![]() 気(き)は目にはみえませんが、私たちの体を動かし体温を一定に保つ等の大切な働きを担当しています。例えば、血液を全身に循環させ内臓の働きを調節しているのも気。また、風邪や病気などから体を守ってくれているのも気です。 ![]() 体に栄養と潤いを与えるのが血(けつ)です。 ![]() 津液(しんえき)は血液以外の体液をさします。 ![]() 肝(かん)は血液を貯蔵し、気や血の流れをコントロールしています。 ![]() 心(しん)は血を押し出し全身に巡らせるポンプの働きと、意識や精神、思考をコントロールさせることが大きな二つの働きです。 心のポンプとしての働きが低下すると血の不足が起こり、動悸や眩暈・立ちくらみなどが起こり易くなります。また、心は精神の安定を保ってくれている為に、心が弱ると不安感や不眠・物忘れが多くなるといったことが起こり易くなります。 ![]() 脾(ひ)は食事の消化吸収と感情面の「思い」を司る臓器です。 脾は食事を消化吸収し必要な栄養分を全身に運び不必要な物を体外に排出させる働きを担当しています。その為、脾が弱ると食欲が湧かない・下痢をしやすい等のほかにも浮腫みや疲れやすい等の全身の症状も起こり易くなります。また、感情面では思いを担当している為、脾が弱ると「クヨクヨ思い悩むことが多い」「考えがなかなかまとまらない」といったことも起こり易くなります。 ![]() 肺(はい)は酸素や二酸化炭素の運搬という呼吸機能のほかにも、外的から身を守る防御 機能また、感情面では悲しみを司っています。 肺の防御機能が低下すると風邪を引きやすく長引きやすい。 また、喘息なども漢方では肺と深く関連しています。 感情面の悲しみと深く関係している為に、肺が弱ると涙もろくなったり、愚痴が増えたり、 気分がスッキリしないといったことも起こり易くなります。 ![]() 腎(じん)は生命力の源、精(せい)の貯蔵庫です。 身体の温度を調節するエアコンのような働きも腎の担当です。 腎が元気だと健康的でイキイキ若々しくいられます。 腎の精が不足すると足腰や身体の温度調節・排尿・生殖に異常が起こり易くなります。 具体的には、膝や腰の重ダルサや痛み・排尿回数が多かったり逆に少なくなったり・夜間に排尿に目を覚ます・体の冷えやホテリ・不妊症・精力減退・インポテンス等が起こり易くなります。 ![]() 漢方では人の感情、怒り・喜び・思い・悲しみ・恐れを肝・心・脾・肺・腎の五臓が担当していると考えています。 ![]() 「皮膚は内臓の鏡」という言葉があるように健康な皮膚は、 「気」「血」「津液」や五臓六腑が調和しながら作り出していると漢方では考えます。 皮膚表面に痒みや湿疹が起きるため皮膚に異常が在ると考えがちですが、皮膚表面ではなく気・血・津液や五臓六腑の不調和等の体の内側に原因があると考えます。 その為、皮膚表面のケアーも大切ですがそれ以上に体の内側のバランスを良くすることが大切だと考えています。
丁度お部屋のガラスを磨くときに外からだけいくら磨いても綺麗にならず、中からも磨くことによって初めてガラスが綺麗になるのと同じですよね。 ![]() 大谷薬局にご相談に来られる大半の方が病院で不妊治療を受けられ、排卵誘発剤等を飲み続けているのにいい結果がでない。また、人工授精や体外受精を何回繰り返しても良い結果に結びつかないと悩んでおられます。
漢方では五臓六腑の働きがよく、「気」「血」「津液」がみなぎりその余った分が始めて子供に行くと考えています。 ![]()
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