリア料理などで、なぜ昔からトマト料理にバジルが一緒に使われるかご存じですか。見た目が美しいからでしょうか、それとも風味が良いからでしょうか…。共に正解でしょうが、実は自然界においてトマトとバジルは共生の関係にあるのです。つまり、お互いに成長を助け合うのです。
実際にトマトとバジルを一緒に栽培すると、トマトの収穫量は1.5倍に、さらに甘みも2度から3度増します。一方、バジルの成長も良くなります。本当に不思議ですね。そして、そのことを分かって昔からトマト料理にバジルを用いていた先人たちには本当に頭が下がります。
この他にも、自然界には共生の関係にある植物たちが数多く存在します。例えば、バラとニラです。香寺ハーブ・ガーデンでは、10年間花が咲かなかったバラの横に色々な植物を植え、試みた結果、ニラを植えるとそれ以来毎年花を咲かせるようになりました。また、ニンニクを植えると香りが良くなりました。ローズマリーとセージもそうです。互いに成長を促進してくれます。
| 今後の研究 |
香寺ハーブ・ガーデンでは、現在こうした植物の共生を利用したハーブや野菜の栽培を行っています。近い将来、科学的にそれらが解明されると、本当に農薬を使わない農業が実現できるようになります。1日も早くその日がくることを願いつつさらなる研究を進めていこうと思います。 |
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